2023 ブックル・ドゥ・ラ・マイエンヌ第3ステージ 目覚めの勝利を獲得!

ブックル・ドゥ・ラ・マイエンヌ第3ステージは、典型的なスプリンターステージ。

ただ、第2ステージも同じと思っていたけれど、結果はMovistar Teamのオイエル・ラスカノが独走勝利することに。

しかも、集団を相手に一人で残り50kmあたりから引いている。さすがに最後はスピードが落ちたけど、凄い独走力だ。

このステージでは、総合順位に変化はないと思うがボーナスタイムがあるので注意だ。

 

第3ステージ   サン＝ベルトヴァン～メレ＝デュ＝メーヌ　181.3km

 

フランス北西部のマイエンヌ県のメレ＝デュ＝メーヌに向かうコース。

山岳ポイントは設定されているけれど、どれも丘くらいの感じ。最後は、今度こそスプリンター対決となるだろう。

 

1. 2級山岳　Côte de Nuillé 　0.9km・3.8%
2. 2級山岳　Côte de Houssay 　1km・4.2%
3. スプリントポイント
4. 2級山岳　Côte de Saulges　1.1km・3.5%
5. スプリントポイント　Ballée
6. スプリントポイント　Meslay-du-Maine

 

3人の逃げ

残り132kmで、ようやく逃げが決まる。残り102.8kmで1分59秒とボーナスはない。

1.  BARTHE Cyril (Burgos-BH)
2.  DANÈS Léo (CIC U Nantes Atlantique)
3.  LEROUX Samuel (Van Rysel – Roubaix Lille Métropole)

 

集団はTotalEnergiesが引いている。

 

残り76.8kmで18秒差と縮まってきた。これは捕まえてしまうのか。

 

あらら、本当に集団は逃げを捕まえてしまった。

 

一人がまだ逃げようとアタック!

 

しかし、それも捕まってしまう。こんなに早く捕まえたら次の逃げが出来てしまうけど。

 

Bingoal  WBのディミトリ・ペイケンスが集団から単独アタック。

 

二人が追いついて3人の逃げに。

1. ディミトリ・ペイケンス　(Bingoal WB)
2. LEVEAU Jérémy (Van Rysel – Roubaix Lille Métropole)
3. LE NY Jean-Louis (Nice Métropole Côte d’Azur)

 

残り25.9kmで1分8秒。ほどよくコントロールされている。

 

スプリントポイント　Meslay-du-Maine

ディミトリ・ペイケンス先頭で残り2周のゴールラインを通過。

 

続いて1分1秒差で集団も通過。

1. ディミトリ・ペイケンス　(Bingoal WB) 6ポイント
   
2. LEVEAU Jérémy (Van Rysel – Roubaix Lille Métropole)　4ポイント
3. LE NY Jean-Louis (Nice Métropole Côte d’Azur)　2ポイント
4. セバスチャン・グリニャール　Lotto-Dstny　1ポイント

 

残り19.3kmで28秒差に。

 

集団はGroupama – FDJ、Lotto-Dstny、Tudor Pro Cycling Teamが引いている。

 

残り13.6kmで3人の後ろに集団が。

 

3人は吸収されていく。

 

残り10.4km。Tudor Pro Cycling Teamが先頭を固める。これはアーヴィッド・デクレインでスプリントを狙うためだ。2023ミラノ～トリノでキャリア6勝目を上げている。

 

Team Arkéa Samsicのアンドリー・ポノマルが先頭に。ウクライナ王者だ。

 

Groupama – FDJは、ロレンツォ・ジェルマーニが引いている。

 

集団の中ほどで接触があり、連鎖反応で、大きく集団から揺れる。だが、そこはプロ。落車なく切り抜ける。

 

残り2.6km。Groupama – FDJはアルノー・デマールのために先頭を引く。

 

残り900m。

 

ここでTudor Pro Cycling Teamが先頭に。アルノー・デマールは4番手。

 

Tudor Pro Cycling Teamのマイケル・ジーランドをGroupama – FDJのマイルズ・スコットソンが抜いていく。後ろはアルノー・デマールだ。

 

さあ、アルノー・デマールがマイルズ・スコットソンに引かれゴールにやってきた。

 

さあ、アルノー・デマールがリードアウトから解き放たれた!

 

 

後ろから追いすがるのはTudor Pro Cycling Teamのアーヴィッド・デクレイン。

 

左からLotto-Dstnyのミラン・メンテンもきてハンドルを投げる!

 

勝ったのはアルノー・デマールだ!

完璧なチームのトレインによって解き放たれたアルノー・デマールを追い抜くことは困難だ。アルノー・デマールは、今シーズンの初勝利。ようやく、勝利することが出来ている。

これでアルノー・デマールは、キャリア92勝目。総合でも2位に浮上しており、次のスプリント勝利を狙うことになる。

 

リザルト

アルノー・デマールのコメント(チーム公式サイトより)

マイルズは500m地点で先頭に立ち、彼の上に乗って非常に長いスプリントをしなければならなかった。かなり離れたところからスタートしたので、私にはちょうどよかった。

こんな展開では、より簡単に自分を表現できるんだ。もちろん、うれしいよ。苦戦しながらも勝利を目指したとき、腕を上げるのはいいことだ。またいい気分だ。

いつもやる気はあるんだけど、エネルギーがないときは何もできないんだ。今日は勝ててうれしいし、チーム全体がよくやってくれた。

ローレンス・ピティは素晴らしい仕事をしてくれたし、クレマン・ディヴィーは一日中走ってくれた。ロレンツォ・ジェルマーニは最終サーキットで素晴らしい仕事をしてくれたし、ブラム・ウェルテンとマイルズ・スコットソンのことも忘れてはならない。

シーズン最初の優勝はいつも難しいものだ。

今日はホームグラウンドだったので、責任を持たなければならなかったし、明日もそうするつもりだ。明日も勝つチャンスはあるはずだが、何か動きがないか注意しなければならない。

第3ステージリザルト

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞