ツアー・オブ・オマーン第3ステージのゴールシーンで大変な事故になるところだった。
Movistar Teamのマッテオ・ヨルゲルソンが見事なアタックを決めた後ろで、ヘリコプターの風圧によってフェンスが倒れたのだ。
ヘリコプターの風で
El nivel organizativo del Tour de Omán con las vallas intentando hacer un Rojas con los ciclistas que vienen por detrás #TourofOman pic.twitter.com/T4JVfEueF0
— Baquio (@GxlDeBaquio) February 13, 2023
それは、15位のSoudal – Quick Stepのヤン・ヒルトが通り過ぎた後だった。
ヘリコプターの風圧で、一気にフェンスが動いて倒れている。
幸い、後ろを走っていたBORA – hansgroheのベン・ツヴィホフは犠牲にならなくてよかった。足止めを食らったのは、数人だったけども、あわや大惨事となるところだった。
ツアー・オブ・オマーンでは、登りの映像はほとんどがヘリコプターからの映像が多い。
ただ、ヘリコプターの場合、低空でライダーに近づかないと良い映像が取れない。特に、上空からだとライダーのゼッケンナンバーが見えないと誰だかわからないからだ。
ゴールシーンは、やはり前からのカメラで大きく映して貰いたいものだ。
これまでも、ヘリコプターの風圧で事故が起こったことは多々ある。
- 2020ジロ・デ・イタリア第4ステージ
- 2018ブエルタ・ア・エスパーニャ第7ステージ
- 2019チェコカップ
できたら、モトバイクからの映像で迫力ある走りが見たいところだけど、ライダーとの距離の問題もある。特にゴール前はスピードが上がるので、先頭のライダーが風圧で有利になるといけない。
2017年にはUCIもモトバイクやサポートカーの距離については、ルールを作成している。
また、ライダーに影響があるようなことがあれば、ヘリコプターの映像に関するルールも作られてしまうかもしれない。
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