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パリ~ニース第7ステージ 短縮されたステージを制したライダーは誰か?

海外情報
Photo by Simon Connellan on Unsplash
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パリ~ニースも残すところ後2日。

ニース市内には市長の要望により到着しないことになった。だが、昨年のように最終ステージがなくなるという事態は避けられたので良かったのではないかな。

ユンボ・ヴィズマはトニー・マルティンがリタイヤしたけれど、プリモッシュ・ログリッチは絶好調だ。

コースの距離も短くなったので、ログリッチの総合を脅かすライダーは攻撃をしかけるしかない。

 

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第7ステージ 119km

第7ステージ photo paris-nice.fr/

 

第7ステージは、166.5kmから119.2kmに大幅に短縮され、ニースではなく、より北のルブロでスタートする。

そこからコースはコート・ド・ジレット(登坂距離4.6 km・平均勾配4.9%)を越えて元のルートに進む。

その後、コルデラシガーレ(登坂距離6.6km・平均勾配5.5%)とコートドサンアントナン(登坂距離6.2km・平均勾配6.7%)の2級山岳をこなす。

 

ゴールプロフィール photo procyclingstats.com

ヴァル川の谷を経由してヴァルドゥブロールラコルミアンスキーリゾートに向かう。最後は、登坂距離16.2kmで平均勾配6.2%の登りゴールとなる。

最後の登りが長いので、ここで決着がつくはずだ。

 

逃げは13人

photo Tiz-cyclingストリーミングより 以下同様

 

先頭集団はとても良いメンバーで逃げている。だが、それだけにタイム差は与えてくれない。

もっともタイムの良いのは、マティア・カッタネオ(Deceuninck – Quick Step)で2分1秒遅れだ。

2分以上はタイム差をくれないはずだ。

1 POWLESS Neilson
EF Education – Nippo
2 AMADOR Andrey INEOS Grenadiers
3 DE PLUS Laurens
INEOS Grenadiers
4 LUTSENKO Alexey
Astana – Premier Tech
5 BERNARD Julien
Trek – Segafredo
6 ELISSONDE Kenny
Trek – Segafredo
7 DE GENDT Thomas
Lotto Soudal
8 BENNETT Sam
Deceuninck – Quick Step
9 CATTANEO Mattia Deceuninck – Quick Step
10 PEREZ Anthony
Cofidis, Solutions Crédits
11 DE LA CRUZ David
UAE-Team Emirates
12 TEUNS Dylan
Bahrain – Victorious
13 MÄDER Gino
Bahrain – Victorious

 

逃げに入っていたサム・ベネットが登りに入って苦しい表情を浮かべている。スプリントポイントも獲得したし、もう仕事終了しても良いのではないかな。

 

サム・ベネットは、相当粘っていたけれど残り16.1kmで切れてしまう。

 

イネオスは、集団先頭に出ている。先頭にいるアンドレイ・アマドールとローレンス・デプルスのために集団を抑えているようにも見えない。

 

逃げ集団はどんどん、後ろに吸収されていく。トーマス・デヘント(Lotto Soudal)とローレンス・デプルス(INEOS Grenadiers)も捕まってしまう。

 

先頭もどんどん割れていく。もっともタイムのよかったマティア・カッタネオ(Deceuninck – Quick Step)も切れてしまう。

 

集団は、ギヨーム・マルタンのためにコフィディスが引く。残り13kmでタイム差は45秒なので逃げは吸収されそうだ。

 

先頭も4人になった。

 

集団から、コフィディスのシモン・ゲシュケがアタックだ!

 

ついに先頭は3人に。ケニー・エリッソンド(Trek – Segafredo)は昨日も逃げていたので連日の逃げだ。

 

さあ、3人の中からそジーノ・マーダー(Bahrain – Victorious)がアタックだ。ケニー・エリッソンドとニールソン・ポーレス(EF Education – Nippo)も切れてしまう。

 

集団からアタックをかけていた、シモン・ゲシュケが逃げていたティラン・トゥーンス(Bahrain – Victorious)に追いつく。

 

先頭のジーノ・マーダーに、ニールソン・ポーレスが追いついた。

 

集団はアスタナのルイスレオン・サンチェスがアレクセイ・ルチェンコのために引いている。

 

先頭は、ジーノ・マーダーがニールソン・ポーレスを振り切って一人となっている。あと3.1kmで34秒あるので逃げ切れるかな。

 

ステファン・クライスヴァイクが集団の先頭に立った。プリモッシュ・ログリッチのアシストはもう一人しかいない。

 

ステファン・クライスヴァイクの引きが終わったところで、プリモッシュ・ログリッチが先頭に立つ。

 

そして、マキシミリアン・シャフマン(BORA – hansgrohe)が追いついて、先頭に立って引っ張る。

 

一時は、プリモッシュ・ログリッチとマキシミリアン・シャフマンとの二人となった。

 

少し牽制していると、ティッシュ・べノート(Lotto Soudal)とアレクサンドル・ウラソフ(Astana – Premier Tech)とルーカス・ハミルトン(Team BikeExchange)が追いつてくる。

だが、ここで2度目のアタックをプリモッシュ・ログリッチがかける。

 

  

物凄い勢いで駆け上がるログリッチは、前をいくジーノ・マーダーを追い込む。

 

ジーノ・マーダーはゴールまで20mの所で抜かれてしまった。なんとプリモッシュ・ログリッチは昨日に続いてステージ勝利。

パリ~ニースでは3勝目をあげてしまった。これは強すぎる。明日でパリ~ニースも終了となるので出し切った感じだが、今年のログリッチの強さは半端ない。

全部で8ステージしかないので、全力で上がっているのだろうけど、ツールとかの長丁場ならば多分ステージ優勝は譲っていたのではないかな。

 

こちらはハイライト動画

 

こらちはラスト1kmから

 

リザルト

第7ステージ

Rnk Rider Team Time
1  ROGLIČ Primož Team Jumbo-Visma 3:09:18
2  MÄDER Gino Bahrain – Victorious 0:02
3  SCHACHMANN Maximilian BORA – hansgrohe 0:05
4  HAMILTON Lucas Team BikeExchange 0:08
5  VLASOV Aleksandr Astana – Premier Tech 0:10
6  BENOOT Tiesj Team DSM ,,
7  MARTIN Guillaume Cofidis, Solutions Crédits 0:15
8  IZAGIRRE Ion Astana – Premier Tech ,,
9  VANHOUCKE Harm Lotto Soudal 0:22
10  HINDLEY Jai Team DSM 0:27

総合

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Time
1 1  ROGLIČ Primož Team Jumbo-Visma 26:32:01
2 2  SCHACHMANN Maximilian BORA – hansgrohe 0:52
3 4 ▲1  VLASOV Aleksandr Astana – Premier Tech 1:11
4 3 ▼1  IZAGIRRE Ion Astana – Premier Tech 1:15
5 6 ▲1  BENOOT Tiesj Team DSM 1:34
6 7 ▲1  HAMILTON Lucas Team BikeExchange ,,
7 14 ▲7  MARTIN Guillaume Cofidis, Solutions Crédits 2:06
8 13 ▲5  KRUIJSWIJK Steven Team Jumbo-Visma 2:07
9 12 ▲3  HAIG Jack Bahrain – Victorious 2:10
10 5 ▼5  JORGENSON Matteo Movistar Team 2:21

ポイント賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1  ROGLIČ Primož Team Jumbo-Visma 57
2 2  BENNETT Sam Deceuninck – Quick Step 39
3 3  MATTHEWS Michael Team BikeExchange 28
4 8 ▲4  SCHACHMANN Maximilian BORA – hansgrohe 25
5 4 ▼1  LAPORTE Christophe Cofidis, Solutions Crédits 22
6 6  PEDERSEN Mads Trek – Segafredo 21
7 5 ▼2  COQUARD Bryan B&B Hotels p/b KTM 21
8 12 ▲4  HAMILTON Lucas Team BikeExchange 20
9 7 ▼2  ACKERMANN Pascal BORA – hansgrohe 18
10 10  BOL Cees Team DSM 15

山岳賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1  PEREZ Anthony Cofidis, Solutions Crédits 67
2 2  BERNARD Julien Trek – Segafredo 26
3 5 ▲2  ROGLIČ Primož Team Jumbo-Visma 20
4 3 ▼1  DOUBEY Fabien Team Total Direct Energie 20
5 4 ▼1  ELISSONDE Kenny Trek – Segafredo 15
6 6  SCHACHMANN Maximilian BORA – hansgrohe 11
7 7  NAESEN Oliver AG2R Citroën Team 7
8 9 ▲1  CAMPENAERTS Victor Team Qhubeka ASSOS 6
9 8 ▼1  LUTSENKO Alexey Astana – Premier Tech 6
10   ▼10  MÄDER Gino Bahrain – Victorious 5

ヤングライダー賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Time
1 1  VLASOV Aleksandr Astana – Premier Tech 26:33:12
2 3 ▲1  HAMILTON Lucas Team BikeExchange 0:23
3 2 ▼1  JORGENSON Matteo Movistar Team 1:10
4 8 ▲4  MÄDER Gino Bahrain – Victorious 1:13
5 4 ▼1  PARET-PEINTRE Aurélien AG2R Citroën Team 1:15
6 6  VANHOUCKE Harm Lotto Soudal 1:22
7 7  HINDLEY Jai Team DSM 1:38
8 5 ▼3  GAUDU David Groupama – FDJ 2:16
9 9  POWLESS Neilson EF Education – Nippo 2:54
10 12 ▲2  SOBRERO Matteo Astana – Premier Tech 19:46

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