グラベル世界選手権で優勝候補の一角に挙げられていたワウト・ファンアールトだったが、序盤の躓きにより、ヴェネトでの世界タイトル獲得は絶望的となった。
「ちょっとした挫折だった。サドルが緩んで、転倒とパンクに見舞われたんだ。」
実際には、何があったのかワウト・ファンアールトがゴール後に笑顔で語っている。
パンク、落車、サドルの緩み
— Team Jumbo-Visma cycling (@JumboVismaRoad) October 8, 2023
最初の20kmで、サドルが沈んでしまった。サドルを交換してからは、すぐにレースに復帰できた。7人前にいたときの小さな転倒も修正できた。
そしてレースが始まると思ったんだ．でもフロントがパンクしてしまった。
クラッシュと同様、僕のせいだ。急ハンドルを切りすぎて、マンホールのふたにぶつかってしまった。不運だった。特に、すぐに修理しなかったから。
バルブに問題があったんだ。だから10km先の次のポストまで、前輪に半分のバールの圧力をかけて走ったんだ。新しいホイールで追い上げを開始した。
タイヤがすぐに直らなかった。その結果、大きくタイムをロスし、最後尾まで後退してしまった。前に戻るのは無理だとわかっていたけれど、ターンオフする気にもなれず、自分のペースで走った。
グラベルレースにもっと時間をかけたい
🇮🇹 #Veneto2023
Bad luck for Wout again, as he trails by a big margin after a crash. 😞
90 kilometres left in the race. pic.twitter.com/okJyAOYGGw
— Team Jumbo-Visma cycling (@JumboVismaRoad) October 8, 2023
その時点で10分ほど遅れていることはわかっていた。でも、最後までベストを尽くすためにここに来たんだ。だから追い上げレースを楽しんだよ。
この走りを大いに楽しんだ。自分の素材を作るのもスポーツの一部。もっと上を目指していけるかもしれない(笑)。
グループからグループへ移ったけど、それでもトップ10に入ることができた。ひとつ確かなことは、来年はぜひ参加したい。グラベルレースにもっと時間を割きたいんだ。
最終的に169kmを走って8位でゴールしている。ワウト・ファンアールトは、バイクはトラックでオランダに送り、家族と共にイタリアで、しばらく休暇を楽しむ予定だ。
その後、シクロクロスシーズンに備えることになる。グラベルでのアルカンシェルも、きっと獲得できるはずだ。
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