ボルタ・ア・カタルーニャ第1ステージのゴール後に心臓マッサージをうけたソンニ・コルブレッリ(Bahrain Victorious)。
命があって良かったというソンニ・コルブレッリは、イタリアに帰ってきたが重大な決断を迫られるかもしれない。
除細動器
最悪の事態は脱したが、最も困難な事態は今から訪れる。
ソンニ・コルブレッリは、すぐにレース会場に行くことはない。現在、イタリアの自宅に帰ってきている。
今後、家族やBahrain Victoriousの医療スタッフとともに、名医と重要な決断を下すことになる。
パドヴァ大学の不整脈原性心筋症の心室細動の研究における世界有数の専門家の一人で遺伝的心筋症とスポーツ心臓学のオペレーティング ユニット長に会いに出発する予定だ。
パドヴァ大学では、ソンニ・コルブレッリは、いくつかの重要な決断を下さなければならなくなる。
非常に厳しいが、どの除細動器を身体に埋め込むか、そしてサイクリングをどうするか。
場合によっては、再度の心停止の可能性もあるので埋め込み型除細動器(ICD)を身体に埋め込む必要があるかもしれないからだ。
埋め込み型除細動器の体内への埋め込み手術では、装置本体を前胸部に埋め込み、心臓内に電気信号を感知するための電極を取り付ける。
心停止した際に、いち早く処置するためだ。
スポーツ出場資格に関する健康規制が厳しいイタリアでは、皮下電気刺激装置を装着してレースに出場することはできない。
しかし、国外では可能となっている。最悪の事態は脱したが、ソンニ・コルブレッリは、これからが最大の難関となる。
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