フランダースでのオープニングウィークエンドの2日後、ル・サミン(1.1)はベルギーのワロン地方での最初のレースとなる。Le Samyn(1.1)
ル・サミンのセミクラシックは1968年からサイクリングカレンダーに掲載されており、現在はワロンサイクリングサーキットの一部となっている。
第1回の開催は、ワロン地域のエノーにある同名の村にちなんで名付けられ、グランプリフェイトルフランとして知られていた。
ル・サミンと名前がついた由来は、第1回優勝者のフランス人、ポセ・サミンからきている。
彼は1967ツール・ド・フランスでステージ優勝。しかし、翌年、ツアー中に実施されたテストで陽性であることが証明され罰金となる。
だが、これは不公平なドーピング停止処分と言われており、1969年に23歳の若さでレース中に亡くなった。
これから、メモリアル・サミンとなり、現在のル・サミンとレース名が変わっている。
過去の優勝者
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2022 マッテオ・トレンティン
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2021 ティム・メルリエ
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2020 ユーゴ・オフステテール
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2019 フロリアン・セネシャル
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2018 ニキ・テルプストラ
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2017 ギョーム・ファンケイルスブルク
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2016 ニキ・テルプストラ
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2015 BOECKMANS Kris
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2014 VANTOMME Maxime
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2013 TSATEVICH Alexey
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2012 アルノー・デマール
カレニョン~ドゥール 209km

コースプロフィール photo lesamyn
ベルギーのエノー県にあるワロン地域のカレニョンからスタート。
ゴール手前92.2kmから26.4kmの4周のローカルサーキットに突入。ローカルサーキットの中には、4か所のセクターがあり、16か所の石畳と登りがある。
ゴールも少し登っており、足が試されるコースだ。スプリンターチームは最後までチームのスプリンターを連れていくために働かないといけない。
- Rue du Vert Pignon 石畳
- Côte de la Roquette 石畳
- Côte des Nonettes 石畳
- Rue de Belle Vue 石畳 500m
- Rue du Vert Pignon 石畳
- Côte de la Roquette 石畳
- Côte des Nonettes 石畳
- Rue de Belle Vue 石畳 500m
- Rue du Vert Pignon 石畳
- Côte de la Roquette 石畳
- Côte des Nonettes 石畳
- Rue de Belle Vue 石畳 500m
- Rue du Vert Pignon 石畳
- Côte de la Roquette 石畳
- Côte des Nonettes 石畳
- Rue de Belle Vue 石畳 500m
注目のライダーは
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Soudal – Quick Step ファビオ・ヤコブセン、カスパー・アスグリーン
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Alpecin-Deceuninck ドリース・デポンド
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Intermarché – Circus – Wanty マイク・テウニッセン、タコ・ファンデルホールン、ユーゴ・パージ
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AG2R Citroën Team オリバー・ナーセン
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Team Arkéa Samsic ユーゴ・オフステテール、デビット・デッカー
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Trek – Segafred ジャスパー・ストゥイヴェン
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Lotto Dstny ヴィクトール・カンペナールツ
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Israel – Premier Tech ジャコモ・ニッツォーロ
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Q36.5 Pro Cycling Team マッティオ・モスケッティ
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Uno-X Pro Cycling Team クリストファー・ハルヴォルセン
スタート前

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様
優勝候補の欧州王者ファビオ・ヤコブセンは、「我々はもっと注意深く、より鋭敏でなければならない。他のチームはレースを難しくしようとするだろうし、我々も一緒にならなければならない。私も自分自身でレースをするつもりだ。」とコメント。
Soudal – Quick Stepは、カスパー・アスグリーンは胃の不調から復帰。ただ、ティム・デクレルはオンループ・ヘットニュースブラッドの落車でふくらはぎを痛めて欠場している。

Lotto-Dstnyのエースナンバーをつけているヴィクトール・カンペナールツは、「戦いの準備はできているし、ここでは魅力的なレースになると確信している。」と。
ここでは、Classified Power Shiftは使わないのかな。

ベルギーはスタート前に雪がチラチラと降っているほどの寒さ。気温は4℃。
7人の逃げ

7人が序盤から逃げている。
- ジル・デウィルデ (Team Flanders – Baloise)
- スタニスラフ・アニョルコフスキー (Human Powered Health)
- カミル・マウェッキ (Q36.5 Pro Cycling Team)
- トレド・グドメスタット (Uno-X Pro Cycling Team)
- Mads Østergaard Kristensen(Leopard TOGT Pro Cycling)
- Leniac Langella (Team Ecoflo Chronos)
- Philippe Jacob (Team Ecoflo Chronos)

放送が始まって、すぐに一人が切れてしまい6人に。

残り85.9kmでタイム差4分50秒。先頭牽引はTrek-Segafredoのジャコポ・モスカ。

逃げには、Lotto Soudalから移籍したQ36.5 Pro Cycling Teamのカミル・マウェッキも入っている。
Rue de Belle Vue 石畳 500m

ここで、先頭から一人パンクで脱落してしまう。この石畳で、2021年にマチュー・ファンデルプールのハンドルが破壊されたのではなかったかな。
残り3周

先頭5人がゴールラインを通過。
- ジル・デウィルデ (Team Flanders – Baloise)
- スタニスラフ・アニョルコフスキー (Human Powered Health)
- カミル・マウェッキ (Q36.5 Pro Cycling Team)
- トレド・グドメスタット (Uno-X Pro Cycling Team)
- Philippe Jacob (Team Ecoflo Chronos)

一人遅れるのかと思ったら、補給でサポートカーを呼んだ。

残り67.9kmでタイム差1分13秒と急激に縮まってきた。ローカルサーキットに入ったので、集団の人数も絞らないといけない。

先頭から19歳のカナダ人が切れて集団に捕まる。

残り60.2kmで12秒差。これは厳しい。そろそろ捕まる。

先頭は残り59.1kmで捕まってしまった。

次の逃げを作るために先頭ではペースが上がる。まずは、Lotto-Dstnyのフレデリック・フリソン。
Rue de Belle Vue 石畳 500m

狭い道路の石畳区間なので、アタックがかかりやすい。

Q36.5 Pro Cycling Teamのマッティオ・モスケッテイがパンクしてチームメイトからバイクを借りて走りだしている。

二人がアタック。
- イェンス・レインダース Israel – Premier Tech
- LEROUX Samuel(Go Sport – Roubaix Lille Métropole)

昨シーズン良く逃げていたイェンス・レインダースだが、逃げれるか。
残り3周

イェンス・レインダースは、捕まり次の逃げができようとしている。

カスパー・アスグリーンも前にくるが、逃げる気はないようだ。チェックと言った感じか。

集団は活性化しており、ペースの上げ下げが多い。

さあ、ヴィクトール・カンペナールツがペースを上げる。

カスパー・アスグリーンもいるぞ。これは抜け出したか。

あっと、ここでSoudal – Quick Stepの二人が落車。だれだ。足しか見えない。

あっと、ファビオ・ヤコブセンだ。これは痛い。リタイヤかも。
- ファビオ・ヤコブセン Soudal – Quick Step
- マルティン・スヴルチェク Soudal – Quick Step

先頭は集団に追いつかれる。

ファビオ・ヤコブセンは走っているけど、もう追いつくつもりはないようだ。チームバスに戻っている。

ヴィクトール・カンペナールツは攻撃を止めないけれども、逃げれない。

AG2R Citroën Teamが先頭を引く。

今度は、Lotto-Dstnyが攻撃だ。

集団が割れた。主な有力メンバーは
- カスパー・アスグリーン Soudal – Quick Step
- ヴィクトール・カンペナールツ Lotto-Dstny
- フロリアン・フェルメルシュ Lotto-Dstny
- セドリック・ブーレンス Lotto-Dstny
- セーアン・クラーウアナスン Alpecin-Deceuninck
- マイク・テウニッセン Intermarché – Circus – Wanty
- ジャスパー・ストゥイヴェン Trek-Segafredo
- ダーン・フール Trek-Segafredo
- マティアス・ヴァチェク Trek-Segafredo
- カーデン・グローブス Alpecin-Deceuninck

先頭は12秒ほど引き離した。

先頭も一列棒状だ。

ヴィクトール・カンペナールツが更にペースをあげる。

先頭から数人が前に出た。

これは逃げを決めにきている。

後続からスタン・デウルフも追いついた。
- ドリース・デポンド Alpecin-Deceuninck
- スタン・デウルフ AG2R Citroën Team
- イエンセ・ビエルマンス Team Arkéa Samsic
- ジャスパー・ストゥイヴェン Trek-Segafredo
- ヴィクトール・カンペナールツ Lotto-Dstny
- ヤーネ・ヴァン・デ・パール Lotto-Dstny

残り27.7kmで46秒差となった。
残り1周

57秒差をつけて残り1周に。

集団はプロチームが追っている。これではタイム差が縮まらないだろう。

Soudal – Quick Step、Team DSMが集団を引き始めるが、Team Arkéa Samsicが先頭交代を邪魔する。

ヴィクトール・カンペナールツは、チームで2人いるので何としても勝ちたい所だ。

Soudal – Quick Stepは、二人いなくなったのが痛い。勝つには追いついてカスパー・アスグリーンのアタックを期待するしかない。

残り22.8kmで38秒差に。これは厳しいか。

集団は4人くらいが先頭交代。良く頑張っている。

ドリース・デポンドも途中から逃げを更に狙うかも。

Q36.5 Pro Cycling Teamのジャック・バウアーもパンク。集団から遅れる。

ヴィクトール・カンペナールツは、ビックギアだ。これはClassified Power Shiftを使っている!

集団は27秒まで詰めてきた。これは追いついくだろう。

残り14.4kmで17秒差。

集団から抜け出しもかかる。

カスパー・アスグリーンが引きを見せる。もう、逃げは目の前だ。

先頭からドリース・デポンドがアタックだ。

ジャスパー・ストゥイヴェンもペースを上げる。

先頭も上手く回らなくなってきたか。

先頭から切れたヤーネ・ヴァン・デ・パールが集団に吸収される。

残り9.4kmで19秒まで戻した。逃げ屋が揃っているので抜け出しのアタックが又かかるはず。

ドリース・デポンドがアタック。ジャスパー・ストゥイヴェンが反応する。

後続の3人ももがいて追う。これを繰り返すと追いつかれてしまうぞ。

集団を必死でLotto-Dstnyが抑えている。

集団との差が小さい。

ドリース・デポンドは攻撃を止めない。

あ~、これは捕まってしまう。

残り4kmで、先頭は捕まってしまった。

Trek-Segafredoがトレインを組んだ。
Rue de Belle Vue 石畳 500m

ここでAlpecin-Deceuninckのセーアン・クラーウアナスンがアタック。

だが、Trek-Segafredoに捕まる。

Trek-Segafredoだらけだ。

先頭は8人。

Trek-Segafredoは待っている感じだ。

先頭が捕まる。

あ~、なんとカスパー・アスグリーンとドリース・デポンドが落車。

ゴールに向かってTrek-Segafredoがトレインを組む。

Trek-Segafredoのダーン・フールがエドワード・トゥーンスをリリース。左はTeam Arkéa Samsicのユーゴ・オフステテールだ。

先頭はTrek-Segafredoのエドワード・トゥーンス。

さあ、カーブを曲がってきた。

エドワード・トゥーンスの横からLotto-Dstnyのミラン・メンテンが上がってくる。

ミラン・メンテンがエドワード・トゥーンスを抜いてゴールをおとしいれた!
Lotto-Dstnyが全員で掴んだ勝利だ。ミラン・メンテンは、今シーズンSport Vlaanderen – Baloiseから移籍してきた。
2021CROレース第3ステージで優勝しており、今回がプロ2勝目だ。
Lotto-Dstnyにとって、この勝利は非常に大きい。今シーズン、アルノー・デリーの3勝が全ての勝利だったが、クラシックでミラン・メンテンという勝利を狙えるライダーが増えたので戦略の立て方が変わってくる。
ヴィクトール・カンペナールツ、フロリアン・フェルメルシュ、アルノー・デリーとクラシックでも、戦えるチームとなりそうだ。
リザルト

ミラン・メンテンのコメント
彼らはコースをハードにしてくれたので、私はシートに座ることができた。信じられないよ。
ルタ・デル・ソルから体調を崩して戻ってきたので、今日は多くの疑問符を抱えながらスタートしたんだ。ここで勝てたことは本当に夢のようだ。
チームからはスプリントを辛抱強く待つように言われた。ヴィクトール・カンペナールツの実行作業のおかげだ。あのようなフィニッシュは、特にハードなレースの後、私にも本当によく似合う。
チームは大きな友人グループだ。アルノー・デリーは本当にレベルを上げてくれる。それは、僕のように、自分の力を発揮してチームでの居場所を確保したいライダーにも良い影響を与えるんだ。

| Rnk | Rider | Team | UCI | Time |
|---|---|---|---|---|
| 1 |
MENTEN Milan
|
Lotto Dstny | 125 | 4:49:28 |
| 2 |
HOFSTETTER Hugo
|
Team Arkéa Samsic | 85 | ,, |
| 3 |
THEUNS Edward
|
Trek – Segafredo | 70 | ,, |
| 4 |
DAINESE Alberto
|
Team DSM | 60 | ,, |
| 5 |
MOZZATO Luca
|
Team Arkéa Samsic | 50 | ,, |
| 6 |
KRAGH ANDERSEN Søren
|
Alpecin-Deceuninck | 40 | ,, |
| 7 |
GAUTHERAT Pierre
|
AG2R Citroën Team | 35 | ,, |
| 8 |
TEUNISSEN Mike
|
Intermarché – Circus – Wanty | 30 | ,, |
| 9 |
BRAET Vito
|
Team Flanders – Baloise | 25 | ,, |
| 10 |
STOKBRO Andreas
|
Leopard TOGT Pro Cycling | 20 | ,, |
| 11 |
NIZZOLO Giacomo
|
Israel – Premier Tech | 15 | ,, |
| 12 |
BITTNER Pavel
|
Team DSM | 10 | ,, |
| 13 |
BIERMANS Jenthe
|
Team Arkéa Samsic | 5 | ,, |
| 14 |
ROBEET Ludovic
|
Bingoal WB | 5 | ,, |
| 15 |
LUDVIGSSON Tobias
|
Q36.5 Pro Cycling Team | 5 | ,, |
| 16 |
ABRAHAMSEN Jonas
|
Uno-X Pro Cycling Team | 3 | ,, |
| 17 |
NAESEN Lawrence
|
AG2R Citroën Team | 3 | ,, |
| 18 |
VANHOOF Ward
|
Team Flanders – Baloise | 3 | ,, |
| 19 |
STUYVEN Jasper
|
Trek – Segafredo | 3 | ,, |
| 20 |
HOOLE Daan
|
Trek – Segafredo | 3 | ,, |
| 21 |
LEROUX Samuel
|
Go Sport – Roubaix Lille Métropole | 3 | 0:07 |
| 22 |
FRETIN Milan
|
Team Flanders – Baloise | 3 | 0:08 |
| 23 |
FRISON Frederik
|
Lotto Dstny | 3 | ,, |
| 24 |
VERMEERSCH Florian
|
Lotto Dstny | 3 | ,, |
| 25 |
BEULLENS Cedric
|
Lotto Dstny | 3 | 0:10 |
| 26 |
Tim Torn Teutenberg
|
Leopard TOGT Pro Cycling | ,, | |
| 27 |
TAMINIAUX Lionel
|
Alpecin-Deceuninck | ,, | |
| 28 |
VACEK Mathias
|
Trek – Segafredo | ,, | |
| 29 |
CAMPENAERTS Victor
|
Lotto Dstny | ,, | |
| 30 |
DEWULF Stan
|
AG2R Citroën Team | ,, |






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