マチュー・ファンデルポールはAlpecin-Deceuninckとの契約を2028年末まで延長し、ドイツの自転車メーカー、Canyonとも10年以上の契約を結ぶことになった。
マチュー・ファンデルプールはCanyonの本社を訪れ、キャリアについて振り返っている。その中で、マチューは、最高の年はこれからだと答えている。
キャリアハイはこれから
キャリアの中で最高の瞬間を振り返ってみてどうだった?
すでにバイクで達成した最高の勝利とは?という質問がよく返ってくる。レースにはそれぞれ違った意味がある。いくつかのレースは他のレースよりも大きいんだ。
5年前のアムステルゴールドレースでのオランダチャンピオンとしての勝利は?
あの時、オランダチャンピオンのジャージを着て、オランダで唯一のビッグレースで勝てたことは間違いなく特別なことだ。
あの勝利は、ロードサイクリストとしての私の躍進の前触れでもあった。もう5年も前のことだ。時が経つのは早いものだ……。
特に、18歳や19歳のデビュー戦の選手がすぐに優勝しているのを見るとね。自分は10歳年をとったが、まだこれからが私のベストシーズンだと信じている。
同世代最高のライダーの一人として、常に、どこでも多くのことが期待されている。そのような期待にどのように対処しているの?
プレッシャーや大きな期待にはもう慣れたよ。若い頃は、それでも緊張することがあった。でも今は、自分以上にプレッシャーをかけられる人はいない。
パフォーマンスをして勝ちたい。それが僕を前進させてくれるんだ。
数年前からロードで活躍を始めたけれど、シクロクロスでは大成した。今年の初めに6回目のプロ世界タイトルを獲得した。
7つのレインボージャージを獲得した、エリック・デ・ブレミンク(Erik De Vlaeminck)と肩を並べますか? もしくは抜いていく?
この記録を追いかけているわけじゃないんだ。毎年、最高の自分になるように努力しているだけさ。
でも、歴史的な偉業まであと少し。今でもシクロクロスが大好きなんだ。フィールドで私の最後を見ていないでしょう。
6歳の時に始めた競技だ。その間にロードサイクリングとマウンテンバイクに少し焦点を移したけれど、私の最初の情熱はそこにある。
マチュー・ファンデルプールは、3年前のインタビューで30歳まではシクロクロスを続けたいと言っていた。29歳となったけれど2028年まで契約延長したので、7度目、8度目のシクロクロスのタイトルも十分に狙うことはできる。
ただ、何度かマチューが言っているようにシクロクロスをしない冬もあるかもしれない。ロードで更なる勝利を重ねて、最後はシクロクロスで飾る形となるのでは。
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