ロードバイクの情報を発信しています!

2022 ル・サミン 石畳を含むワロンのワンデーレースを制したのは?

海外情報
Photo credit: Jean-Marc Froidure - JMF.pics on VisualHunt
この記事は約14分で読めます。

フランダースでのオープニングウィークエンドの2日後、ル・サミン(1.1)はベルギーのワロン地方での最初のレースとなる。

この、セミクラシックは1968年からサイクリングカレンダーに掲載されており、現在はワロンサイクリングサーキットの一部となっている。

第1回の開催は、ワロン地域のエノーにある同名の村にちなんで名付けられ、グランプリフェイトルフランとして知られていた。

 

 

ル・サミンと名前がついた由来は、第1回優勝者のフランス人、ポセ・サミンからきている。

彼は1967ツール・ド・フランスでステージ優勝。しかし、翌年、ツアー中に実施されたテストで陽性であることが証明され罰金となる。

だが、これは不公平なドーピング停止処分と言われており、1969年に23歳の若さでレース中に亡くなった。

これから、メモリアル・サミンとなり、現在のル・サミンとレース名が変わっている。

 

過去の優勝者

  • 2021 ティム・メルリエ
  • 2020 ユーゴ・オフステテール
  • 2019 フロリアン・セネシャル
  • 2018 ニキ・テルプストラ
  • 2017  VAN KEIRSBULCK Guillaume
  • 2016  ニキ・テルプストラ
  • 2015  BOECKMANS Kris
  • 2014  VANTOMME Maxime
  • 2013  TSATEVICH Alexey
  • 2012 アルノー・デマール

 

昨年はマチュー・ファンデルプールが最後にハンドルを折ってしまったレースだ。

 

スポンサーリンク

カレニョン~ドゥール  209km

コースプロフィール photo lesamyn

 

ベルギーのエノー県にあるワロン地域のカレニョンからスタート。今年は昨年よりも5km伸びて209kmとなっている。

ゴール手前92.2kmから26.4kmの4周のローカルサーキットに突入。ローカルサーキットの中には、4か所のセクターがあり、全体で16のセクターがある。

 

  1.  Rue du VertPignon 石畳
  2. コート・デ・ラ・ロケット 石畳
  3. コート・デ・ノネット 石畳
  4. シュマン・ド・ヴィオリー 石畳

 

ゴールも登っており、足が試されるコースだ。スプリンターチームは最後までチームのスプリンターを連れていくために働かないといけない。

 

注目されるライダーは

  •  Alpecin-Fenix ティム・メルリエ
  •  AG2R Citroën Team オリバー・ナーセン、ステン・デウルフ
  •  BORA – hansgrohe ルーカス・ペストルベルガー、マシュー・ウォールズ
  •  Cofidis マキシミリアン・ヴァルシャイド
  •  Quick-Step Alpha Vinyl Team ファビオ・ヤコブセン
  •  Team DSM カスバー・ピーダスン
  •  Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux アンドレア・パクアスロン
  •  Israel – Premier Tech トム・ファンアスブロック
  •  Jumbo-Visma パスカル・エーンクホーン
  •  Lotto Soudal ヴィクトール・カンペナールツ、フィリップ・ジルベール
  •  Trek – Segafredo エドワード・トゥーンス
  • UAE Team Emirates マッテオ・トレンティン、ライアン・ギボンズ
  •  Team Arkéa Samsic ユーゴ・オフステテール
  • TotalEnergies クリス・ローレンス、ニキ・テルプストラ

本命はファビオ・ヤコブセンだけど、昨年優勝のティム・メルリエがどう対抗するかが焦点となりそう。

 

女子レース

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

女子レースが先にあり、シクロクスで活躍しているシリン・ファンアンローイが最後に抜け出して逃げていた。

 

でも、最後はゴール前200mで捕まってしまった。中々白熱して面白い展開。

 

ただ、やはり最後はスプリントか~と言った感じだった。男子もこうなるかな。女子優勝はモビスターのエマ セシリー・ヨルゲンセン。

 

6人の逃げ

昨年優勝のティム・メルリエはファビオ・ヤコブセンに対応できるか?

 

Lotto Soudalのヴィクトール・カンペナールツは相当やる気。オンループ・ヘットニュースブラッドでは、2回のパンクに石畳での落車で、遅れたけど最終的には5位になる力強さ。

スペイン合宿では低酸素状態を作り出して、マチュー・ファンデルプールとも走っていた成果が出るかな。

 

スタートから5kmで6人の逃げが完成。

  1. サム・ウェルスフォード (Team DSM)
  2. Nickolas Zukowsky (Human Powered Health)
  3. Jente Boons (BEAT Cycling)
  4. Kenneth Caethoven (Minerva Cycling)
  5. Sander Lemmens (Tarteletto-Isorex)
  6. Samuel Leroux (Go Sport-Roubaix)

 

残り93kmで大落車が。

 

Lotto Soudalのフロリアン・フェルメルシュが肘を抑えている。フロリアン・フェルメルシュは、走りだしたけど、Israel – Premier Techのライダーは寝転んだまま。

 

なんと、レースにはトラクターが侵入。何事もなかったけれど。

 

集団から二人が追走に出る。

  1. 165  HERREGODTS RuneHERREGODTS Rune)
  2. 194 DAEMEN Stijn (BEAT Cycling)

 

Uno-X Pro Cycling Teamが集団前方に出ている。2020年にNTT Pro cyclingに所属していた、ラスムス・ティレルで狙うのかな。

 

先頭は4人となってしまった。タイム差も集団から46秒と迫られている。

 

追走の二人も集団に追いつかれそうだ。

 

追走は捕まってしまった。あとは先頭集団だけだ。

 

先頭4人はゴール地点を通過していく。

 

集団から逃げだそうとしても、ウルフパックがつぶしていく。

 

残り48kmで落車。なんとか皆立ち上がって走り出す。

 

後ろに集団が見えてきた段階で先頭は3人。少し捕まえるのが早くないかな。

 

3人は捕まってしまう。最後はグータッチだ。

 

クリストファー・ローレスが膝を抑えている。これはスブリント出来ないなあ~。

 

ドリース・デポンドのカウンターアタックがかかるのだけど~。

 

ベルト・ファンレルベルフが捕まえてしまう。

 

ヴィクトール・カンペナールツのスパートにマッテオ・トレンティンも反応するけど、逃げれない。

 

ニキ・テルプストラは集団の最後尾だ。

 

ヴィクトール・カンペナールツの強烈な引きで、集団は中切れ。

 

落車はEquipe continentale Groupama-FDJÄRM Rait。開発チームの若手だ。

 

マッテオ・トレンティンもガンガンに引く。

 

かなり離れたぞ。

 

ここでオリバー・ナーセンがパンク。これは痛い。

 

先頭から二人がアタック!

  1. スタン・デウルフ (AG2R Citroën Team)
  2. LaurencePithie (Equipe continentale Groupama-FDJ)

 

二人はあっと言う間に17秒のリード。

 

ヴィクトール・カンペナールツは、先ほどから最後尾でサポートカーを呼びたそうにしている。

 

ヴィクトール・カンペナールツはマークされている。Lotto Soudalは4人先頭にいるのに動かない。

 

ヴィクトール・カンペナールツが先頭の二人に追いつく。だが、後続もあまり離れていない。

 

う~ん、逃げれない。追いつかれてしまう。先頭にはAlpecin-Fenixのティム・メルリエも乗っている。

 

こちらはメイン集団。20秒程度後ろ。

 

マッテオ・トレンティンの引きで先頭が割れそうだ。

 

5人が抜け出しそうになるけど、捕まる。

 

捕まるとヴィクトール・カンペナールツがアタックだ。

 

中々絞れないが9人くらいが前にでた。

 

ここにはベルト・ファンレルベルフが乗っているので邪魔をするだろう。

  1.  ドリース・デポンド Alpecin-Fenix 
  2. マッテオ・トレンティン UAE Team Emirates
  3. ヴィクトール・カンペナールツ Lotto Soudal
  4. スタン・デウルフ AG2R Citroën Team
  5. VLIEGEN Loïc Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux
  6. VAN GESTEL Dries VAN GESTEL Dries
  7. ユーゴ・オフステテール Team Arkéa Samsic
  8. ヨセフ・チェルニー Quick-Step Alpha Vinyl Team
  9. ベルト・ファンレルベルフ Quick-Step Alpha Vinyl Team

 

 

ウルフパックが二人乗っているので上手く回らない。

 

集団の後ろでUAE Team Emiratesのライアン・ギボンズが木に突っ込みそうになる。

 

マッテオ・トレンティンがペースを上げる!

 

マッテオ・トレンティンからヴィクトール・カンペナールツ、スタン・デウルフと回していく。後ろでは、ヨセフ・チェルニーが切れた。

 

ヨセフ・チェルニーは集団の頭を待って引く。

 

残り11kmで30秒まで開いた。

 

集団で落車だ。

 

先頭はガンガンに飛ばす。これはいい感じかも。

 

ティム・メルリエが遅れている。

 

ヴィクトール・カンペナールツが渾身の引きを見せる。

 

今度はマッテオ・トレンティンがアタックだ。

 

集団はウルフパックが引けない。タイム差が広がって44秒だ。これは決まったか?

 

さあ、勝ちの匂いがしてきて、少しずつ牽制気味になってきたか。

 

ヴィクトール・カンペナールツとマッテオ・トレンティンが前に出る。だが、あまり前を引くと最後のアタックが掛けれない。

 

マッテオ・トレンティンもペースを上げるが誰も離れない。これはスプリントになりそうだ。

 

こうなるとスプリントではマッテオ・トレンティンだけど~。

 

残り900mで誰が飛び出すのか?

 

ヴィクトール・カンペナールツが登りで最後の力を振り絞る!

 

ヴィクトール・カンペナールツは逃げ切れず。

 

牽制しながらスプリントだ。

 

最後は、集団に追いこまれながらスプリント開始!

 

マッテオ・トレンティンが先行してハンドルを投げるがユーゴ・オフステテールが差し切ったか?

 

あ~、勝ったのはマッテオ・トレンティンだ~!

やはり、このメンバーでは過去優勝者のユーゴ・オフステテールでもかなわなかった。しかし、スプリントで決着になると思われたレースが、まさか逃げ切りになるとは~。

ヴィクトール・カンペナールツとマッテオ・トレンティン、ドリース・デポンドという強力な逃げ屋が入ったメンバーは強かった。

メイン集団がまさか追いこめないとは思わなかったけれど。これがあるからレースは面白い。

 

スポンサーリンク

リザルト

マッテオ・トレンティンのコメント

それは非常にタフなゲームだった。テレビで壮観だったに違いありません。足の見栄えはそれほど良くなかったが、勝利だったのでとてもうれしい。

私は決して慌てなかった。それはクールネと少し同じだった。プロトンは追いかけていたが、加速するたびに10〜15秒間外出していた。

つまり、プロトンの脚は主要なグループの脚よりも優れているわけではない。

このようなレースの終わりには、どれだけ速いかではなく、他の人と比べてどれだけ新鮮かが重要だ。

私は誰を恐れていましたか?もちろん、ユーゴ・オフステテール。彼はすでにこのレースで1回(2020年)優勝しており、クールネでは3位だったので、彼の体調も良好だ。

ドリース・デポンドは、実際にはスプリントでの私のリードアウトとなった。結局、彼を追い越し、最後のストレートでユーゴを阻止することができた。半輪だったと思う。

ワロン地域は、過去に多くのイタリア人が鉱山で働くようになった場所だ。残念ながら、彼の多くは多くの重大な事故で亡くなった。しかし、ここの人々がイタリア語を話すのを聞くのはいいことだ。

彼らは第2世代または第3世代だが、イタリアのルーツを誇りに思っている。ですから、今日は少しくつろいだ気分になった。

 

Rnk Rider Team UCI Time
1
 TRENTIN Matteo
UAE Team Emirates 125 4:49:29
2
 HOFSTETTER Hugo
Team Arkéa Samsic 85 ,,
3
 DE BONDT Dries
Alpecin-Fenix 70 ,,
4
 DEWULF Stan
AG2R Citroën Team 60 ,,
5
 VLIEGEN Loïc
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 50 ,,
6
 CAMPENAERTS Victor
Lotto Soudal 40 ,,
7
 VAN GESTEL Dries
TotalEnergies 35 ,,
8
 VAN LERBERGHE Bert
Quick-Step Alpha Vinyl Team 30 ,,
9
 TILLER Rasmus
Uno-X Pro Cycling Team 25 0:04
10
 DE LIE Arnaud
Lotto Soudal 20 ,,
11
 PASQUALON Andrea
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 15 ,,
12
 NAESEN Oliver
AG2R Citroën Team 10 ,,
13
 CAPIOT Amaury
Team Arkéa Samsic 5 ,,
14
 MOZZATO Luca
B&B Hotels – KTM 5 ,,
15
 DUPONT Timothy
Bingoal Pauwels Sauces WB 5 ,,
16
 TOUZÉ Damien
AG2R Citroën Team 3 ,,
17
 VAN ASBROECK Tom
Israel – Premier Tech 3 ,,
18
 BARBIER Pierre
B&B Hotels – KTM 3 ,,
19
 OLIVEIRA Rui
UAE Team Emirates 3 ,,
20
 HOOLE Daan
Trek – Segafredo 3 ,,

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました