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イツリア・バスクカントリーが示す未来 ポール・セイシャスはタデイ・ポガチャルを超えるか

海外情報
Image credit: chan
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驚きの結果だ。

2026 イツリア・バスクカントリー第1ステージの個人タイムトライアルは、Decathlon CMA CGM Teamのポール・セイシャスの圧倒的なタイムで幕を開けた。

ビルバオの13.9kmのコースでトップタイムを叩き出し、並み居る総合優勝候補たちに対して大きくリードを奪って首位に立ったのだ。

 

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次世代エース対決

 

この日の個人タイムトライアルは、単なる第1ステージの勝利以上の意味を持っている。

それは次世代エース対決において、セイシャスが明確に頭一つ抜け出したことを強く印象付けるものだった。

彼は、アイザック・デルトロ(UAE Team Emirates – XRG)に51秒、フアン・アユソー(Lidl-Trek)に1分16秒という大差をつけた。

ただ、フアン・アユソーはパリ~ニース第4ステージの落車の影響があったのではないか。

 

さらにはフローリアン・リポウィッツ(Red Bull – BORA – hansgrohe)を33秒上回り、タイムトライアルのスペシャリストでもある歴代王者プリモシュ・ログリッチ(Red Bull – BORA – hansgrohe)の記録を28秒も大きく破ってみせたのだ。

イツリア・バスクカントリーの残りステージは4。このうち山頂ゴールとか長い上りはない。どちらかといえば短い山岳が連続して現れるステージが主だ。

登りについては、すでに一級品の走りを見せており、アイザック・デルトロ、フローリアン・リポウィッツ、プリモッシュ・ログリッチ、フアン・アユソーが現在のタイム差を逆転するのは難しいでは。

 

圧倒的TT能力

Image credit: chan

 

ポール・セイシャスは、ゴール後のインタビューでも答えているが、パワーデーターの数値は著しく向上していると。走るたびに速くなる時期のようだ。

すでに、ヴォルタ・アン・アルガルヴェでフアン・アユソー、ジョアン・アルメイダ、フローリアン・リポウィッツという一流クライマーと同じクライミング能力を持っていることは証明されている。

これに、磨きがかかり続けているタイムトライヤルの能力が加わると凄いことになる。

この圧倒的なタイムトライアルの走破力は、彼が将来的にタデイ・ポガチャル(UAE Team Emirates – XRG)をも凌駕するライダーになるのではないかという考察を可能にする。

ポガチャルは疑いようのない現代最強のオールラウンダーだが、タイムトライアルにおいて常に他を全く寄せ付けない絶対的な無敵を誇るわけではない。

タデイ・ポガチャルは、111勝しているがTTでの勝利数は6。そのうち2勝はスロベニア選手権のものだ。ただ、TTもツール・ド・フランス、ジロ・デ・イタリアと勝負所で勝っているので凄いのだけど。

もし、ポール・セイシャスがこの卓越した独走力を大きな武器とし、山岳ステージでもポガチャルに対してアドバンテージを得られるようになれば、タイムトライアルで稼いだリードがそのまま決定打となり得ることもあるはず。

タイム差でリードしていれば、タデイ・ポガチャルをマークする走りができる。パワー差がどれくらいあるか不明だけど、後ろにつくことで有利なのは上りでは一緒だ。

若き才能たちがしのぎを削る中、バスクでの強烈な一撃は、セイシャスが次世代の枠をあっさりと越え、ポガチャルに肉薄する未来を予感させるには十分なインパクトを残している。

願わくば、この至宝が他チームに移籍しないことだ。まして、UAE Team Emirates – XRGなんかにいかれると面白くもなんともない。

コメント

  1. よかあし より:

    驚きから新たな伝説の始まりへと変わりましたね。はやくポガチャルとの直接対決が見たいです。

    このままいくと、まあまあ久しぶりのフランス人のワールドツアー総合優勝が見れるかもしれませんね。

    ポガチャルが登場しはじめた頃、ツールドポローニュでシバコフが総合優勝したような気がしますが‥(その時はロシア国籍かも)

    • ちゃん より:

      ねえ~。ポール・セイシャスには、今年でもいいからツール・ド・フランスに出てもらいたい。移籍となる前に経験しておくのも良いかと。

      パヴェル・シヴァコフは2019 ツアー・オブ・アルプス第2ステージがプロ初勝利で総合優勝してますね。来シーズンは移籍とのこと。

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