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2023 ハエン・パライソ・インテリオル スペイン版ストラーデビアンケをタデイ・ポガチャルはどう走ったのか?

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Photo credit: santiagolopezpastor on VisualHunt.com
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スペインのストラーデ・ビアンケ版、ハエン・パライソ・インテリオル。Jaén Paraiso Interior(1.1)

今年で2回目の開催でグラベルロードが売りだ。注目はタデイ・ポガチャルが2023年シーズンをスタートさせるレースとして選んだことだ。

 

第1回目の優勝はAstana Qazaqstan Teamのアレクセイ・ルチェンコ。第2代王者となるのは誰だろうか?

 

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One day ウベダ~バエサ 178.9km

コースプロフィール photo clasicajaen

 

世界遺産のウベタとバエサをつなぐ、スペイン唯一のグラベルロードレース。

コースには合計45kmの7つのグラベルセクションがある。最後のセクションは、周回コースとなっており、ゴール手前700mは、石畳のような道だ。

ストラーデビアンケは、白い道と言われているが、こちらは「オリーブの木の道」と呼ばれる。

 

  1. TRAMO 1  マリミンゴ 5.4 km
  2. TRAMO 2   バルデオリバス  5.4 km
  3. TRAMO 3  ウバダット  11.1 km
  4. TRAMO 4  アントニオ マチャド 3.5 km
  5. TRAMO 5  クルス デ ヤボネロス  4.2 km
  6. TRAMO 6  ビルヘン デ ラ サルー 6.5 km
  7. TRAMO 7  ビルヘン デ ラ サルー 6.5 km

 

注目のライダーは

  •  Intermarché – Circus – Wanty ロレンツォ・ロタ
  •  Lotto Dstny パスカル・エーンクホーン
  •  Team Arkéa Samsic ワレン・バルギル
  •  UAE Team Emirates タデイ・ポガチャル、ティム・ウェレンス、アレッサンドロ・コーヴィ、マルク・ヒルシ、マッテオ・トレンティン
  •  Movistar Team ゴルカ・イサギレ、ホセ・ロハス、ゴンザロ・セラノ
  •  Cofidis ギヨーム・マルタン、ヨン・イサギレ、シモン・ゲシュケ
  •  Astana Qazaqstan Team ファビオ・フェリーネ、サムエーレ・バスタチッラ
  •  INEOS Grenadiers ベン・ターナー、ベン・トゥレット、コナー・スゥィフト、キム・ハイドック
  •  Israel – Premier Tech サイモン・クラーク
  •  Q36.5 Pro Cycling Team カミロ・マウッキ

 

スタート

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

注目はやはりタデイ・ポガチャル。今回のUAE Team Emiratesのメンバーは確実に勝利を狙っている。

 

大注目のタデイ・ポガチャルは、大歓声をあびてスタート。

 

オフィシャルスタートからアタックがかかる。当初逃げていたのは5人。

  1. アンドレス・アルディラ Burgos-BH
  2. マティス・ルベール Team Arkéa Samsic
  3. セルジオ・サミティエル Movistar Team
  4. エネコイッツ・アズバレン Euskaltel – Euskadi
  5. マティス・バースヘンス Lotto-Dstny

 

TRAMO 4  アントニオ マチャド 3.5 km

残り63.3kmで、先頭は二人に。

  1. セルジオ・サミティエル Movistar Team
  2. エネコイッツ・アズバレン Euskaltel – Euskadi

 

途中何人かで、抜け出していたようだけど、現在は集団に戻っているタデイ・ポガチャル。

 

先頭から切れたLotto-Dstnyのマティス・バースヘンスは、そろそろ集団に吸収される。

 

集団はUAE Team Emiratesが引く。

 

先頭は、Movistar Teamのセルジオ・サミティエル単独となる。残り50.3kmでタイム差は2分23秒。

 

集団からアタックがかかっている。

 

先頭からちぎれたマティス・バースヘンスが追走の二人を引いている。

  1. マッズ・ウィルシュミット Israel – Premier Tech
  2. レナード・ヴァン・エトヴヘェルト Lotto-Dstny
  3. マティス・バースヘンス Lotto-Dstny

 

TRAMO 5  クルス デ ヤボネロス  4.2 km

先頭のセルジオ・サミティエルは、グラベルロードに入った。

 

追走に後続からさらに合流。8人となる。

 

あっと、ここでタデイ・ポガチャルがアタック!

 

 

ベン・トゥレットとアンドレアス・クローンが追うが~。

 

ベン・トゥレットとアンドレアス・クローンは追いつかない。

 

これはタデイ・ポガチャルが先頭まで届きそうだ。

 

後続の二人が小さく見える。

 

もう、先頭が見えてきた。

 

あっという間に、タデイ・ポガチャルが先頭に追いつく。

 

すぐにタデイ・ポガチャルが先頭で引きだす。

  1. セルジオ・サミティエル Movistar Team
  2. タデイ・ポガチャル UAE Team Emirates

 

追走は36秒差。マルク・ヒルシは最後尾で追わせない。INEOS Grenadiersは、ベン・トゥレットとベン・ターナー・

 

残り36.5kmでMovistar Teamのセルジオ・サミティエルが切れてしまう。

 

タデイ・ポガチャルは、残り36kmを独走するつもりか。

 

追走は58秒離された。ティム・ウェレンスとマルク・ヒルシは後ろについてるだけでいい。

 

Enveとなったホイールでタデイ・ポガチャルは爆走だ。

 

追走は

  1. ベン・ターナー INEOS Grenadiers
  2. ベン・トゥレット INEOS Grenadiers
  3. アンドレアス・クローン Lotto-Dstny
  4. ロレンツォ・ロタ Intermarché – Circus – Wanty
  5. マッズ・ウィルシュミット Israel – Premier Tech
  6. マルク・ヒルシ UAE Team Emirates
  7. ティム・ウェレンス UAE Team Emirates

 

残り2周

後続の集団もゴールラインを通過。Team Arkéa Samsicが必死で引く。

 

残り27.6km。タイム差は53秒。逃げ切れるか。

 

TRAMO 6  ビルヘン デ ラ サルー 6.5 km

残り二つのグラベルロードに入った。

 

追走は1分29秒と開く。INEOS Grenadiersが二人いるのだから、どちらかが引くべきでは。

 

残り1周

1分52秒とタイム差を広げて、タデイ・ポガチャルが残り1周に。

 

追走も追いつけば、マルク・ヒルシ、ティム・ウェレンスがいるので無駄足になるし、いい状態ではない。

 

残り10kmで1分44秒差。

 

TRAMO 7  ビルヘン デ ラ サルー 6.5 km

最後のグラベルロードだ。今年のストラーデ・ビアンケもこの調子で独走か。

 

おっと、タデイ・ポガチャルがパンクだ。でも、すぐにスペアバイクで走りだした。

 

追走グループは後続に追いつかれた。これで、追走のスピードがあがるかも。

 

ポガチャルがグラベルの登りをこなす。

 

追走からベン・ターナーがアタック!

 

後続は突き放したが、ティム・ウェレンスが張り付く。

 

ベン・ターナーは頑張っても、最後はティム・ウェレンスに抜かれそう。

 

タデイ・ポガチャルは、残り4.5km。1分10秒ある。

 

ティム・ウェレンスが先頭交代。表彰台を確実にするために後続を突き放す作戦のようだ。

 

これはベン・ターナーにとっては嬉しい誤算だろう。これで表彰台は確実だ。

 

残り2kmとなった。

 

さあ、2位はどっちだ。

 

タデイ・ポガチャルは、観客をあおってゴールへ。

 

 

タデイ・ポガチャルが36kmの独走を決めて余裕でゴール!

シーズンの初戦を独走勝利で飾るなんて。今年も勝利を重ねていくのは間違いない。今回のチームメンバーも良かったし死角がない感じだ。

 

2位は、最後にまくったベン・ターナーとなった。ティム・ウェレンスは、引く必要はないと思うのだけど、けっちりとゴール前も引いてガチンコ勝負を選んだ。

まあ、スプリントとなると勝ち目がないと思っていたのかも。ベン・ターナーは、スペインのワンデーレース、ブエルタ・シクリスタ・ムルシア・コスタ・カリカの勝利に続いて2位。調子がいい。

 

リザルト

タデイ・ポガチャルのコメント

このようなシーズンのスタートは素晴らしい。1位、3位、4位 を獲得した。素晴らしいチームワークで、UAEとして完璧なプレーができたと思う。これ以上の幸せはない。

なぜこんなに早く始めたのですか?

前方には多くの人がいて、最終ラップ前の最後の上りがトリッキーであることはわかっていたので、昨日の偵察の後、ここで行くことにしたんだ。その後は完璧な状態だった。僕が前に出て、その後ろに2人のライダーがいた。たとえ僕が後ろから追いつかれたとしても、まだ2人のライダーがフレッシュな脚を持っていたのだ。計画は完璧だった。

 

2位のベン・ターナーのコメント

ポガチャルが逃げた後、2位が最高位だった。彼のショーはなんというものだろう。間違いなく楽しかった。でも、特にこの2日間のレースの後では、タフな一日だった。本当に限界だったんだ。

ポガチャルが逃げた後、レースはどうなったのでしょうか?

グループを継続させようとした。そして決勝に臨んだが…タフでしたね、本当にタフな1日だった。でも、うまくいった。また表彰台に上れたので、クラシックに向けていい感じだ。

 

Rnk Rider Team UCI Time
1
 POGAČAR Tadej
UAE Team Emirates 125 4:36:41
2
 TURNER Ben
INEOS Grenadiers 85 0:49
3
 WELLENS Tim
UAE Team Emirates 70 ,,
4
 HIRSCHI Marc
UAE Team Emirates 60 1:17
5
 KRON Andreas
Lotto Dstny 50 ,,
6
 TULETT Ben
INEOS Grenadiers 40 ,,
7
 ROTA Lorenzo
Intermarché – Circus – Wanty 35 ,,
8
 ZIMMERMANN Georg
Intermarché – Circus – Wanty 30 1:31
9
 BARGUIL Warren
Team Arkéa Samsic 25 ,,
10
 IZAGIRRE Gorka
Movistar Team 20 ,,
11
 CALZONI Walter
Q36.5 Pro Cycling Team 15 1:33
12
 DÍAZ José Manuel
Burgos-BH 10 1:34
13
 TRENTIN Matteo
UAE Team Emirates 5 1:56
14
 WÜRTZ SCHMIDT Mads
Israel – Premier Tech 5 ,,
15
 EENKHOORN Pascal
Lotto Dstny 5 ,,
16
 SERRANO Gonzalo
Movistar Team 3 1:59
17
 SCARONI Christian
Astana Qazaqstan Team 3 2:19
18
 GESCHKE Simon
Cofidis 3 2:44
19
 SWIFT Connor
INEOS Grenadiers 3 2:46
20
 LAZKANO Oier
Movistar Team 3 3:38
21
 SAMITIER Sergio
Movistar Team 3 ,,
22
 MARTIN Guillaume
Cofidis 3 ,,
23
 LOUVEL Matis
Team Arkéa Samsic 3 4:05
24
 PRONSKIY Vadim
Astana Qazaqstan Team 3 4:20
25
 SOTO Antonio Jesús
Euskaltel – Euskadi 3 4:50
26
 RIVERA Brandon Smith
INEOS Grenadiers   6:19
27
 SMITH Dion
Intermarché – Circus – Wanty   6:39
28
 VAN EETVELT Lennert
Lotto Dstny   6:40
29
 NEILANDS Krists
Israel – Premier Tech   ,,
30
 IZAGIRRE Ion
Cofidis   ,,

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