2024 ツール・ド・スイス第2ステージ　少ないスプリントのチャンスをつかんだのは?

ツール・ド・スイスは山岳がメインだけど、第2・3ステージはかろうじてスプリンターにもチャンスがあるかもしれない。

ただ、登れるスプリンターでないと残れない。最後の3ステージは全て登りゴール。最終ステージは大雪でコース短縮だけど。

数少ないチャンスをスプリンターは活かせるか。

 

第2ステージ　ファドゥーツ～レーゲンスドルフ　176.9km

 

獲得標高は2,147m。後半にかけて下っているのでスプリンターも戻ってこれるが、ゴール手前の3級山岳でシャッフルされる。

生き残ったライダーによるスプリントとなりそう。

 

1. 2級山岳　Kerenzerberg (6 km・4.8%)
2. 2級山岳　Ricken (6.1 km・5.9%)
3. スプリントポイント　Winterberg
4. スプリントポイント　Tissot KM 1
5. スプリントポイント　Tissot KM 2
   
6. 3級山岳　Regensberg　2.2km・7.7％

 

スタート

リーダージャージはSoudal – Quick Stepのイヴ・ランパールト。

 

 INEOS Grenadiersのイーサン・ヘイターは山岳賞ジャージ。

 

シュテファン・ビッセガーはポイント賞ジャージ。

 

第2ステージのスタート時の4賞ジャージ

• 総合　イヴ・ランパールト　Soudal – Quick Step
• ポイント賞　シュテファン・ビッセガー　EF Education-EasyPost
• 山岳賞　イーサン・ヘイター　 INEOS Grenadiers
• 新人賞　フィン・フィッシャーブラック　UAE Team Emirates

 

DNSは

• ファウスト・マスナダ　Soudal – Quick Step
• ケヴィン・コレオーニ　Intermarché – Wanty

 

ニュートラルスタート。

 

5人の逃げ

残り174kmから5人の逃げ。

1.  ゲルベン・カイパース (Intermarché – Wanty)
2.  ロベルト・ゴンサレス (Team Corratec – Vini Fantini)
3.  アントワーヌ・ドゥボン (Team Corratec – Vini Fantini)
4.  STEHLI Félix (Swiss Cycling)
5.  ルカ・ジョニ (Swiss Cycling)

 

2級山岳　Kerenzerberg (6 km・4.8%)

トップ通過はゲルベン・カイパース。

1. ゲルベン・カイパース　Intermarché – Wanty　6ポイント
2. アントワーヌ・ドゥボン (Team Corratec – Vini Fantini)　4ポイント
3. ロベルト・ゴンサレス (Team Corratec – Vini Fantini)　3ポイント
4. ルカ・ジョニ (Swiss Cycling)　2ポイント
5. STEHLI Félix (Swiss Cycling)　1ポイント

 

2級山岳　Ricken (6.1 km・5.9%)

ポイント獲得順位は

1. ルカ・ジョニ (Swiss Cycling)　6ポイント
2. ゲルベン・カイパース　Intermarché – Wanty　4ポイント
3. アントワーヌ・ドゥボン (Team Corratec – Vini Fantini)　3ポイント
4. STEHLI Félix (Swiss Cycling)　　2ポイント
5. ロベルト・ゴンサレス (Team Corratec – Vini Fantini)　1ポイント

 

先頭からTeam Corratec – Vini Fantiniのロベルト・ゴンサレスが切れた。

 

集団はAlpecin-Deceuninck、Soudal – Quick Stepがけん引。

 

先頭は4人となり、タイム差は集団まで4分23秒。

1. ルカ・ジョニ (Swiss Cycling)　
2. ゲルベン・カイパース　Intermarché – Wanty　
3. アントワーヌ・ドゥボン (Team Corratec – Vini Fantini)　
4. STEHLI Félix (Swiss Cycling)　　

 

Team Corratec – Vini Fantiniのロベルト・ゴンサレスに集団が迫る。

 

ロベルト・ゴンサレスが集団に捕まった。

 

先頭で走っているゲルベン・カイパースが10ポイントで山岳賞トップに。冬場はシクロクロスを走っており、4月4日からIntermarché – Wanty入りしている。

 

イヴ・ランパールトは、今日のステージではリーダージャージを守りたいと考えている。

 

残り50.5km。タイム差は3分8秒に。

 

あっと落車。

•  シモーネ・ペティッリ (Intermarché – Wanty)
•  ウェライ・ハゴス・ベルヘ (Team Jayco AlUla)

 

スプリントポイント　Winterberg

スプリントポイント前。

 

ポイント獲得順位は

1. ルカ・ジョニ (Swiss Cycling)　10ポイント
2. STEHLI Félix (Swiss Cycling)　　6ポイント
3. ゲルベン・カイパース　Intermarché – Wanty　3ポイント

 

残り34.6kmで2分14秒差に。

 

残り33km。集団は横一線に。

 

Intermarché – Wantyのシモーネ・ペティッリが戻ってきたけど、パンツが大きく破れている。

 

スプリントポイント　Tissot KM 1

ボーナススプリントに向かってアタック。

 

ポイント獲得順位は

1. ルカ・ジョニ(Swiss Cycling)　3秒
2. ゲルベン・カイパース　Intermarché – Wanty　2秒
3. STEHLI Félix (Swiss Cycling)　　1秒

 

スプリントポイント　Tissot KM 2

ポイント獲得順位は

1. ルカ・ジョニ (Swiss Cycling)　3秒
2. STEHLI Félix (Swiss Cycling)　2秒
3. アントワーヌ・ドゥボン (Team Corratec – Vini Fantini)　1秒

 

マーク・カヴェンディシュは、集団に戻ってきた。チームメイトのシモーネ・ヴィラスコも調子が悪そう。

 

マーク・カヴェンディシュは、最後尾走行。

 

あっと落車。

 

数人が巻き込まれた。

 

 

観客に押されて復帰。

•  BLUM Elia (Swiss Cycling)
•  アッティラ・ヴァルテル (Team Visma | Lease a Bike)

 

集団は横一線。 INEOS Grenadiersの先頭はオマール・フライレ。残り16.0kmで1分11秒差に。

 

先頭からSwissのルカ・ジョニがアタック。

 

逃げていたメンバーを抜いていく。

 

あららっ、ナイロ・キンタナも遅れている。

 

逃げていたTeam Corratec – Vini Fantiniのアントワーヌ・ドゥボンも捕まる。

 

集団からダビ・デラクルスがアタック。

 

3級山岳　Regensberg　2.2km・7.7％

先頭は24秒差。ダビ・デラクルスが小さく見えている。

 

 

先頭が捕まった。

 

Alpecin-Deceuninckが先頭。セーアン・クラーウアナスンで狙う。

 

セーアン・クラーウアナスンが先頭でポイントを獲得。

1. セーアン・クラーウアナスン　Alpecin-Deceuninck　3ポイント
2. アクセル・ローランス　Alpecin-Deceuninck　2ポイント
3. ポール・ラペイラ　Decathlon AG2R La Mondiale Team　1ポイント

 

集団は長く伸びている。

 

二人が抜け出している。

1. マウロ・シュミット　Team Jayco AlUla
2. セーアン・クラーウアナスン　Alpecin-Deceuninck

 

先頭は捕まり、EF Education-EasyPostのアルベルト・ベッティオルが攻撃。

 

アルベルト・ベッティオルが残り3.7kmに。

 

Alpecin-Deceuninckが引く。アクセル・ローランスか。

 

残り2.8km。

 

上空の映像ばかりでわからない。追走4人はGroupama – FDJのシュテファン・キュングなど。

 

先頭は、Alpecin-Deceuninck。後ろはシュテファン・キュング。

 

残り1.7km。8秒差。

 

あっと、 INEOS Grenadiersのイーサン・ヘイターが、落車。

•  イーサン・ヘイター(INEOS Grenadiers)
•  エマヌエル・ブッフマン (BORA – hansgrohe)
•  ヤニス・ヴォワサール (Tudor Pro Cycling Team)

 

イヴ・ランパールトは2番手。これはリーダージャージのキープだ。

 

残り1.3km。アルベルト・ベッティオルが捕まってしまう。

 

Lotto Dstnyがアルノー・デリーを運んでくる。

 

Cofidisのブライアン・コカールもいるぞ。

 

誰が先頭だか、さっぱりわからん。

 

Lotto Dstnyがアルノー・デリーを引いているけど、2番手にCofidisのブライアン・コカールが陣取っている。

 

ブライアン・コカールがLotto Dstnyのリードアウトを抜いてトップに。

 

ブライアン・コカールが先頭。あ～、アルノー・デリーはチェーンが外れた。下を向いている。

 

アルノー・デリーが踏みなおしたが。

 

この差はでかい。

 

マイケル・マシューズが追い込んでくる。

 

マイケル・マシューズ、アルノー・デリー、ブランドン・リベラが追い込む。

 

ブライアン・コカールが先頭を譲らない。

 

あ～、アルノー・デリーは悔しさで、ハンドルを叩いている。

 

ブライアン・コカールがハンドルを投げた～!

 

ブライアン・コカールが勝利だ!

 

ブライアン・コカールは、これが今シーズンの初勝利。2位は多かったがようやく勝利だ。プロ52勝目を記録したが、ワールドツアーでの勝利はあまりないことだ。

実際、今日、ブライアン・コカールは、最高レベルのワールドツアーレースで2勝目を挙げた。

 

   

ブライアン・コカールが長いガッツボーズ。アルノー・デリーのマシントラブルがなければ、結果は少し違っていたかもしれない。

 

リザルト

ブライアン・コカールのコメント

キャリア最大の勝利だ。トリッキーなステージで、最後にはパンチの効いた上りがあった。

今日はいいチャンスがあった。僕はいいスプリンターだけど、本当のトップスプリンターと戦うのは難しい。今日はすべてが計画通りに進んだ。決勝は完璧だったし、スプリントも完璧だった。

ツアー・ダウン・アンダーのステージに次ぐ、最高レベルでの2勝目を挙げましたね。

ツール・ド・フランスでは2位になったことが何度もある。リモージュでマルセル・キッテルと数ミリ差で立ち往生したこともあった。

だからこの勝利はとても嬉しい。本当に素晴らしいよ。この3週間、ツール・ド・フランスのために高地で過ごした。それがすでに実を結んでいるのは嬉しいことだ。

 

2位　Team Jayco AlUlaのマイケル・マシューズ

先週の金曜日、GPカントン・アールガウで転倒しましたね。

金曜日に転倒した後は、脚の状態もフィーリングも少し不安定だった。ショックはまだ少し残っているけど、良いフィーリングが徐々に戻ってきている。

走り自体は予想通りだった。逃げ集団はすぐに、そしてとても簡単に現れた。Soudal – Quick Stepがすぐに主導権を握り、Alpecin-Deceuninckも走り始めた。私たちは、先頭集団に追いつくために、決勝でも自分たちの力を発揮することにした。

スプリントへの準備は?

スプリントでは、ポジショニングがうまくいかなかった。書類上、彼はこの周回でおそらく最速の男だが、材料に問題があり、少し後退してしまった。

2位という結果について?

チームとして微調整をしている。今日はまだ連携が最適ではなかった。もし微調整ができれば、スプリントでの勝利は自動的についてくるだろう。

 

3位　Lotto Dstnyのアルノー・デリー

チェーンが外れて3位になってしまった。不運がなければ優勝争いに加わっていただろう。とてつもなくタフな決勝だった。それが現実だ。

ツール・ド・スイスではスプリントのチャンスはもうない?

明日のステージはタフすぎる。これからはツール・ド・フランスとベルギー選手権のためのトレーニングがメインになる。

 

第2ステージ　リザルト

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞