ロードバイクの情報を発信しています!

スペイン版のストラーデビアンケ 2022クラシカ・ハエン・パライソ・インテリオルのグラベルを制覇したライダーは?

海外情報
Photo credit: Jose Javier Martin Espartosa on VisualHunt
この記事は約11分で読めます。

今年から新たに始まるスペインのワンデーレース。

バエサからウベダまでの180kmのレースで、この地域の有名な「オリーブの海」を横切る丘陵コースにグラベル区間が含まれる。

 

スポンサーリンク

バエサ~ウベダ 187.8km

コースマップ photo procyclingstats

 

コースマップのグレーの部分がグラベル区間。全部で約40kmもある。

7箇所のセクターがあり、しかも登りだから大変だ。後半は、フニッシュラインを3回通る周回でゴール前は石畳。ウベダの歴史的な中心街がゴールとなる。

フニッシュは、5.5%で6.1km。その内グラベルは5.4kmもある。

50万ヘクタールもの広大なオリーブの木が生い茂る「マル・デ・オリボス」を舞台に、高低差3,500mを走る。

フルームはグラベルはステージレースにはいらないというけど、これはワンデーレースなので人気が出るのかな。

 

注目されるライダー

  • Astana Qazaqstan Team ミゲルアンヘル・ロペス、アレクセイ・ルチェンコ
  •  EF Education-EasyPost 中根英登、ラクラン・モートン
  •  Lotto Soudal ティム・ウェレンス
  •  Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux コービー・ホーセンス、ビニヤム・ギルマイ
  •  BORA – hansgrohe レナード・ケムナ、エマヌエル・ブッフマン
  •  Movistar Team アブネル・ゴンザレス
  • Team Arkéa Samsic コナー・スウィフト、ワレン・バルギル
  • Human Powered Health ベンジャミン・キング、チャド・ハガ

 

5人の逃げ

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

EF Education-EasyPostからは、中根英登にアドベンチャーライダーのラクラン・モートンも参加。

 

アスタナは、ミゲルアンヘル・ロペスにアレクセイ・ルチェンコで狙う。

 

モビスターはアレハンドロ・バルベルデがいないからねえ~。

 

スペインも快晴。雨のグラベルだったら大変だ。

 

ニュートラルスタート。

 

リアルスタートからペースが上がる。

 

セクター1

元Team DSMのチャド・ハガが逃げに乗っている。

  1. 76 イゴル・アリエタ(Equipo Kern Pharma)
  2. 77 ラウール・ガルシア(Equipo Kern Pharma)
  3. 82 Xabier Mikel Azparren(Euskaltel – Euskadi)
  4. 152 ジェンノ・バークモーズ(Sport Vlaanderen – Baloise)
  5. 165 チャド・ハガ(Human Powered Health)

 

完璧なるグラべルロード。これを何回も走るのは大変だ。

 

アスタナの二人が落車。まあ、こけますよね。

 

グラベルのたびにライダーが減っていく。

 

残り100kmで2分7秒のタイム差。すでに4人となっている。

  1. 76 イゴル・アリエタ(Equipo Kern Pharma)
  2. 77 ラウール・ガルシア(Equipo Kern Pharma)
  3. 152 ジェンノ・バークモーズ(Sport Vlaanderen – Baloise)
  4. 165 チャド・ハガ(Human Powered Health)

最後まで残ったのはイゴル・アリエタ。だが、これも吸収されてしまう。

 

第4セクター

3回同じ場所を走るグラベルセクター。第4セクターで集団はかなり絞り込まれる。

 

後ろの集団とは20秒離れている。先頭ももう人数は少ない。

 

メイン集団はアルケア・サムシックが引く。

 

先頭はレナード・ケムナかな。オーバートレーニングからツールも出場出来なかったが復調してきたか?

 

アレクセイ・ルチェンコが先頭に立って後ろを確認。少し抜けている。

 

アレクセイ・ルチェンコがベースを上げ始める。

 

後ろからティム・ウェレンスが追ってくる。

 

後続とは少し離れている。もういくのか?

 

アレクセイ・ルチェンコは後ろを確認して、更にペースを上げる。

 

あら~、ティム・ウェレンスがついていけない。

 

ティム・ウェレンスが30m離れた。残り46kmあるけど、アレクセイ・ルチェンコは独走するのか?

 

ギリギリでティム・ウェレンスの姿が見えている。かなり後方だ。

 

メイン集団は人数が膨らんでいるがタイム差は1分以上となる。

 

アレクセイ・ルチェンコはグラベル区間を抜け舗装路に。ここからゴールまで一人で行けるのかな。

 

下りに入り、後続がまとまって追ってくる。

 

後続からはアレクセイ・ルチェンコの姿が見えている。最後尾は、アルケア・サムシックのマルクス・バユー21歳。

 

ルチェンコは後続を待つ気はない。ダンシングで突き放す。

 

追走は、マルクス・バユーが切れて4人に。最後尾はBORAのエマヌエル・ブッフマン。ロットは、アンドアス・クロン。

 

ルチェンコは、下った所で29秒ものタイム差を稼ぎだした。

 

追走4人。

  1. 22 エマヌエル・ブッフマン(BORA – hansgrohe)
  2. 44 アンドアス・クロン( Lotto Soudal)
  3. 67 NICOLAU Joel(Caja Rural – Seguros RGA)
  4. 71 ADRIÀ Roger(Equipo Kern Pharma)

 

 

時折、後ろを確認しながらルチェンコは走る。タイム差は30秒前後と安全圏ではない。

 

長い下りで二人が追いつきそうだ。

 

ルチェンコが後ろを確認。

 

先頭は3人に。下りで追いついのはコナー・スウィフトにレナード・ケムナ。下りをぶっ飛ばして追いついた。

  1. レナード・ケムナ(BORA – hansgrohe)
  2. コナー・スウィフト( Team Arkéa Samsic)
  3. アレクセイ・ルチェンコ(Astana Qazaqstan Team)

 

第5セクター

3人でグラベルセクターに突入。

 

グラベル区間でアレクセイ・ルチェンコがまたもペースを上げる。あくまでも得意な区間だ。一人追いついた来た。

 

さらに後ろから二人が追いつくか。

 

メイン集団はかなり人数が増えた。下りで追いついた感じだ。

 

レナード・ケムナが遅れた。追いついてきたのはティム・ウェレンスだ。

 

アレクセイ・ルチェンコがじわりとペースを上げる。

 

あっと言う間にコナー・スウィフトとティム・ウェレンスの姿が小さくなった。

 

これは決まったか?

 

アレクセイ・ルチェンコは、後ろを確認してベースを上げる。やはりグラベルで最強なのはアレクセイ・ルチェンコだ!

 

追走は二人が追いついて5人に。最後尾は、ロイック・ヴリーヘン。

 

コナー・スウィフトは本当に強くなったなあ~。大抵のレースで上位に食い込んでくる。ファンとしては嬉しい限り。

 

第6セクター

アレクセイ・ルチェンコは単独で第6セクターに。

 

なんと石畳の登りも。

 

残り22.3kmのゴールラインを越えていく。鈴なりの観客だ。

 

後続は30秒差で追っていく。

 

タイム差が50秒に広がった。これは追いつかない。

 

コナー・スウィフトはサポートカーから缶のボトルを貰う。何を飲んでいるのかな。

 

アレクセイ・ルチェンコは1分10秒までタイム差を開く。

 

この長い下りで踏み込まないのだから、タイム差も縮まらない。もう諦めている感じか。

 

第7セクター

単独でアレクセイ・ルチェンコが最後のグラベルセクターに突入。

 

ラスト3.3km。タイム差は1分5秒。

 

グラベル区間ではタイム差が広がる。レーナード・ケムナがペースアップするが後ろも離れない。

 

アレクセイ・ルチェンコがジャージのジッパーを上げる。いよいよゴールだ。

 

最後は、感動を味わうかのようにゆっくりとゴール。見事なレース運びだった。

アレクセイ・ルチェンコは、昨年のイタリアでのグラベルレース、第1回セレニッシマ・グラベルレースでも勝利している。

UCIはグラベル世界選手権の構想もあるが、アレクセイ・ルチェンコは優勝候補の一人となりそうだ。

アスタナは、これで今シーズンの初優勝となった。

 

スポンサーリンク

リザルト

アレクセイ・ルチェンコのコメント

これは今シーズンの最初のレースであり、最初は非常に難しいレースだが、チームと一緒に高度のテイデで2週間の良いスティントを行った。

最初は、危険やクラッシュの外に出るために、グラベルゾーンの最前線に立つ必要があることを知っていた。

ローカルラップに入ると、本格的なレースだった。結局、今日勝ったのは最強だったし、それは明らかだ。

後ろで、私たちはお互いを見始めた。それは最強の勝利だったので、私は満足している。

今シーズンの最初のレースか優勝するとは、素晴らしいコンデションだ。

 

Rnk Rider Team UCI Time
1
 LUTSENKO Alexey
Astana Qazaqstan Team 125 4:49:12
2
 WELLENS Tim
Lotto Soudal 85 0:53
3
 VLIEGEN Loïc
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 70 0:57
4
 KÄMNA Lennard
BORA – hansgrohe 60 1:16
5
 SWIFT Connor
Team Arkéa Samsic 50 1:28
6
 HINDLEY Jai
BORA – hansgrohe 40 1:54
7
 BARGUIL Warren
Team Arkéa Samsic 35 ,,
8
 CRAS Steff
Lotto Soudal 30 ,,
9
 KRON Andreas
Lotto Soudal 25 ,,
10
 HIVERT Jonathan
B&B Hotels – KTM 20 ,,
11
 GUGLIELMI Simon
Team Arkéa Samsic 15 1:59
12
 GOOSSENS Kobe
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 10 2:11
13
 LASTRA Jonathan
Caja Rural – Seguros RGA 5 ,,
14
 QUINN Sean
EF Education-EasyPost 5 ,,
15
 BUCHMANN Emanuel
BORA – hansgrohe 5 ,,
16
 SERRANO Gonzalo
Movistar Team 3 2:14
17
 LÓPEZ Miguel Ángel
Astana Qazaqstan Team 3 2:33
18
 MATÉ Luis Ángel
Euskaltel – Euskadi 3 ,,
19
 BAKELANTS Jan
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 3 ,,
20
 TIZZA Marco
Bingoal Pauwels Sauces WB 3 2:57

中根英登はDNF。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました