英国選手権ロード。National Championships Great Britain – Road Race(NC)
英国選手権個人タイムトライヤルは、 INEOS Grenadiersのジョシュア・ターリングが2年連続の勝利を飾っている。
過去の優勝者は
- 2023 フレッド・ライト
- 2022 マーク・カヴェンディシュ
- 2021 ベン・スウィフト
- 2019 ベン・スウィフト
- 2018 コナー・スウィフト
- 2017 スティーヴン・カミングス
- 2016 アダム・ブライス
- 2015 ピーター・ケンノー
- 2014 ピーター・ケンノー
- 2013 マーク・カヴェンディシュ
- 2012 イアン・スタナード
- 2011 ブラットリー・ウィギンズ
- 2010 ゲラント・トーマス
サルトバーン・バイ・ザ・シー~サルトバーン・バイ・ザ・シー 182km

コースマップ photo .velouk.net
ノースウォークシャーのサルトバーン・バイ・ザ・シーでスタート、ゴール。25周を7周回する。
完走は非常に厳しい。周回毎にフラッグが振られる。
- 2~3周目のスタート時に 6 分以上遅れているライダー
- 4~5 周目のスタート時に 8 分以上遅れているライダー
- 6~7 周目のスタート時に 10 分以上遅れているライダー
注目のライダーは
- INEOS Grenadiers イーサン・ヘイター、レオ・ヘイター、ルーク・ロウ、ベン・スウィフト、コナー・スウィフト、ジョシュア・ターリング
- Groupama – FDJ ルイス・アスキー、マシュー・ウォールズ、サムエレ・ワトソン
- Soudal – Quick Step ジェームス・ノックス
- Arkéa – B&B Hotels ダニエル・マクレー
- Team Visma | Lease a Bike トーマス・グロッグ、ベン・トゥレット
- Israel – Premier Tech ジョセフ・ブラックモア、ステューブン・ウィリアムズ、ジェイク・スチュアート
スタート

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様
INEOS Grenadiersのイーサン・ヘイターは最後尾からスタート。

スタート前。コースは昨年と一緒だけど周回数が増えている。更に厳しい。

ニュートラルスタート。

残り166km。集団が引き延ばされる。

6人が抜け出した。
- コナー・スウィフト INEOS Grenadiers
- ジョシュア・ターリング INEOS Grenadiers
- ジェイク・スチュアート Israel – Premier Tech
- サムエレ・ワトソン Groupama – FDJ
- マックス・ウォーカー Astana Qazaqstan Team developer
- トム・マーティン CabTech Castelli

どれくらいのタイム差なのだろうか。
残り6周

コナー・スウィフト先頭で1周目をクリアー。

6人はリードを広げる。

追走と1分3秒差に。

追走が追いついて結構な人数に。

先頭集団。英国選手権はキロ表示が出ないのでわかりにくい。5km毎か、10km毎にタイム差が出る。

先頭は INEOS Grenadiersのジョシュア・ターリング。EF Education-EasyPostは、オウェイン・ドゥール。

集団は見えている。

残り136km。20秒くらいしかタイム差はない。

残り135kmで集団とつながった。降り出しだ。先頭はコナー・スウィフト。

登りてコナー・スウィフトが猛烈なアタック!
残り5周

コナー・スウィフトが先頭で越えていく。残り131kmだ。

下りでまとまったけれど、Team Visma | Lease a Bike Developmentのマシュー・ブレナンのアタックに INEOS Grenadiersのベン・スウィフトが反応。

6人が抜け出した。主なメンバーは
- ベン・スウィフト INEOS Grenadiers
- オウェイン・ドゥール EF Education-EasyPost
- ジェイク・スチュアート Israel – Premier Tech
- マシュー・ブレナン Team Visma | Lease a Bike Development
- トム・マーティン CabTech Castelli

後続が合流しそう。

さらに後方からIsrael – Premier Techのジョセフ・ブラックモアがやってくる。ここからローシグナルエリアとなり放送が時折入らなくなる山間部。

先頭からGroupama – FDJのルイス・アスキーがアタック。

先頭は二人に。
- ルイス・アスキー Groupama – FDJ
- ダニエル・マクレー Arkéa – B&B Hotels

先頭にイーサン・ヘイターが追いついて引き延ばす。

残り114km。

Astana Qazaqstan Team開発チームのマックス・ウォーカーが登りで抜け出す。
残り4周

マックス・ウォーカー先頭で通過。

残り98kmに。

残り81km。追走とは32秒差。

登りで絞り込みとなるか。
残り3周

まだ、絞られていない。残り78kmだ。

コナー・スウィフトは、サポートから大量の氷を貰って背中に。

登りでイーサン・ヘイターが加速。

イーサン・ヘイターの引きで、あっという間に絞り込んだ。

これは決まるか。かなり離れた。

イーサン・ヘイターは登りでも速い。
- イーサン・ヘイター INEOS Grenadiers
- ルイス・アスキー Groupama – FDJ
- マックス・ウォーカー Astana Qazaqstan Team開発チーム
- ジェイク・スチュアート Israel – Premier Tech
- ボブ・ドナルドソン Trinity Racing

コナー・スウィフトとジョセフ・ブラックモアが追走に。
- コナー・スウィフト INEOS Grenadiers
- ジョセフ・ブラックモア Israel – Premier Tech

タイム差が1分を越えている。

登りで追走の二人がタイム差を縮めてくる。
残り2周

先頭は残り2周に。

続いて追走の二人も通過。

ようやく前に先頭が見えてくる。

コナー・スウィフトが追いついた。

しかし、追いついた瞬間にGroupama – FDJのルイス・アスキーがアタック。不利になるので当然だ。

しかし、後続も追いつく。これで INEOS Grenadiersが二人。Israel – Premier Techも二人となる。

先頭からIsrael – Premier Techのジェイク・スチュアートが切れた。

ロウシグナルエリアに入る前にアタックがかかり、先頭は3人に。

これは決定的となるのか。
- イーサン・ヘイター INEOS Grenadiers
- ルイス・アスキー Groupama – FDJ
- マックス・ウォーカー Astana Qazaqstan Team開発チーム

3人がリードを奪う。

マックス・ウォーカーは、Trinity Racingから7月2日にAstana Qazaqstan Teamの開発チームに入る選手。もう、ジャージはAstana Qazaqstan Teamのものだ。

後続では、コナー・スウィフトが追わせない。

コナー・スウィフトは、抑えだ。

先頭は49秒差。Groupama – FDJのルイス・アスキーは22歳。2022年開発チームから昇格しているけれど、プロでの勝利はない。

登りへ。
残り1周

残り1周に。

イーサン・ヘイターは、コナー・スウィフトが追いついていた時に、少し足を休めている。

イーサン・ヘイターは渾身の引き。

後続からコナー・スウィフトがアタック。単独で前を追う。

残り20km。コナー・スウィフトが追ってきているので、イーサン・ヘイターは、前に出る理由がなくなった。

これは最後の登り勝負となる。コナー・スウィフトを待つ名目でイーサン・ヘイターは足をためている。

マックス・ウォーカーが先にアタック。

マックス・ウォーカーは、イーサン・ヘイターのテンポの引きでとらえられる。

あ~、しかもマックス・ウォーカーは力を使い果たしたのか、切れてしまう。

コナー・スウィフトは単独で前を追っている。

先頭は二人に。
- イーサン・ヘイター INEOS Grenadiers
- ルイス・アスキー Groupama – FDJ

イーサン・ヘイターが少し先頭交代を渋る。

マックス・ウォーカーが下りで戻ってきた。

切れていたマックス・ウォーカーが追いつく。これは3人の登り勝負だ。

残り1km。イーサン・ヘイターが先頭。

あっと、カーブでルイス・アスキーがアタック。

これは早すぎる。

イーサン・ヘイターがルイス・アスキーを捕らえた。

足がいっぱいになったルイス・アスキーをイーサン・ヘイターが追い抜く。

こうなると、スプリンターのイーサン・ヘイターのものだ。

一気に加速したイーサン・ヘイターがゴールエリアに。

イーサン・ヘイターが余裕のゴールだ。

イーサン・ヘイターは、今シーズンの初勝利。英国個人タイムトライヤルでは、2021・2022年と連勝していたけれど、ロードでは初タイトル。

イーサン・ヘイターの久々の勝利となった。アシストしたコナー・スウィフトは4位に。
リザルト

イーサン・ヘイターのコメント(チーム公式サイトより)
本当に特別なことだよ。昨年、鎖骨を骨折して以来、レースで勝ったことがなかったんだ。本当にうれしいよ。
約100の異なるグループとアタックがあり、それをうまくコントロールするのがレースの難しいところだった。チームとしては、本当にいい走りができた。
すべての動きに参加することはできないけど、僕らの誰かが常にそこにいて、他のチームを利用することができた。そしてレース後半は、常に先頭を走っていた。ただ、みんなに少し見られていたので、我慢してタイムを選んで走らなければならないことはわかっていた。
黒板を持ったバイクの1台が、コナー・スウィフトが向こうからやってくると教えてくれたんだ。
他のライダーをそうやって使いたくないときもあるけれど、これが自転車レースだし、そうするしかなかった。結果的にはうまくいった。コナーが追いつこうとしてくれたおかげで、余計にね。

| Rnk | Rider | Team | UCI | Time |
|---|---|---|---|---|
| 1 |
HAYTER Ethan
|
INEOS Grenadiers | 100 | 4:08:44 |
| 2 |
ASKEY Lewis
|
Groupama – FDJ | 75 | 0:06 |
| 3 |
WALKER Max
|
Astana Qazaqstan Development Team | 60 | 0:21 |
| 4 |
SWIFT Connor
|
INEOS Grenadiers | 50 | 1:47 |
| 5 |
DOULL Owain
|
EF Education – EasyPost | 40 | 3:09 |
| 6 |
DONALDSON Robert
|
Trinity Racing | 30 | 3:11 |
| 7 |
TARLING Joshua
|
INEOS Grenadiers | 20 | 3:30 |
| 8 |
BLACKMORE Joseph
|
Israel – Premier Tech | 10 | 4:31 |
| 9 |
WALLS Matthew
|
Groupama – FDJ | 5 | 5:55 |
| 10 |
MCLAY Daniel
|
Arkéa – B&B Hotels | 3 | ,, |
| 11 |
BRENNAN Matthew
|
Team Visma | Lease a Bike Development | 3 | 6:27 |
| 12 |
SWIFT Ben
|
INEOS Grenadiers | 1 | ,, |
| 13 |
JACKSON Dom
|
Foran CCC | 1 | 6:29 |
| 14 |
GRANGER Ben
|
Mg.K Vis – Colors for Peace | 1 | 8:03 |
| 15 |
LEWIS Adam
|
Team Skyline | 1 | 8:13 |
| 16 |
MARTIN Tom
|
Wheelbase – Cabtech | 8:26 | |
| 17 |
WATSON Samuel
|
Groupama – FDJ | 9:05 | |
| 18 |
HARTLEY James
|
Cycling Sheffield | 9:14 | |
| 19 |
MCKAY James
|
Saint Piran | 9:18 | |
| 20 |
HOLLYMAN Mason
|
Israel – Premier Tech | 9:21 | |
| 21 |
MITCHELL Adam
|
Vendée U | 9:28 | |
| 22 |
HANNAY Tyler
|
Saint Piran | ,, | |
| 23 |
HICKS Dylan
|
Saint Piran | ,, | |
| 24 |
KYFFIN Zeb
|
TDT – Unibet Cycling Team | ,, | |
| 25 |
BUCK JONES Huw
|
Saint Piran | 9:29 | |
| 26 |
HOUSLEY Josh
|
,, | ||
| 27 |
TRUELOVE William
|
Thriva SRCT | ,, | |
| 28 |
KNIGHT Oliver
|
Cofidis | ,, | |
| 29 |
GIDDINGS Joshua
|
Lotto Dstny Development Team | ,, | |
| 30 |
SUTTON Louis
|
AVC Aix-en-Provence | 9:32 |


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