2025 ジロ・デ・イタリア第6ステージ　大落車でレースは?

第5ステージの決勝はLidl – Trekのマティアス・ヴァチェクのスーパーアシストが光った。

登りでプリモッシュ・ログリッチの抜け出し、ダミアーノ・カルーゾのアタックも封印。マッズ・ピーダスンをホイールに再度つけてから、Team Picnic PostNLのトレインを抜いた時点で勝利は見えていたともいえる。

第6ステージは再びスプリンターステージ。ナポリでは2022年の第8ステージで、Lottoのトーマス・デヘントが逃げ切り勝利しているけれど、今回の決勝は平坦。まずスプリントで決着だ。

 

第6ステージ    ポテンツァ～ナポリ　227km

 

227kmの最長ステージ。スタートから登っており、長い登りも二か所。最後の3級山岳の頂上からゴールまで83km。間違いなく集団のスプリンターがゴールで競演となる。

 

 

1. スプリントポイント　ムロ・ルカーノ
2. 2級山岳　Valico di Monte Carruozzo (19.8 km・3.7%)
3. スプリントポイント　リオーニ
4. 3級山岳　Monteforte Irpino (14.6 km・2.2%)
5. スプリントポイント　ブルシアーノ

 

スタート

スタート時の4賞ジャージは

• 総合　マッズ・ピーダスン　Lidl – Trek
• ポイント賞　オラフ・コーイ　Team Visma | Lease a Bike
• 山岳賞　ロレンツォ・フォルトゥナート　XDS Astana Team
• 新人賞　マティアス・ヴァチェク　Lidl – Trek

 

オフィシャルスタート。

 

スタートから INEOS Grenadiersのジョシュア・ターリングがアタック!

 

これは決まるかな。と思ったら捕まる。

 

また、ジョシュア・ターリングがチャレンジ。

 

ジョシュア・ターリングが引っ張るが決まるか。決まらず。

 

今度は INEOS Grenadiersのベン・ターナーがチャレンジ。

 

集団が容認体制に。

 

先頭は6人だけど追走がかかっている。

 

Groupama – FDJのロレンツォ・ジェルマーニが単独で追っている。あと8秒。

 

7人の逃げ

ロレンツォ・ジェルマーニが追いついた。

1. ロレンツォ・フォルトゥナート　XDS Astana Team
2. ベン・ターナー　 INEOS Grenadiers
3. ロレンツォ・ジェルマーニ　Groupama – FDJ
4. ヨセフ・チェルニー　Soudal – Quick Step
5. ミヘル・リース　Arkéa – B&B Hotels
6. マヌエーレ・タロッチ　VF Group – Bardiani CSF – Faizanè
7. フェリックス・エンゲルハルト　Team Jayco AlUla

 

マティアス・ヴァチェクが入った強力な追走が追っている。これは振りだしに戻りそう。

1. ヤン・トラトニク　Red Bull – BORA – hansgrohe
2. ルーカス・ハミルトン　 INEOS Grenadiers
3. ジョシュア・ターリング　 INEOS Grenadiers
4. ダヴィデ・フォルモロ　Movistar Team
5. マティアス・ヴァチェク　Lidl – Trek

 

先頭があきらめかけている。追走が15秒。追走が26秒。

 

あ～、これはダメだ。追走は先頭に追い付いた。

 

ヨセフ・チェルニーが再トライ。

 

タコ・ファンデルホールンがアタックして抜け出す。

 

Intermarché – Wantyのタコ・ファンデルホールンと、Groupama – FDJのエンツォ・パレーニが抜け出した。

 

2人ならば集団も問題なしと容認。

 

集団から INEOS Grenadiersのルーカス・ハミルトンがアタック。これにXDS Astana Teamのロレンツォ・フォルトゥナートが追従。

 

ロレンツォ・フォルトゥナートは、ルーカス・ハミルトンの前に。

 

スプリントポイント　ムロ・ルカーノ

エンツォ・パレーニが先頭で通過。

 

ルーカス・ハミルトンは、ロレンツォ・フォルトゥナートの登りのスピードについていけない。

 

ロレンツォ・フォルトゥナートが3位通過。

1. エンツォ・パレーニ　Groupama – FDJ　12ポイント
2. タコ・ファンデルホールン　Intermarché – Wanty　8ポイント
3. ロレンツォ・フォルトゥナート　XDS Astana Team　5ポイント
4. ルーカス・ハミルトン　 INEOS Grenadiers　3ポイント
5. マッズ・ピーダスン　Lidl – Trek　1ポイント

 

2級山岳　Valico di Monte Carruozzo (19.8 km・3.7%)

ロレンツォ・フォルトゥナートが先頭の二人に追い付く。これで山岳ポイントはいただきだ。

 

ロレンツォ・フォルトゥナートが先頭で通過。

 

ロレンツォ・フォルトゥナートは、すぐにウインドブレーカーを着こむ。

1. ロレンツォ・フォルトゥナート　XDS Astana Team　18ポイント
2. タコ・ファンデルホールン　Intermarché – Wanty　8ポイント
3. エンツォ・パレーニ　Groupama – FDJ　6ポイント
4. ステフェン・クライスヴァイク　Team Visma | Lease a Bike　4ポイント
5. フィリッポ・バロンチーニ　UAE Team Emirates – XRG　2ポイント
6. エドアルド・アッフィニ　Team Visma | Lease a Bike　1ポイント

 

ロレンツォ・フォルトゥナートがサポートを呼ぶ。

 

雨も降ってきており、ロレンツォ・フォルトゥナートは集団に戻った。次の山岳の前で抜け出せば良い。

 

プリモッシュ・ログリッチは、サングラスをふいて雨の雫を取っている。

 

タコ・ファンデルホールンは、長く脳震盪で16か月もの間レースに出れていなかった。2021年のジロでは逃げ切り勝利もしている。

 

ワウト・ファンアールトのコメント

過去のステージをどのように振り返っているのだろうか？

昨日は正しい方向へのステップだった。 ここ数日よりもいい感じだった。 あの脚力だったら、昨日はもっと早く降りていただろう。 それでもきつかったけど。

 

スプリントポイント　リオーニ

エンツォ・パレーニ先頭で通過。

 

3位通過はAlpecin-Deceuninckのジェンセン・プラウライト。

1. エンツォ・パレーニ　Groupama – FDJ　12ポイント
2. タコ・ファンデルホールン　Intermarché – Wanty　8ポイント
3. ジェンセン・プラウライト　Alpecin-Deceuninck　5ポイント
4. オラフ・コーイ　Team Visma | Lease a Bike　3ポイント
5. マッズ・ピーダスン　Lidl – Trek　1ポイント

 

2人が落車。ルーカス・ハミルトンはバイク交換。

• ルーカス・ハミルトン　 INEOS Grenadiers
• フィリッポ・ザナ　Team Jayco AlUla

 

フィリッポ・ザナもバイク交換。

 

ワウト・ファンアールトがパンク。レインブレーカーを脱いだ。

 

3級山岳　Monteforte Irpino (14.6 km・2.2%)

残り83.9kmで1分31秒差に。

 

エンツォ・パレーニがトップ通過。

 

ロレンツォ・フォルトゥナートが少しだけ前に出て3位通過。

1. エンツォ・パレーニ　Groupama – FDJ　12ポイント
2. タコ・ファンデルホールン　Intermarché – Wanty　8ポイント
3. ロレンツォ・フォルトゥナート　XDS Astana Team　5ポイント
4. オラフ・コーイ　Team Visma | Lease a Bike　3ポイント
5. マッズ・ピーダスン　Lidl – Trek　1ポイント

 

あっと落車。

 

EF Education-EasyPostのリチャル・カラパスも落車。

 

これは大きな落車。

 

一旦ニュートラルに。

 

Red Bull – BORA – hansgroheのジェイ・ヒンドリーが立てない。

 

先頭の二人もゆっくりと走行。

 

ジェイ・ヒンドリーは救急車に。

 

落車の時の映像だ。非常に滑りやすい。何もないところで急に滑っている。

 

プリモッシュ・ログリッチが代表して話を。

 

Soudal – Quick Stepのマティア・カッタネオも話。

 

UAE Team Emirates – XRGのラファウ・マイカも話を。

 

EF Education-EasyPostのリチャル・カラパスはジャージがボロボロ。

 

ヤン・トラトニクにひかれて、ダニエル・マルティネスが戻ってきた。

 

山岳賞ジャージのロレンツォ・フォルトゥナートも落車。

 

タコ・ファンデルホールンの後ろに集団。一旦止まりそう。

 

Soudal – Quick Stepのヨセフ・チェルニーが止まった。痛そうだ。

 

集団は止まった。今の所わかっている落車は

• マッズ・ピーダスン 　Lidl-Trek
• アダム・イェーツ　UAE Team Emirates – XRG
• ジェイ・ヴァイン　UAE Team Emirates – XRG
• ジェイ・ヒンドリー　Red Bull – BORA – hansgrohe　リタイヤ
• ダニエル・マルティネス　Red Bull – BORA – hansgrohe
• ヤン・トラトニク　Red Bull – BORA – hansgrohe
• ヘルベン・タイッセン　Intermarché – Wanty　太ももに擦り傷
• アンソニー・ペレス　Cofidis　ヘルメット下から出血
• デレク・ジー　Israel Premier-Tech
• ポール・マグニエ　Soudal – Quick Step
• ヨセフ・チェルニー　Soudal – Quick Step
• ロレンツォ・フォルトゥナート　XDS Astana Team
• クリスティアン・スカローニ　XDS Astana Team
• ユーリ・ホルマン　Alpecin-Deceuninck　リタイヤ
• リチャル・カラパス　EF Education-EasyPost　
• マテヴジュ・ゴヴェカル　Bahrain Victorious
• ダミアーノ・カルーゾ　Bahrain Victorious
• フラン・ミホリエヴィッチ　Bahrain Victorious
• ディオン・スミス　Intermarché – Wanty　リタイヤ
• アレッサンドロ・Pinarello　VF Group – Bardiani CSF – Faizanè　リタイヤ

 

先頭の二人が再スタート。

 

ようやく再スタート。結局、全員タイム差なしでゴールとなり、ゴールのポイント賞の得点はなしとなる。

 

残り58kmで50秒差。

 

スプリントポイント　ブルシアーノ

タコ・ファンデルホールン先頭で通過。しかし、Red Bull KMのボーナスタイムはなくなった。

 

 

Soudal – Quick Stepのヨセフ・チェルニーは左膝に包帯。先ほど止まった時に治療している。

 

残り39.6kmで44秒差。

 

残り19.9km。30秒差。

 

残り5.6km。Team Visma | Lease a Bikeが先頭で追う。タイム差は24秒。

 

残り5kmのゲートをくぐった。

 

Alpecin-Deceuninckがステージ優勝を狙う。

 

あっと、変な黄色いおじさんが集団に向かって出てきている!

このおっさんは、タコ・ファンデルホールンの足も止まてしまった。急ブレーキをかけざるを得なかった。

 

タコ・ファンデルホールンが残り2.6kmで捕まる。

 

Alpecin-Deceuninckが先頭。

 

ここでAlpecin-Deceuninckのジェンセン・プラウライトがアタック!

 

ジェンセン・プラウライトはかなりリードしている。

 

これを追うのはワウト・ファンアールトだ!

 

ワウト・ファンアールトがジェンセン・プラウライトを抜き去った!

 

これは、このままワウト・ファンアールトがゴールに突き進むのか。

 

いや～、ワウトは後ろを見て足を緩めた。

 

いつものワウトならば翼が生えていたはずなのに～。

 

オラフ・コーイはフェンス際に追い込まれた。

 

 

まただ。2回も肩を押された。Q36.5 Pro Cycling Teamのマッテオ・モスケッティだ。

 

変わって前に出てきたのはAlpecin-Deceuninckのカーデン・グローブスだ!

 

カーデン・グローブスが速い!

 

カーデン・グローブスがハンドルを投げた～!

 

カーデン・グローブスが今シーズンの初勝利を、このジロであげた。これで、ジロでは2023年に続き2度目の勝利となった。きっちりと最後まで勝利を諦めずに走り続けたチームメイトのアシストに見事にこたえてみせた。

 

リザルト

優勝したAlpecin-Deceuninckのカーデン・グローブス

これは大きな安堵だ。チームは常に私を信じ続けてくれている。 シーズン序盤はあまり良くなかった。 膝の負傷のため、多くのレースを欠場した。 勝利がないままここに来たので、初勝利を挙げられてホッとしている。

Alpecin-Deceuninckはラスト数キロでコントロールしましたね。

路面は濡れていて、かなり滑りやすかった。 そのため、ゴールまで2キロの石畳で先頭に立つ必要があった。 決勝ではさらに2人のチームメイトがいた。 幸運なことに、私は少し順位を下げてスプリント勝負に持ち込むことができた。

雨が降り始めてから、調子が良くなった。 この少し寒い気候は得意なんだ。 チームメイトにも自信があった。 彼らはいつも素晴らしい仕事をしてくれる。 ここナポリで優勝できて本当にうれしい。 象徴的な街だからね。 スプリンターとして、ここではたくさんのチャンスがある。 ここで勝つのはいつだって夢なんだ。

 

2位　Cofidisのミラン・フレティン

カーデン・グローブスはみんなを驚かせたけど、今日の自分のパフォーマンスとチームのパフォーマンスには満足している。

どれくらい差がついたかって？ (笑。 彼のホイールを持っていなかった。私はまだスプリントを始めていなかったのに、彼はすでに10メートルも走っていた。

チャンスを逃した？

自分のスプリントと今日のチームワークには満足している。 第1ステージでうまくいかなかったことが、今回はうまくいった。 決勝のための人手が足りなかったから、ちょっと早すぎたかもしれないけど、最終的に2位になれたことは悪くない。

しかし、このステージは激しいクラッシュに見舞われ、一時的な中断を余儀なくされた。

あれは間違いなくいい判断だった。 クラッシュが起きたのは見ていないけど、後ろでしっかりクラッシュの音が聞こえたんだ。 それで良くないとわかった。 一時的な中断は、スプリンターたちにスペースを与えた。

ステージ中の大クラッシュのせいで、ゴール地点でのボーナスはないと聞いていた。 そうなると当然、クラス分けの選手たちはリスクを冒さないから、少ないボーナスでゴールすることになる。

それでも慌ただしかったけど、最後の5キロでトップ5から落ちずに済んだ。 フィナーレでは、ボックスインされることを恐れたが、最終的には関門を通過することができた。

残りに希望を抱いている?

そうだね、今のところコンディションはいいよ。 最初の雨が降ったとき、しばらく寒さに苦しんだけれど、いい脚を持っていると感じた。 これから数週間、まだチャンスはある。

 

第6ステージ　リザルト

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞