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ワールドカップシクロクロス第1戦 ターボルの勝者は?

海外情報
Photo by Tom Photo Cycling on Unsplash
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いよいよワールドカップも始まる。今年はコロナの影響で遅れてスタートとなった。

これによりワウト・ファンアールトも第1戦から出場出来る。このワールドカップには、来シーズンからイネオスに移籍する、トム・ピドコックも出場。

二人の走りにも注目が集まる。

 

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ワールドカップシクロクロス第1戦 ターボル

photo uci

ワールドカップ第1戦はターボル。芝生の道を走る所が多い。階段や障害物もあるが、乗車している部分が大半の高速コースと言っても良いかも。

 

女子レースは落車から

まずは女子を見てたのですけど、スタート直後に落車が発生。

 

photo tiz-cyclingストリーミングより 以下同様

かなりスピードが出ており、シリン・ファンアンローイ(Shirin van Anrooij)は腕の骨折で救急車で搬送された。

ジュニア王者だが、エリートのレースに出場。ロードでは、Trek-Segafredo Womenに8月1日からテスト入団。2年の契約を勝ち取っている。期待していただけに残念。

 

スタート直後は、美人ママのデニス・ベッセマ(Denise Betsema)がトップを走っていた。

 

一気に差がつきはじめたのは、この部分。世界チャンピオンのセイリン・デルカルメンアルバラード(Alpecin-Fenix)とデニス・ベッセマが絡んだ所から。

 

ここから二人の戦いとなっていたんだけど、この後スパートをかけられてしまう。

 

最後は、ルシンダ・ブランド(Telenet-Baloise Lions)が24秒差をつけて勝利!

 

リザルト

1. BRAND Lucinda(Telenet Baloise Lions)53:43
2. ALVARADO Ceylin del Carmen(Alpecin – Fenix)+0:24
3. BETSEMA Denise(Pauwels Sauzen – Bingoal)+0:32
4. VAS Blanka Kata(Doltcini – Van Eyck – Proximus Continental Team)+0:32
5. WORST Annemarie(777)+0:50

 

男子エリート

続いて、すぐに男子のスタート。

ワウト・ファンアールトは3列目スタート。トム・ピドコックは最前列だ。

 

ワウト・ファンアールトは舗装路に入った2周目に入る所で集団10番手から、一気に番手をあげる。

1周目トップを走っていたベルギーチャンピオンのローレンス・スウィークが障害物で落車。大きなケガはなく、なんとか走り出した。

 

ワウト・ファンアールトはアスファルトの舗装路でまたも順位を上げて2位に。先頭はマイケル・ファントーレンハウト。

前日のコルトレイクではパンクするまでトップを走っていた選手。とても調子が良い。

 

マイケル・ファントーレンハウトが先頭に立ってからスパートをかける。

 

ワウト・ファンアールトは前の周で舗装路で、わざと先頭に立たずに最後尾に下がっていた。マイケル・ファントーレンハウトと差がついたので、舗装路で先頭に立って前を追う。

すでに6秒のタイム差となっている。

 

後続は、トーン・アールツ、エリ・イーゼルビット、ワウト・ファンアールトの並び。

舗装路で、トーン・アールツが前で出ろと合図するけど、エリ・イーゼルビットは前に出ない。すでにトップとは13秒のタイム差まで広がる。

 

途中で、トーン・アールツを抜いた、小さな巨人エリ・イーゼルビットは単独でマイケル・ファントーレンハウトを追う。

 

なんと、エリ・イーゼルビットは14秒あったタイム差を埋めてしまった。

 

ワウト・ファンアールトはトーン・アールツの前にでる。

 

先頭の二人は、壮絶なデットヒートを繰り広げる。どちらもスパートをかけるが決まらない。

 

ラスト勝負になるかと思われたが、ここでエリ・イーゼルビットが滑ってしまい落車をさけてバイクを降りてしまう。

ここで少し、差がついてしまった。

 

後ろでは、同じ個所でワウト・ファンアールトも滑ってしまい、トーン・アールツの前をふさぐ形になってしまい、トーン・アールツは落車。

 

障害物を越える前から、マイケル・ファントーレンハウトがアタック!

追走で、力を使い過ぎたのか、エリ・イーゼルビットは、今度のスパートには追いつけない。

 

マイケル・ファントーレンハウトは、前日のパンクで勝利を逃した分嬉しかっただろう。調子の良さを見せつけて、どうどうの勝利だ。

 

最後の位置関係はこんな感じ。ワウト・ファンアールトは復帰第2戦でも3位となっている。

 

ワウト・ファンアールトは、ここまでの順位は自分でも想像してなかっただろうが、これから少しずつ調子を上げてくるのは間違いない。

12月にマチュー・ファンデルプールと戦う頃には、万全の体制になっているかもしれない。今から楽しみだ。

 

リザルト

1. VANTHOURENHOUT Michael(Pauwels Sauzen – Bingoal)1:02:43
2. ISERBYT Eli(Pauwels Sauzen – Bingoal)+0:05
3. Wout van Aert(Jumbo – Vimsa)+0:12
4. AERTS Toon(Telenet Baloise)+0:18
5. VAN DER HAAR Lars(Telenet Baloise)+0:21

 

こちらはフル動画

 

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