Digital Swiss 5も第3ステージとなり、クイーンステージを迎えた。
各チームから3人が出場するこのレースの注目は、なんといってもプリモシュ・ログリッチ(Team Jumbo-Visma)。
それにサイモン・イエーツとアダム・イェーツ(Mitchelton-Scott)の兄弟コンビにダン・マーティン(Israel Start-Up Nation)などのクライマーが注目されていた。
だが、実際のロードレースと同じような結果とはならないのがバーチャルレースの面白い所でもある。
第3ステージ フィエッシュ〜ヌフェネン峠 33.1㎞
ヴァレー州のフィエッシュをスタートし、2019ツール・ド・スイスでも登ったヌフェネン峠を登る。ヌフェネン峠の標高は2,478mで獲得標高は1,512mとなる。
スタートから20kmは平坦基調。ゴール前13.3kmから一気に登るコースとなっている。平均勾配は、8.5%。
ラスト1kmは10%を越える勾配で、とてもキツイ。第3ステージは、クイーンステージとなる。
クイーンステージ勝利は?
レーススタートから、ピエール・ラトゥール(AG2R la Mondiale)がリード。彼は、2018年ツール・ド・フランス総合13位に新人賞も獲得。
2019年も飛躍の年となるかと思われたが、手首の骨折で不運なシーズンを送ってしまう。
ピエール・ラトゥールはTTも得意で、2017・2018年にはフランス国内TTチャンピオンとなっているほど。
このバーチャルレースでも、持ち前のパワーを生かしてトップを走っていたが、なんとメカトラでリタイヤとなってしまう。ホームトレーナーのキャリブレーションの問題だったらしい。
ここから復帰することが出来ないのもバーチャルレースならでわだ。
ニコラス・ロッシュ(Team Sunweb)は、2019ブエルタ第6ステージのクラッシュで右膝蓋骨の骨折してシーズンを終えていたが、完全に復調しているようだ。
ピエール・ラトゥールがメカトラで順位を落として行った後は、ニコラス・ロッシュが先頭に立ちリードを築いたままトップでゴールした。
それは非常に難しく、激しいもので最初から続いていた。ラトゥールは、最初からプレッシャーをかけていたし。
残念ながら彼に何が起こったのかはわからないが、登り始めると突然彼は姿を消した。
自分に関して言えば、クウィアトコウスキー、ザカリン、ワーパスがすぐ後ろにいたので、自分でペースを調整する必要があった。
登りは思ったより少し長かった。結果には、とても満足している。これは私たちチームにとっても良い結果であり、前にも言ったように、私はこれら(仮想レース)にコミットできてとても嬉しい。
2位となったイルヌル・ザカリンに対して1分10秒のリードを奪っており圧勝だと言っても良いだろう。
上位争いをしていたミカウ・クウィアトコウスキーは7位に沈んでいる。期待されていたクライマーは上位10名に全く入ってこない所が面白い所だ。
1 | ニコラス・ロッシュ Team Sunweb | 1:12:11 |
2 | イルヌル・ザカリン CCC Team | 0:01:10 |
3 | ローレンス・ワーバス AG2R la Mondiale | 0:01:17 |
4 | クリストファー・ハミルトン Team Sunweb | 0:01:40 |
5 | ジェームス・ウエーラン EF Pro Cycling | 0:01:51 |
6 | ミカル・クウィアトコウキー Team INEOS |
0:02:04 |
7 | ヘルマン・ベルンシュタイナーBahrain-McLaren |
0:02:30 |
8 | ルイ・メインチェス NTT ProCycling | 0:02:54 |
9 | レイン・ターラマエ Total Direct Energie | 0:03:08 |
10 | ガヴィン・マニオンRallyCycling | 0:03:25 |
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