復活したツアー・オブ・ホランドも最終ステージ。
最終ステージはクローズドされたサーキットなので交通の遮断は出来ており安全にレース開催できる。警察官の配置なしでレースするにはパターン的にこれしかないかも。
第5ステージ アーネム~アーネム 155km

コースプロフィール photo Holland
最終ステージはアーネムとその周辺で、15.5kmの周回コースを10周する。ザイペンダールセヴェク(1.4km・3.5%)の登りと、1.5kmのグラベル区間がある。
クリストフ・ラポルトはグラベルステージでリーダージャージを守らないといけない。
スタート

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様
これが引退レースとなるXDS Astana Teamのイーデ・シェリングがホイールセレモニーでおくられる。
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さらにLidl – Trekのティム・デクレルク、マルティン・タスフェルト(元DSM 、BEAT Cycling Club )、ステイン・デーメン(VolkerWessels Cycling Team)の3人も一緒だ。
残り45.5kmで逃げは捕まっている。
3人が逃げに。
- アレック・セガート Lotto
- キャメロン・ロジャース Lidl – Trek Future Racing
- ヒューブ・アーツ Intermarché – Wanty
残り1周
もう、残り1周だ。
おおっ、登りでダニー・ファンポッペルがアタックだ。
完全に逃げるつもりだ。
ダニー・ファンポッペルが追いついた。
Red Bull-BORA-hansgroheのダニー・ファンポッペルが加わった。スプリントを狙わないのだろうか。
残り7.4km。タイム差は11秒。これは逃げ切れない。
残り3.9km。ダニー・ファンポッペルは捕まれば、もうスプリントの力はないだろう。
おおっ、まだ粘る。
集団はTeam Visma | Lease a Bikeのクリストフ・ラポルトが引いている。
ありゃりゃ、3人がゴールラインに突き進んでいる。
キャメロン・ロジャースは切れたけど3人はゴールに向かう。
ダニー・ファンポッペルが前に。
ダニー・ファンポッペルは後方を確認。
2度目の後方確認。
なんとダニー・ファンポッペルが逃げ切り勝利だ~!
これは珍しい。逃げてスプリンターが勝つなんて。
ダニー・ファンポッペルは、今シーズンの4勝目。ポイント賞ジャージも獲得した。今年は何回もイエローカードを貰っていたけど最後に勝利だ。
クリストフ・ラポルトは総合優勝を飾った。前半は走れなかったけれど、後半尻上がりに調子をあげた。これは来シーズンに繋がる走りだ。
リザルト
優勝したRed Bull-BORA-hansgroheのダニー・ファンポッペル
いつものように集団スプリントではなかったので、まだ信じられない。先頭集団に飛び込むなんて、本当にクレイジーな動きだった。とても僅差だったが、勝利は勝利だ。
彼とセガートは本当に強かった。僕たち4人は素晴らしいチームだったと思う。最後まで戦い続けた。下りでは少し回復を待たないといけないことは分かっていた。でも、それが僕の幸運だった。素晴らしい。
逃げ集団に飛び込むことを決めた時、何を考えていたのでしょうか?
正直言って、本当にクレイジーな動きだった。僕がアタックした時、チームディレクターが『みんな、ダニーのために前に出てスプリントをしよう』と言ったんだ。
その時点で、僕は既に離されていた。幸運にもトップとのギャップを縮めることができた。その後は、全力で走るしかなかった。もっと早くヤン・トラトニクに飛びつきたかったけど、残り4周だった。距離が長すぎた。
でも、メルリエとコーイはとにかく速すぎる。彼らもここでいい流れに乗っている。だから、彼らに勝ちたいなら、この方法で行くしかないと思ったんだ。
第5ステージ リザルト
総合
総合優勝したTeam Visma | Lease a Bikeのクリストフ・ラポルト
難しいシーズンだったが、今年初めての勝利だ。今年を勝利で締めくくれてうれしい。数ヶ月前にこう言われても信じなかっただろう。自分のフォームに満足している。チームは素晴らしい仕事をしてくれた。コントロールが難しいコースだった。
ステージ最終盤、ラポルトはオラフ・コーイに仕え、一時的に集団先頭に立った。
スプリントで勝ちたかったんだ。差を縮めようとしたけど、残念ながらうまくいかなかった。
多くの選手がそうであるように、これからは休暇の時間だ。
楽しむつもりだ。タフな1年だったから、いい冬を過ごして新しいシーズンを迎えたい。今は2026年を楽しみにしている。
ポイント賞
新人賞
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