サントス・サイクリングフェスティバルは、いよいよクイーンステージとなるウィランガヒルが登場する。
ここでの注目は、なんといってもリッチー・ポートの登り。毎年最速タイムで上がるが今年はUCI公認レースでないのが残念。
すでに総合ではリッチー・ポートは遅れているので、最後の登りは全力であがるだろう。
第3ステージ ウィランガヒル 88.2km
上が女子のコース。下が男子のコースだが、ウィランガヒルまでは市内を周回するので、ほとんど平地。
男子は、88,2 km, 女子は48,8 kmととても短い。
勝負は最後のウィランガヒルで決着がつく。これは、いつものことで逃げグループは一縷の望みをかけて走り続ける。
逃げる集団をTeam BikeExchangeが二人先頭に送り込んで追っている。
リッチー・ポートはガーミン・オーストラリアのメンバーに守られてウィランガヒルに備えている。一番後ろが、リッチー・ポートだが、172cmなので、小さく見えますね。
逃げグループは、人数を減らしながら懸命に逃げ続ける。ラスト69kmでは55秒のタイム差。
ラスト15kmとなり、ガーミンオーストラリアが前に出てくる。リッチー・ポートの登りのためにアシストだ。
リッチー・ポートは6番手当たりについて、チャンスをうかがっている。その後ろには、リータージャージのルーク・ダーブリッジと敢闘賞ジャージのクリス・ハーパーがマークしている。
ラスト6.4kmで54秒のタイム差。前には9人が頑張って逃げている。
前は、6人になった。この後2人まで人数を減らして逃げ続ける。
集団からまず、クリス・ハーパー(Team Jumbo-Visma)が残り3キロを切ってアタックをかける。
リッチー・ポートがすぐにチェックにはいる。
すぐに、クリス・ハーパーをちぎって、単独でリッチー・ポートが走り出す!
後ろについてのは、逃げていた二人だがすぐに切れる。
さあ、あとはどれだけタイム差を縮められるかだ。
だが、リッチー・ポートは時折、後ろを振り返りチームメイトのルーク・プラップ(Luke Plapp)を待つ。昨日優勝した20歳の若者だ。
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リッチー・ポートは、ルーク・プラップに拍手を送られながらゴール。見事な足を見せてくれた。
しかし、ルーク・プラップは素晴らしい。リッチー・ポートがペースを落として待っていたとしても、追いつくというのは凄いことだ。
ルーク・プラップは総合2位をキープし、山岳賞も確定した。
ルーク・ダーブリッジは8秒差でゴールしており、総合優勝はほぼ確定。明日はクリテリウムで60分+1ラップで行われるので、生きの良いレース展開となりそうだ。
第3ステージリザルト
- リッチー・ポート (Team Gamin Australla) 1:57:07
- ルーク・プラップ (Team Gamin Australla) +0
- ルーク・ダーブリッジ(Team BikeExchange) +8
- クリス・ハーパー(Team Jumbo-Visma) +13
総合
- ルーク・ダーブリッジ(Team BikeExchange) 7:11:04
- ルーク・プラップ (Team Gamin Australla) +2:00
- クリス・ハーパー(Team Jumbo-Visma) +2:42
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