ニコラス・ロッシュはロックダウン中は、アマチュアライダーにトレーニングの負荷をかけすぎないようにとアドバイスしている。
代わりに、自宅でトレーニングするための、よりリラックスした社会的なアプローチをとることを勧めている。
ニコラス・ロッシュ自身もモナコでロックダウン生活中。彼がロックダウン中のトレーニングについてアドバイスをしてくれているので見てみよう。
ニコラス・ロッシュ
ニコラス・ロッシュは2019ブエルタ・ア・エスパーニャで第2ステージから3日間レッドジャージも着用しており、絶好調だった。だが、第6ステージの下りの落車で右膝蓋骨骨折してしまい、世界選手権も不出場。
2020シーズンに復帰して、フランスで行われたTour des Alpes Maritimes et du Varでは総合6位と復調ぶりを見せる走りをしてくれた。
バーチャルレースでも、持ち前のパワーで上位に名を連ねており、Digital Swiss 5の第3ステージで優勝している。
トレーニングアドバイス
ニコラス・ロッシュはあまり、屋内トレーニングで激しくしないほうが良いとアドバイスしている。
フィットネスを失うのは自分だけでないので、楽しい面を見てトレーニングして欲しいと。
ニコラス・ロッシュはダン・マーティンと従兄妹同士なので、ローラーしている時に電話しても良いか尋ねると、ダン・マーティンは今日は適切なトレーニングをするので電話には出れないと答えたそうだ。
だが、それは彼のやり方だ。私の場合には映画を上映し、電話をかけてた。コーチが80%でトレーニングしなければならないと言ったとしても、特定の日に80%でトレーニングしないかもしれない。
たぶん、今日は60%でトレーニングするが、電話を数回かけて1時間くらいかな。
あまり、ガンガンとはトレーニングしていないよう様子。
ニコラス・ロシュのアドバイスの概要を簡単にまとめてみると
- ホームトレーナーではリラックスして行うためにfacetimeなどを使って仲間とおしゃべりしながら行う
- 映画を見ながらローラーもOK
- 楽しみとして維持すること
- 健康を保つためにトレーニングしなければならないと思わないこと
ようは気負わないようにと言っている。
仲間と一緒にローラー
実際にモナコでの練習では仲間とfacetimeをしながらローラーをしている様子をInstagramにアップしている。
とにかく普通の練習と同じように仲間とおしゃべりしながら走るそうだ。
Sunweb WorldTourプロのロッシュは、必要に応じてすべてのテクノロジーとトレーニングのアドバイスを持っている。
しかし、健康を維持するために自転車に乗っているサイクリストは、必ずしもハイテクで高価な家庭用トレーニングを用意する必要はなく、構造化されたトレーニングプログラムに従う必要もないと考えている。
Zwiftを持っていない場合は、何か他のものを見つけてください。ローラーに乗っている間、映画を見るとか。
私の場合には、1週間前までそれをしてました。それでも私はプロとして16年間生き残りました。
と彼は笑った。
ニコラス・ロッシュはバーチャルレースでも良い成績を出しているが、Zwiftなどを始めたのはロックダウンになってからだそうだ。
競争についてばかり考えるのではなく、健康を維持すること、怪我をしないことを考えたほうが良いと。
ロックダウン中は、皆に圧力がかかっている。家族を持っている人の場合には、他のあらゆる種類の責任があり、誰もが家にいるので自分の役割を考えないといけないともアドバイスしている。
人それぞれの考え方だが、気晴らしが必要で、面白さを保つ必要があると。(自宅での)トレーニングは必ずしも必要ではなく、あなたのストレスや不安を取り除くことが必要ではないかと言っている。
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