レースでの上空から映像は見ている側からは、とてもわかりやすくて良い情報を提供してくれる。
しかし、あまりにも近いヘリコプターの撮影は時に、ライダーにも影響を与えることがある。
ジロ・デ・イタリア第4ステージでのゴール手前800mで二人のライダーが落車。
これはヘリコプターの風によってフェンスが吹き飛ばされてしまい、ライダー2人が巻き込まれたからだった。(推測)
私はストリーミングで見ていて、なんで落車したのかわからなかったが、まさかヘリコプターの風で落車したとは~。
二人が落車
I am okay. Only some small cuts on my fingers. Not really sure what happend but out of nowhere the barriers flew into our group. For now my thought are with my teammate Luca and hope some good news will arrive soon🤞#giro @ZabuBradoKTM pic.twitter.com/blR2o1Ncy7
— Etienne van Empel (@etiennevanempel) October 6, 2020
落車した一人のエティエン・ネファンエンペル(Etienne van Empel)Vini Zabù-Brado-KTM は、ツイッターで無事を報告。
エティエン・ネファンエンペルは、指にいつくかの傷があるだけで助かっている。彼は走ってゴール。
走っていると急にフェンスが目の前に迫ってきたそうだ。別の証言によるとフェンスが空中に舞い上がったとある。
もう一人のチームメイト、ルカ・ワッカーマン(Luca Wackermann)の容態は深刻。
ワッカーマンは意識を失い、病院に運ばれた。火曜日の夜遅くに発行されたチームのプレスリリースで、ワッカーマンの負傷が明らかに。
メッシーナ大学病院からの最初の報告によると、ワッカーマンは頭部外傷、鼻骨の骨折、顔と腰仙部への複数の挫傷、唇と歯列弓への挫傷、裂傷に続いて挫傷を負った。
左眉、あご、右膝、腕と脚への複数の打撲傷、および再びX線撮影される予定の腰仙骨骨折の疑い。
ルカ・ワッカーマンは2020ツール・ド・リムザンで総合優勝。第2ステージでは登りゴールで5位に入っていた。
チームの有力なライダーの一人だったのにリタイヤするのは残念なことだ。しかも、理不尽な理由による離脱は悔やみきれないだろう。
フェンスが動いた理由は、風によるものなのかヘリコプターによるものなのか映像がないので正確にはわからない。
だが、風で飛ぶようならばもっと前に飛んでいると思うけど。
追記
#Giro ATENCIÓN: Informa el equipo italiano @ZabuBradoKTM que su corredor Luca Wackermann se retira de la carrera porque fue impactado por una valla que voló a la vía por el fuerte viento. Pronta recuperación. pic.twitter.com/agnKrdpR6L
— ColombiaSports.net (@colombiasports) October 6, 2020
広範囲にフェンスが動いている。これは普通の風ではない。ヘリの風圧だ。
これまでのヘリによる落車
だが、ヘリコプターによる、フェンスの倒壊はこれまでにもある。
2018ブエルタ第7ステージでゴール後にヘリコプターの風でフェンスが動いている。
2019チェコカップでもヘリコプターの風でライダーが吹き飛ばされた。これは飛び立つヘリコプターの風だったけど。
何度か、起こっている問題なので、あまりライダーに近づくのは良くないと認識しないといけない。
最近のカメラは性能も良いだろうから、少しくらい離れていても撮影できるではないだろうか?
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