MTBワールドカップ第2戦ノヴェー・メストのショートトラックで勝利したのはマチュー・ファンデルプール。
ただ、トム・ピドコックのトラブルがなければマチュー・ファンデルプールはまくれてなかっただろう。
マチュー・ファンデルプールがオリンピック前にMTBに出場するのはこれが最後だ。この後マチューは6月6日のツール・ド・スイス、ツール・ド・フランスに出場する。
トム・ピドコックだけど、英国はオリンピックの参加資格が今のところない。ランキングで一気に5位に上がってきたけど、過去2年のランキングでは英国は1538ポイントの34位。
さて、トム・ピドコックはオリンピックに出れるのかな?
XCOクロスカントリー
マチュー・ファンデルプール登場。さて、今日の調子はどうだろう。
トム・ピドコックは自分の力だけで、ボールポジションを勝ち取る。
スタート風景。
START LAP
マチュー・ファンデルプールはスタートダッシュで先頭に。
最初の登りまでトップで駆け上がる。トム・ピドコックはマチュー・ファンデルプールの右後ろにいる。
マチュー・ファンデルプールは1位でスタートラップを通過。2位は元世界チャンピオンのニノ・シューター。トム・ピドコックは4位通過。
1周目
舗装路で4人のパックとなる。
マチュー・ファンデルプールは結構快調のようで、登りから後続を引き離し始めた。これは独走となるか?
トム・ピドコックが登りで一気に2位まで上がる。木の根っこも関係なしだ。
トム・ピドコックは、下りでマチュー・ファンデルプールに追いついて登りで抜いていく。
2周目
トム・ピドコック先頭で2周目に入る。
給水ポイントでマチュー・ファンデルプールが前に。すでに二人の戦いとなりそうだ。
2周目の登りでは二人共、押して上がっている。
緩斜面でトム・ピドコックが抜き返していく。2秒のタイム差でマチュー・ファンデルプールが追う立場に。
二人は差がつかないまま3周目にむかう。
3周目
登りでマチュー・ファンデルプールが前に出た。だが、後続がカメラが追っている間に登りでトム・ピドコックがアタックをかけて30秒のリードを奪う。
この周回ではトム・ピドコックは12分未満で走っており、驚異的なペースで登っていた。
4周目
トム・ピドコックが別次元の走りを見せる。
マチュー・ファンデルプールは登りで苦戦。トム・ピドコックが乗車していくところを押してしまう。今週雨が降っており、路面の状態はあまり良い状態ではない。
5周目
マチュー・ファンデルプールは、後続に追いつかれ2位争いだ。すでにトム・ピドコックとは1分30秒も離れている。
6周目
トム・ピドコックは後続を大きく引き離してトップで帰ってくる。
マチュー・ファンデルプールは3位を引き離して2位でゴールへ。
トム・ピドコックはマチュー・ファンデルプールを1分引き離してゴール。
ゴール後のインタビューで
正直なところ、私はマウンテンバイクをするために生まれたと思う。
ばかげているように聞こえるかもしれないが、私が小さい頃からやってきたことであり、最も楽しんだことだ。ここに来て、平等なレースの最初の試みでエリートワールドカップに勝ちました。
休憩して、うまくいけばオリンピックに向けて構築する。マウンテンバイクで何ができるかを示したい。
マチュー・ファンデルプールのコメント
先週(7回目)よりも良くなっているので嬉しい。自分のペースは良かったのが、トムが攻撃しても反応できなかった。
(オープニングラップで)自分が燃え尽きているような気がしなかった。トムが最も急な上り坂で加速したときだけだ。
彼はとても軽く、自分のペースで走ることはできたが、フォローすることはできなかった。
レースの後半はかなり安定していたので、それに満足している。さらにトレーニングを重ねることで、数か月以内にトップレベルに到達したいと思っている。
マチュー・ファンデルプールは、まだ100%の状態まで仕上がっていない。トム・ピドコックは英国の参加資格にかかっている。
でも、ワールドカップで優勝した選手がオリンピックにいけないとは思えないけど~。
リザルト
クロスカントリー リザルト
- トム・ピドコック 1:20:55
- マチュー・ファンデルプール 0:01:00
- マティアス・フルキガー 0:01:15
- オンドレイ・シンク 0:02:00
- ジョルダン・サルー 0:02:21
コメント