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2022 コッピ・エ・バルタリ第4ステージ  ありえない! 奇跡を起こす男!

海外情報
Photo credit: Egisto Sani on Visualhunt
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INEOS Grenadiersが、総合1位と2位をしめた第3ステージ。

レースコントロールはINEOS Grenadiersが行うことになる。ただ総合3位にマルク・ヒルシが24秒差で続いている。

このステージでは動かないだろうけど、明日は最後の逆転を目指してアタックを繰り出すのでは。

UAE Team Emiratesと、INEOS Grenadiersのチーム対決も見ものだ。

 

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第4ステージ   モンテカティーニ~モンテカティーニ   158.7 km

コースプロフィール photo gsemilia

 

二つのサーキットを回るコース。ヴィコクライムを4回繰り返す14.6kmの前半のコース。

2級山岳を越えて、再びヴィコクライムを4周回。スプリンターがギリギリ残れるかもしれないコース設定だ。

ゴール前5kmはフラットで、道幅も広い。ゴール前に直角カーブがあるがゴールは広いので危険なことはないだろう。スプリンター対決となるかな。

 

  1. 3級山岳 ヴィコ   3.2km・5.3%
  2. 2級山岳 Goraiolo 10km・5.7%
  3. 3級山岳 ヴィコ   3.2km・5.3%

 

6人の逃げ

スタートからすんなり6人の逃げが容認される。

  1. Luc Wirtgen(Bingoal Pauwels)
  2. RIVI Samuele(Eolo Kometa)
  3. Andrea Piras(Beltrami Tsa Tre Colli)
  4. Andrea Garosio(biesse Carrera)
  5. Emil Dima(Giotti Vittoria Savini Due)
  6. ポールライト(MGK Vis Colors For Peace Vpm)

 

マチュー・ファンデルプールは2級山岳の下りから単独で集団から抜け出した。残り80km近いのに~。

 

ひえ~、マチュー・ファンデルプールは15kmかけて、先頭集団に一人で追いついてしまった。

 

ヴィコクライムを続けるうちに先頭は4人に。

  1. マチュー・ファンデルプール Alpecin-Fenix
  2. Luc Wirtgen(Bingoal Pauwels)
  3. RIVI Samuele(Eolo Kometa)
  4. Andrea Garosio(biesse Carrera)

 

集団はINEOS Grenadiersが中心で追っている。ゲラント・トーマスが集団先頭で牽引する。

 

ここから8度目のヴィコクライムに向かう。残り15kmでタイム差35秒まで縮められている。

 

3級山岳 ヴィコ   3.2km・5.3%

登り始めた途端にマチュー・ファンデルプールがアタック!

 

あっという間に、3人は豆粒に~。

 

最初に集団から抜け出した時に、15kmの追走をして追いついている。また、ここでアタックをかけて単独で残り15kmを逃げ切るつもりだ。なんというパワーなんだ。

 

これは来週のロンド・ファン・フラーンデレンのドレスリハーサルなのか?

 

逃げていた3人の後ろに集団が見えてきた。

 

3人は集団に吸収される。

 

先頭はヴィンチェンツォ・ニバリだ。後ろは、マウロ・シュミット。

 

マチュー・ファンデルプールが頂上を越えた。だが、後ろの集団も迫っている。

 

あ~、下りで集団が見えてきた。

 

マチュー・ファンデルプールが捕まってしまう。これは勿体ない。

 

ジャンルーカ・ブランビッラが抜け出そうとするが、ゲラント・トーマスが逃がさない。

 

集団は再編成されそうだ。エディ・ダンバーもしっかりと前にいる。マチューも。

 

ゲラント・トーマス先頭で、ゴールに向かう。マチュー・ファンデルプールは、足を充電しているのか?    まさかスプリントに参加する?

 

ここでマウロ・シュミットがアタック!

 

これに、二コラ・コンチが反応する。二人は残り7kmで抜け出した。

 

後方は、ゲラント・トーマス先頭だが、どうする?

 

二コラ・コンチは、2022年にGazprom – RusVeloにTrek-Segafredoから移籍。しかし、ロシアチームなので、3月1日で離脱している。今日はイタリア代表チームのジャージだ。

 

マウロ・シュミットは全開なので、二コラ・コンチが中々追いつかない。

 

マウロ・シュミットが後ろを確認して、ようやく二コラ・コンチが追いつく。

 

二人は先頭交代するが、二コラ・コンチよりマウロ・シュミットの引きが長く速い。

 

マウロ・シュミットのステージ2勝目なるか?

 

ゲラント・トーマス先頭で二人を追い詰める。

 

Alpecin-Fenixのフローリス・デティエも先頭交代に入る。マチュー・ファンデルプールでスプリントを狙うつもりだ。しかし、マチューはしっかりと足を使っているけど。

 

二人の後ろに集団が迫る。

 

マウロ・シュミットが先頭交代の合図を出すが、もう二コラ・コンチは引けない。

 

二人は残り1kmで捕まってしまう。さあスプリントだ。

 

マウロ・シュミットの引きから、チームメイトのレミ・カヴァニャが受け継ぐ。

 

レミ・カヴァニャは残っているヨセフ・チェルニーのために引いているの。元々5人しかいないので残っているメンバーも少ない。

 

さあ、スプリント開始でイーサン・ヘイターが前に出る。

 

ヨセフ・チェルニーの後ろから、マチュー・ファンデルプールが出てきたぞ。

 

イーサン・ヘイターとマチュー・ファンデルプールの一騎打ちだ!

 

なんと、スプリントを制したのはマチュー・ファンデルプールだ~!

イーサン・ヘイターは、かなわないと言った感じで苦笑いしている。

残り80kmから単独で集団から抜け出し、一人で前に追いつく。残り10kmで捕まえられたのに最後はスプリントで勝ってしまうなんて。

アンビリバボーな男が完全復活だ!

スプリンターが残れるステージなので、別に逃げて集団に追いつく必要もなかった。逃げ切りで勝てる自信があるから、単独で追ったのだろう。

最後にスプリントで勝ってしまうなんて、奇跡を可能にするマチューだからこそ出来る技だ。

 

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リザルト

第4ステージ リザルト

マチュー・ファンデルプールのコメント

本当にもう勝利を期待していなかった。私は決してあきらめないようにしている。今日は気分が良く、実際に楽しんでいた。それは私がレースをする好きな方法だ。

ロングクライムの降下後、大きなギャップがあり、それからトップグループにたどり着いた。

それは素晴らしいリードだったが、彼らはそれを閉じた。それからスプリントに焦点を合わせた。少し回復しようとしたが、まだ良いスプリントをするための足があると感じていた。

普通ではあり得ないレースパターン。それだけ足が残っているということの表れだ。

来週のドワルス・ドール・フラーンデレン、ロンド・ファン・フラーンデレンでは一躍優勝候補の一人となるのは間違いない。

 

Rnk Rider Team UCI   Time
1
 VAN DER POEL Mathieu
Alpecin-Fenix 14   3:59:49
2
 HAYTER Ethan
INEOS Grenadiers 5   ,,
3
 MERTZ Rémy
Bingoal Pauwels Sauces WB 3   ,,
4
 SMITH Dion
Team BikeExchange – Jayco     ,,
5
 VAN DIJKE Mick
Jumbo-Visma     ,,
6
 BOUWMAN Koen
Jumbo-Visma     ,,
7
 POLANC Jan
UAE Team Emirates     ,,
8
 GOLDSTEIN Omer
Israel – Premier Tech     ,,
9
 FETTER Erik
EOLO-Kometa     ,,
10
 TESFATSION Natnael
Drone Hopper – Androni Giocattoli     ,,
11
 BRAMBILLA Gianluca
Trek – Segafredo     ,,
12
 SCARONI Christian
Italy     ,,
13
 DUNBAR Eddie
INEOS Grenadiers     ,,
14
 ČERNÝ Josef
Quick-Step Alpha Vinyl Team     ,,
15
 ULISSI Diego
UAE Team Emirates     ,,
16
 FEDELI Alessandro
Italy     ,,
17
 TIBERI Antonio
Trek – Segafredo     ,,
18
 HOLLYMAN Mason
Israel – Premier Tech     ,,
19
 PESENTI Thomas
Beltrami TSA – Tre Colli     ,,
20
 LOPEZ Harold Martin
Astana Qazaqstan Team     ,

総合

Rnk Prev ▼▲ Rider Team UCI Time
1 1
 DUNBAR Eddie
INEOS Grenadiers 3 16:37:00
2 2
 TULETT Ben
INEOS Grenadiers   0:09
3 3
 HIRSCHI Marc
UAE Team Emirates   0:24
4 4
 CARR Simon
EF Education-EasyPost   0:30
5 5
 TIBERI Antonio
Trek – Segafredo   0:45
6 6
 ULISSI Diego
UAE Team Emirates   0:48
7 7
 UIJTDEBROEKS Cian
BORA – hansgrohe   ,,
8 8
 BRAMBILLA Gianluca
Trek – Segafredo   1:01
9 10 ▲1
 HAYTER Ethan
INEOS Grenadiers   1:12
10 9 ▼1
 CONCI Nicola
Italy   1:14

ポイント賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 2 ▲1
 HAYTER Ethan
INEOS Grenadiers 24
2 1 ▼1
 TULETT Ben
INEOS Grenadiers 16
3 3
 DUNBAR Eddie
INEOS Grenadiers 16
4 11 ▲7
 VAN DER POEL Mathieu
Alpecin-Fenix 15
5 4 ▼1
 SCHMID Mauro
Quick-Step Alpha Vinyl Team 10
6 5 ▼1
 SOBRERO Matteo
Team BikeExchange – Jayco 9
7 6 ▼1
 HIRSCHI Marc
UAE Team Emirates 8
8 7 ▼1
 ULISSI Diego
UAE Team Emirates 8
9 8 ▼1
 TESFATSION Natnael
Drone Hopper – Androni Giocattoli 8
10  
 MERTZ Rémy
Bingoal Pauwels Sauces WB 6

山岳賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1
 GAROSIO Andrea
Biesse – Carrera 42
2 2
 CATTANEO Mattia
Quick-Step Alpha Vinyl Team 20
3 3
 ZARDINI Edoardo
Drone Hopper – Androni Giocattoli 18
4 4
 DUNBAR Eddie
INEOS Grenadiers 11
5 5
 BORTOLUZZI Giovanni
Work Service Vitalcare Vega 10
6 6
 SHAW James
EF Education-EasyPost 10
7 8 ▲1
 VAN DER POEL Mathieu
Alpecin-Fenix 9
8 7 ▼1
 RIESEBEEK Oscar
Alpecin-Fenix 8
9  
 RIVI Samuele
EOLO-Kometa 8
10 9 ▼1
 GALLOPIN Tony
Trek – Segafredo 6

新人賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Time
1 1
 TULETT Ben
INEOS Grenadiers 16:37:09
2 2
 HIRSCHI Marc
UAE Team Emirates 0:15
3 3
 CARR Simon
EF Education-EasyPost 0:21
4 4
 TIBERI Antonio
Trek – Segafredo 0:36
5 5
 UIJTDEBROEKS Cian
BORA – hansgrohe 0:39
6 6
 HAYTER Ethan
INEOS Grenadiers 1:03
7 7
 TESFATSION Natnael
Drone Hopper – Androni Giocattoli 1:29
8 8
 CEPEDA Jefferson Alexander
Drone Hopper – Androni Giocattoli 2:13
9 9
 ZANA Filippo
Bardiani-CSF-Faizanè 3:17
10 10
 STAUNE-MITTET Johannes
Jumbo-Visma ,,

 

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