2022 コッピ・エ・バルタリ第5ステージ　　ウルフパックが逆襲にでる!

第4ステージでは、またも奇跡の走りを見せたマチュー・ファンデルプール。規格外の男が完全復活と言った感じだ。

 

2022 コッピ・エ・バルタリ第4ステージ　　ありえない! 奇跡を起こす男!

INEOS Grenadiersが、総合1位と2位をしめた第3ステージ。 レースコントロールはINEOS Grenadiersが行うことになる。ただ総合3位にマルク・ヒルシが24秒差で続いている。 このステージでは動かないだろうけど、明日は...

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2022.03.26

やはり、人間使い過ぎたら休まないと身体が持たないということかな。

さて、コッピ・エ・バルタリも最終日。現在総合トップはエディ・ダンバー、2位はベン・トゥレットとINEOS Grenadiersのコンビ。

マルク・ヒルシが24秒差で総合3位に位置している。UAE Team Emiratesは逆転目指してレースを厳しくすることは間違いない。

ゴールに向けて逃げ切りにチャレンジして貰いたいがどうかな。

第5ステージ　ガザルグイディ～カンタグリロ　　160km

コースプロフィール　photo gsemilia

最終日もトスカーナ地方でおこなれる。昨日と同じように後半にローカルサーキットを3周する。

ムンゲリーノの登りを3回登るので、最後の登りで逃げ切りを目指したライダーの走りが見られるはず。

特に、最後の2.9kmは8.1%の勾配がありタイム差をつけるには十分だ。ただ、頂上からゴールまでは16kmある。

逃げ切るためには、1分以上のタイム差をつけたいけど、距離が少ないので難しいかな。INEOS Grenadiersがしっかりとコントロール出来るかが勝負だ。

1. 3級山岳　Serravalle Pistoiese   0.7km・11.1%
2. 2級山岳　ムンゲリーノ　5.3 km・6.2％
   
3. 2級山岳　ムンゲリーノ　5.3 km・6.2％

スタート前

YouTube動画より　以下同様

昨日逃げから、最後はスプリントで勝利したマチュー・ファンデルプールは大人気だ。

ゲラント・トーマスは、今日もアシスト役で若い二人を助ける。

BORA – hansgroheも4人しかいない状態でスタート。

11人の逃げ

スタート直後から11人の逃げが出来上がる。復帰したレミ・カヴァニャも入っている。

1. レミ・カヴァニャ　Quick-Step Alpha Vinyl Team
2. ヨセフ・チェルニー　Quick-Step Alpha Vinyl Team
3. オメル・ゴールドスタイン　Israel – Premier Tech
4. フレデリック・ワンダール (Bora-hansgrohe)
5. ジュリアス・ファンデンベルフ (EF Education-EasyPost)
6. ファビオ・ファンデンボッシュ (Alpecin-Fenix)
7. ジュヴァンニ・カルボーニ (Italiaanse selectie)
8. Johan Meens(Bingoal-Pauwels Sauzen)
9. Tom Paquot (Bingoal-Pauwels Sauzen)
10. David Martin Romero (Eolo-Kometa)
11. Jacopo Cortese (Mg. K Vis-Color for Peace-VPM)

逃げは完全に容認されて、8分の大量リード。

集団はINEOS Grenadiersが引くが総合順位だけを考えるている。逃げているメンバーでは、オメル・ゴールドスタインが総合で6分58秒遅れなので、このタイムだけを考えておけばよい。

最後に追い込めば、エディ・ダンバーの総合には関係ない。

3人が逃げから抜け出す。残り50kmで後続に18秒のタイム差。

1. レミ・カヴァニャ　Quick-Step Alpha Vinyl Team
2. ヨセフ・チェルニー　Quick-Step Alpha Vinyl Team
3. オメル・ゴールドスタイン　Israel – Premier Tech

3人からヨセフ・チェルニーがアタック!

リーダーのエディ・ダンバーは、集団から少しぬけて単独で走っている。オメル・ゴールドスタインとのタイム差を考えてのことか?

エディ・ダンバーは後続との差を確認しながら逃げ続ける。マルク・ヒルシに攻撃される前に自分で仕掛けた感じか。

後続は、レミ・カヴァニャがオメル・ゴールドスタインに張り付いているので、ヨセフ・チェルニーはタイム差を広げる一方だ。1分までタイム差を広げた。

エディ・ダンバーは下りで集団の視界に入ってきた。もう下りしかないので、逆襲される場所はない。

UAE Team Emiratesがようやく、エディ・ダンバーを捕まえる。

ヨセフ・チェルニーは、チェコのTT王者に3度なっているTTスペシャリストだ。独走は得意だと言って良い。

ヨセフ・チェルニーは、残り1kmを切って急減速。後ろを見ている。

ヨセフ・チェルニーは、オマール・ゴールドスタインをちぎったレミ・カヴァニャを待っていた!

レミ・カヴァニャは、残り500mで追いついた!

第1ステージから5人でスタートしていたQuick-Step Alpha Vinyl Teamが最終ステージで見事な仕事だ。

二人にとって最高のヴィクトリーロード!

ヨセフ・チェルニーとレミ・カヴァニャの見事な勝利!

Quick-Step Alpha Vinyl Teamが、ワンツーフニッシュを決める素晴らしい走りだ。ヨセフ・チェルニーは、キャリア9勝目、チームは今シーズン16勝目となった。

エディ・ダンバーは、UAE Team Emiratesを抑えてゴールでガッツボーズ。

総合は、エディ・ダンバーが守り切る。エディ・ダンバーは、プロで初めての総合優勝。

INEOS Grenadiersはベン・トゥレットが総合2位となり完璧なレース展開だ。

リザルト

第5ステージ　リザルト

ヨセフ・チェルニーのコメント

このように勝つことは常に特別なことだ。ここでのレースは大変な一週間だったが、気分が良く、早めの休憩でジャンプすることにした。

最後から2番目のラップで加速し、それから素晴らしいギャップを作りだした。

最後の数キロで、レミは他のライダーを解放し、私に加わった。チームメイトと喜びを分かち合えるのは素晴らしいことだね。

今シーズン初優勝で、もう少し優勝したい。ステージ優勝と自信を持ってこのレースを去る。

レミ・カヴァニャも完全復活の2位で、ウルフパックは少しずつ力を取り戻すのではないかな。

総合

エディ・ダンバーのコメント

2つのステージ優勝から、ここに最強のチームがあることが証明されたと思う。ええ、私たちがリーダーのジャージを持っていて、正しい戦略を立てているとき、イネオスは非常に経験豊富だ。

私たちは逃げを管理下に置いた。GCの連中をコントロールするのは、私とベンの責任だった。サイモン・カーとマルク・ヒルシの二人を見ておけばよかった。

逃げを手放すとボーナスタイムのストレスから解消された。それはスーパーチームのパフォーマンスだった。チームは一週間中スーパーに乗った。私はそれを終えて勝利で彼らに返済することができてうれしい。

ポイント賞

山岳賞

新人賞