2023 ツアー・オブ・オマーン第3ステージ 激坂決戦を制したのは?

第2ステージでは、Cofidisのヘスス・エラダが最後に抜け出して総合トップに。

ただ、総合2位のマキシム・ファンジルス(Lotto-Dstny)まで4秒差。ディエゴ・ウリッシ(UAE Team Emirates)まで、6秒しかない。

さらに、1分以内に50人もいるので、まだ総合の行方はわからない。

 

第3ステージ  アル・コバール～ジャバルハット 151.8km

 

3日目も上り坂のフィニッシュ。アル・コバールからスタートし、その後、グリーン マウンテンレンジの周りを南に一周する。

決勝戦はジャバル・ハットの登頂となる。

 

 

ゴール手前1kmでは、最大勾配15%を越えており、ここでふるい落としがあるだろう。さらに、残り1kmの勾配も11.2%と厳しい。ここで総合上位の顔ぶれが決まってくる。

 

1. スプリントポイント　Birkat Al Mouz
   
2. スプリントポイント　Al Mahra
3. 山岳　ジャバル・ハット 4.6km・8.5%

 

スタート前

第3ステージのスタートでの4賞は

• 総合　ヘスス・エラダ　Cofidis
• ポイント賞　ティム・メルリエ　Soudal – Quick Step
• MOST ACTIVE RIDER　イエルーン・マイヤース　Terengganu Polygon Cycling Team
• 新人賞　マキシム・ファンジルス　Lotto-Dstny

 

トーマスデヘントは、今日も集団牽引で姿をみせるかな。

 

スタートからアタック。

1.  SALEH Mohd Harrif( Terengganu Polygon Cycling Team)

 

これに後ろから逃げたいメンバーが追走。

 

すぐに5人の逃げが完成。オマーンのサイード・アル・ラービは第1ステージに続いての逃げ。

1. Johan Meens　(Bingoal  WB)
2.  FRANCO Alejandro(Burgos-BH)
3. サイード・アル・ラービ (Oman) 
4. スティーブン・バセット　Human Powered Health
5. SALEH Mohd Harrif( Terengganu Polygon Cycling Team)

 

集団はCofidisが引いている。

 

 

残り118kmで3分45秒差。

 

補給をしている。頻繁に取らないとハンガーノックになってしまう。

 

オマーンのサイード・アル・ラービが登りで切れてしまった。

 

逃げは4人に。

1. Johan Meens　(Bingoal  WB)
2.  FRANCO Alejandro(Burgos-BH)
3. スティーブン・バセット　Human Powered Health
4. SALEH Mohd Harrif( Terengganu Polygon Cycling Team)

 

集団先頭はCofidisのフランソワ・ビタール。その後ろはEquipo Kern Pharmaが続いている。残り80kmで2分50秒差。

 

スプリントポイント　Birkat Al Mouz

最初のスプリントポイントを通過。

1. SALEH Mohd Harrif( Terengganu Polygon Cycling Team)　3ポイント・3秒
2. Johan Meens　(Bingoal  WB)　2ポイント・2秒
3.  FRANCO Alejandro(Burgos-BH)　1ポイント・1秒

 

スプリントポイントを1位通過したトレガンヌのライダーは先頭から離脱。逃げは3人に。

1. Johan Meens　(Bingoal  WB)　
2. FRANCO Alejandro(Burgos-BH)
3. スティーブン・バセット　Human Powered Health

 

残り33kmとなって、先頭交代にUAE Team Emiratesもメンバーを送る。

 

ヘスス・エラダは果たしてリーダージャージが守れるか。ゴールで遅れると失ってしまう。

 

残り14kmを切って集団は横一列。Lotto-Dstnyの先頭はトーマス・デヘント。タイム差は50秒。

 

後ろに見えてきた。スプリントポイントまで逃げれるか。

 

スプリントポイント　Al Mahra

スプリントポイントをなんとか越えた。

1. Johan Meens　(Bingoal  WB)　3ポイント・3秒
2. スティーブン・バセット　Human Powered Health 2ポイント・2秒
   
3. FRANCO Alejandro(Burgos-BH)    1ポイント・1秒
   

 

残り6kmで先頭は捕まった。

 

山岳　ジャバル・ハット 4.6km・8.5%

最後の登りに入る。

 

マキシム・ファンジルスが2番手につけている。

 

さらに一人アシストが加わる。

 

かなり絞られてきた。

 

残り2kmを切ってLotto-Dstnyのエドゥアルド・セプルペダが先頭。マキシム・ファンジルスは3番手だ。

 

Movistar Teamは、プエルトリコ王者のアプネル・ゴンザレスが先頭に。

 

横一線となってきた。

 

 

ここでMovistar Teamのアプネル・ゴンザレスが出てくる。

 

アプネル・ゴンザレスが先頭に立つ。

 

アプネル・ゴンザレスがラスト1kmまで先頭を引く。

 

アプネル・ゴンザレスが外れると、マッテオ・ヨルゲルソンがスパート。

 

さらに、後方からIntermarché – Circus – Wantyのレイン・タラマエがアタック。

 

レイン・タラマエが先頭で引きまくる。

 

先頭はレイン・タラマエの引きで絞られた。

 

アレクセイ・ルチェンコのために、アロルド・テハダが引く。

 

なんと、リーダージャージのヘスス・エラダは遅れた。

 

ヘスス・エラダから、まだ先頭は見えているが、もう追いつかない。前はSoudal – Quick Stepのヤン・ヒルトだ。

 

ゴール手前で、マッテオ・ヨルゲルソンがアタック!

 

マッテオ・ヨルゲルソンが先頭で上がってきた。後ろは、マウリ・ファンセベナントだ。

 

マッテオ・ヨルゲルソンが伸びる!

 

マッテオ・ヨルゲルソンが、そのままゴールだ!

良く逃げに乗る、マッテオ・ヨルゲルソンがついにプロ初勝利となった。これほど登りが強いとは思わなかった。プロ初勝利に加えて、総合リーダージャージも獲得だ。

2位には、Soudal – Quick Stepのマウリ・ファンセベナント。総合でも6秒差につけている。

 

・

リーダージャージのヘスス・エラダは疲労困憊で、ゴールラインで倒れ込んでしまう。限界を越えている。

 

リザルト

マッテオ・ヨルゲルソンのコメント

私はそれが決して来ないと思い始めていた。正直に言うと、頭の中で物事が起こり、自分にはそれをするのに十分な才能がないと思っていた。そこにはドラフトがなく、みんなの様子を見ることができたので、急なセクションでそれらを試したかった。

そして、ええ、皆が反応したが、すぐではなかった。そして、誰も頂上に向かって反撃しなかったので、『よし、スプリントでチャンスがある』と思った。

そして、ただ待たなければならなかった。ありがたいことに、アレクセイ・ルチェンコには、スピードを維持するチームメイトがいて、私はちょうど200で行って振り返らなかった。

正直なところ、このチームは、私が参加した最初の年から、私がレースに勝てると信じさせようとしてきたが、私は自分がプロになるに値するとは信じていなかった。

それは、自分自身を納得させ、レースを行い、それを信じるのに十分なプロセスだった。ついに今日、私の夢が叶った。

 

2位のマウリ・ファンセベナントのコメント

実は、ちょっとがっかりしているんだ。今日は勝てる気がしたんだ。ただ、残り200mでスイッチが入った瞬間に、ちょっと失敗してしまった。本当にいい感触だっただけに、残念だ。

まだ2つの厳しいステージが残ってますね。

調子がいいことの証明にはなりますね。私たちは、これからも挑戦し続ける。早く必ず表彰台に立ちたいと思っている。戦いはまだ終わっていない。

 

第3ステージリザルト

総合

ポイント賞

新人賞