フランスの新聞L’Equipeによると、ケニー・エリッソンドは2019年シーズンの終わりにTeam Ineosを去り、Trek-Segafredoに移籍する予定だと報道。
27歳のフランス人は、2017年にFDJからTeam Skyに移籍。
現在、Team Ineosから契約延長の話はないと伝えられている。
クリス・フルームのトレーニング仲間であり、山岳でのアシストもこなすケニー・エリッソンドが移籍してもTeam Ineosは問題ないのだろうか?
ケニー・エリッソンド
ケニー・エリッソンドは、チームの山岳でのアシストを献身的に努めてきた。
もっとも、活躍したのは2018年のジロ・デ・イタリア第18ステージではないだろうか。
クリス・フルーム伝説の一日といわれる80キロの独走劇の最後の発射台がケニー・エリッソンドだった。
ケニー・エリッソンドは2012年にFDJ – BigMatでプロデビュー。
FDJでは、2013年ブエルタ・ア・エスパーニャ第20ステージでアングリルを単独で制覇して優勝。
その後、彼はブエルタを4回走っている。
だが、フランス人である彼だがツール・ド・フランスには出場したことがない。
そして、今年はジロにも選出されてなかった。
Trek-Segafredoに移籍
L’Equipeによると、エリッソンドは2020年にアメリカのチームTrek-Segafredoに移籍する。
そこで彼は、Trek-Segafredoの現在のGCライダーであるリッチー・ポートやバウケ・モレマを山岳でアシストすることになるだろう。
来シーズン、バーレーン・メリダからTrek-Segafredoに移籍してくるヴィンチェンツォ・ニバリのアシストをこなすことも出来る。
強力なコンビとなるかもしれない。
ニバリの移籍は、イタリアのコーヒー大手Segafredoのオーナーによって確認されている。
ニバリのあとのバーレーン・メリダのリーダーはミケル・ランダがMovistarから来る予定。
ケニー・エリッソンドはフランス人。彼としては自国で行われるツール・ド・フランスに出場したいことだろう。
だが、イギリスのチームであるイネオスではツール・ド・フランスに出場することは難しい。フランス人は、イギリスやアメリカ人を嫌うからだ。
Trek-Segafredoもアメリカのチームなので、ツール・ド・フランスに出れるかどうかはわからない。
だが、イネオスにいるよりも出場するチャンスは多いだろう。
今年、Trek-Segafredoからは、チーム唯一のフランス人であるジュリアン・ベルナールが出場している。
エリッソンドが来シーズン、グランツールの山岳で活躍出来る可能性は高い。
この移籍が彼にとって良い選択であることを期待したい。
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