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ワールドカップ第4戦フルスト 今年2度目の対決はワウトかマチューが勝利か?

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photo UCI Cyclocross teitter
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ワールドカップ第4戦のフルストは、これまでの市内中心部開催から場所を開発地域にうつして行われる。

コロナなので今回、特別に開催される場所となる。当然無観客だが、来年は市街地に戻る予定だ。

現在ワールドカップのポイントトップはワウト・ファンアールト。

ここまでのワウト・ファンアールトの成績は、

  • ワールドカップ第1戦 ターボル(Tábor) チェコ 3位
  • ワールドカップ第2戦ナミュール(Namen)  2位
  • ワールドカップ第3戦 デンデルモンデ(Dendermonde   優勝

と、確実に順位を上げてきている

 

ポイントランキングは

  1. ワウト・ファンアールト 95ポイント
  2. マイケル・ファントーレンハウト 84ポイント
  3. マチュー・ファンデルプール 70ポイント

優勝すればポイントは40ポイント、2位30ポイント、3位25ポイントとなる。

マイケル・ファントーレンハウトが表彰台を獲得しないと逆転は難しい。現在の調子ならば、ワウト・ファンアールトの総合優勝も固いかもしれない。

だが、奥さんが妊娠中であり、1月には第一子が生まれてくるのでレースを欠場ということもあるのかな。そうなると変わってくるけど、プロなのでレース優先でしょうね。

 

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ワールドカップ第4戦 フルスト

コースマップ phtoto uci

全く何もないところにコースを設営している。最初の風景はどんなかというと。

 

©Paul d’Eer

ここに杭をうって、コースを作っている訳だ。開発地区で、マリーナ、ゴルフコース、ホテルの敷地、450戸の住宅の建設が計画されている。

最初の家は、2021年に建てられることが予想されている10年のプロジェクトだ。

全長は2,640m。堤防を利用しているので勾配が自然についている。スタートは両側が水で囲まれているアスファルトの舗装路から始まる。

堤防を下る時には、かなりの泥があり足を取られるだろう。実際に女子レースでは、ブリッジの下りの泥区間でこける選手が続出した。

 

女子エリート

photo tz-cyclingストリーミングより 以下同様

女子のスタートでは、昨日のCyclo-Cross Gullegemで優勝した、ブランカ・カタバス(VAS Kata Blanka)が中央からスタート。19歳のハンガリーの選手。

 

スタートダッシュは、ベルギーチャンピオンのサンヌ・カントが決めた。だが、3分してトップはデニス・ベッセマに。

 

2周目に入り、依然先頭はベニス・ベッセマ。2位にセイリン・アラマバード。3位にアンマリー・ウォルストが続いている。

 

3周目に入ってもデニス・ベッセマがトップを譲らず。今日は調子が良さそうだが最後まで持つかな。

 

2位グループが固まってくる。4位だったリーダージャージのルシンダ・ブランドも追い付いてきた。すでに25秒離れているが、ここからの追い上げが間に合うのか。

 

4周目にルシンダ・ブランドが2位グループから抜け出して、単独で前を追う。タイム差は3秒縮まって22秒に。

 

デニス・ベッセマはトップを独走。5周目に入ってルシンダ・ブランドに27秒差をつけている。3位グループはセイリン・アラマバードとアンマリー・ウォルストが競り合っている。

その後ろは、19歳のブランカ・カタバスが続いている。

 

3位争いをしていた、アンマリー・ウォルストが下りカーブで落車。登りを全部押して上がり一気に差が開いてしまう。

 

アメリカチャンピオンのクララ・ホンシガーも下り泥区間でこけてしまう。

 

ルシンダ・ブランドは、6周目でも、この区間で降りていたが最終周は落車してしまう。

 

28歳のママさんライダー、デニス・ベッセマは1周目から先頭を譲らす独走で勝利。素晴らしく調子が良かった。

後続の選手が落車したりする中、一人このコースに順応していたように思う。これでワールドカップのランキングでもセイリン・アラマバードを抜いて2位に浮上。

 

リザルト

  1. デニス・ベッセマ(Pauwels Sauzen-Bingoal)  53:06
  2. ルシンダ・ブランド(Telenet Baloise Lions) +1:02
  3. セイリン・デルカルメンアルバラード(Alpecin-Fenix)  1:09
  4. アンマリー・ウォルスト(777) 1:26
  5. ブランカ・カタバス(VAS Kata Blanka) 1:57
  6. クララ・ホンシガー (Cannondale Cyclocrossworld.com)  2:10

 

男子エリート

スタートでは、リーダージャージのワウト・ファンアールトとマチュー・ファンデルプールが並んでいる。

 

スタートダッシュで、マチュー・ファンデルプールは2位に。後ろのほうで、エリ・イーゼルビットが落車している。脱臼している肘は大丈夫なんだろうか?

 

トーン・アールツが先頭でブリッジの階段をかけあがる。この後の下りからの切り替えしでマチュー・ファンデルプールがトップに立つ。

ワウト・ファンアールトは4番手。

 

ワウト・ファンアールトはバイクチェンジしようとしたら、替えのバイクが後ろ。ミスしてしまい更に遅れる。

 

マチュー・ファンデルプールは登りでスパートをかけて、トーン・アールツを突き放す。ブリッジからの泥区間で、こけそうになるがなんとか登り切る。

トム・ピドコックはここで落車してしまった。

 

3周目に2位争いをしていたワウト・ファンアールトは、カーブで落車をさけてバイクを降りてしまう。登りでバイクを押している間に、トーン・アールツに抜かれてしまう。

 

下りからの登りで、トーン・アールツがこけてしまうが、押しが速いので順位は変わらず。2位グループからは、ここでマイケル・ファントーレンハウトが抜け出す。

トーン・アールツ、ワウト・ファンアールト、トム・ピドコックが固まっている。

 

マチュー・ファンデルプールは3日連続のレースだが、今日が一番調子が良いみたいだ。全く危なげない走りを見せる。

 

マイケル・ファントーレンハウトはおいつかれる。2位争いは、3人が先頭を目まぐるしく変わりながら競いあっている。抜け出すことが誰一人出来ない。

 

8周目にはいり、マイケル・ファントーレンハウトが脱落し、さらにワウト・ファンアールトがペースを上げて、トム・ピドコックを引き離しにかかる。

先頭とはすでに1分22秒のタイム差が開いている。

 

ラスト2周になっても、マチューは力強さが衰えない。更に2位と差を開きつつある。

 

トム・ピドコックは、ワウト・ファンアールトを抜いてスパートをかけるが、下りでワウトに抜き返されてしまう。お互いに譲らない感じだ。

 

ワウトは登りでつけた差を一気に開いて、最終周回で4秒のタイム差をトム・ピドコックから奪う。

 

マチュー・ファンデルプールは、まあ強かった! 

3日連続のシクロクロスのレースは初めてというけど、全く疲れを感じさせることはない走りだった。リードしてからも、一度も追いつかれる感じもしなかったし、ミスもなかった。

ワウト・ファンアールトも全開で追っていたが追い付く感じはなかったし、スーパーな足を見せてもらった。

 

リザルト

  1. マチュー・ファンデルプール(Alpecin-Fenix)  1:05:27
  2. ワウト・ファンアールト(Team Jumbo-Visma) +1:31
  3. トム・ピドコック (Trinity Racing) 1:49
  4. マイケル・ファントーレンハウト(Pauwels Sauzen-Bingoal) 2:41
  5. トーン・アールツ(BaloiseTrek Lions)  3:07

 

こちらはYouTubeのライブの動画

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