2022 ツアー・オブ・ターキー第7ステージ　　まさかの展開のステージに

第6ステージでは、カレブ・ユアンが登りゴールを制して見事に2勝目をあげた。

Lotto Soudalとしては、さらに連勝を目指したところだけど、コースには2つの山岳が待っている。

果たして、各チームはスプリントに持ち込めるだろうか?

 

第7ステージ   ゲリボル～テキルダー　135 km

 

最後から2番目のステージはスプリントとなるか微妙なコース。短いステージなので、逃げ切りも狙えるステージではないかな。

トーマス・デヘントに期待したいけど、チームはカレブ・ユアンの勝利を優先するでしょうね。

 

1. スプリントポイント　Sprint Prime
2. 2超級山岳　Climbing Prime　7.7km・5.1%
3. スプリントポイント　Treasures of Turkey Sprint
4. 2超級山岳　Climbing Prime　  7.0km・4.2％

 

スタート

薄曇りの中スタート。

 

オフィシャルスタートからアタックがかかる。

 

逃げない選手は後ろから見ているだけだ。

 

まだ勝てていないチームは逃げ切りを目指す。だが、ファーストアタックは実らなかった。

 

4人の逃げ

4人が逃げを確定。

1. シーヴェル・ヴァーステッド　(Uno-X Pro Cycling Team)
2. ニコラス・ズコウスキー　(Human Powered Health)
3. ŞAMLI Feritcan (Spor Toto Cycling Team)
4. STOCKMAN Abram (Saris Rouvy Sauerland Team)

 

2超級山岳　Climbing Prime　7.7km・5.1%

先頭は2級山岳をクリアー。

1. ニコラス・ズコウスキー　(Human Powered Health)　5ポイント
2. ŞAMLI Feritcan (Spor Toto Cycling Team)　3ポイント
3. STOCKMAN Abram (Saris Rouvy Sauerland Team)　2ポイント
4. シーヴェル・ヴァーステッド　(Uno-X Pro Cycling Team)　1ポイント

 

4人が残り59.1kmで1分23秒差で逃げている。

 

集団からアックをかけるライダーもいるが追いつくことはない。TIRYAKI Oguzhan (Spor Toto Cycling Team) 。地元トルコのライダーだ。

 

スプリントポイント　Treasures of Turkey Sprint

先頭はスプリントポイントを通過。

1. ŞAMLI Feritcan (Spor Toto Cycling Team)　5ポイント
2. STOCKMAN Abram (Saris Rouvy Sauerland Team)　3ポイント
3. ニコラス・ズコウスキー　(Human Powered Health)　1ポイント

 

集団は残り35.5kmで37秒までつめてきた。

 

先頭は登りでコンチネンタルチームの二人が切れる。

 

先頭はプロチームの二人に。

1. シーヴェル・ヴァーステッド　(Uno-X Pro Cycling Team)
2. ニコラス・ズコウスキー　(Human Powered Health)

 

逃げからちぎれたメンバーが集団に吸収されていく。

 

先頭まで20秒。逃げを捕まえたら次の動きがあるかな。Uno-X Pro Cycling Teamはチームメイトが逃げているのに何故、引くのだろう。

 

タイム差10秒となって後ろに集団が見え始める。

 

二人は残り33.2kmで捕まってしまった。

 

2超級山岳　Climbing Prime　  7.0km・4.2％

最後の2級山岳にはいると、Israel – Premier Techが集団を引きのばす。

 

パトリック・べヴィンとジョイ・ヴァインがアタック!

 

Alpecin-Fenixのジェイ・ヴァインが先頭を引く。

 

あっと言う間に5人に絞られた。

 

登りではジェイ・ヴァインが先頭を引いて絞っていく。

 

さらに、先頭は3人に。

1. ジェイ・ヴァイン　Alpecin-Fenix
2. パトリック・べヴィン　Israel – Premier Tech
3. 二コラ・エデ　Team Arkéa Samsic

 

3人は19秒を稼ぎだした。登りではジェイ・ヴァインが積極的に引く。

 

リーダーのエドゥアルド・セプルペダ(Drone Hopper – Androni Giocattoli)自らが先頭を引いて追走。

 

アシストが一人戻ってきたのでエドゥアルド・セプルペは集団中ほどに戻った。

 

集団は、33秒離れている。まあ、下りがあるので追いつくかな。

 

ジェイ・ヴァイン先頭で2級山岳を越える。ゴールまでは23.7km。逃げ切れるか。

1. ジェイ・ヴァイン　Alpecin-Fenix　5ポイント
2. 二コラ・エデ　Team Arkéa Samsic　3ポイント
3. パトリック・べヴィン　Israel – Premier Tech　2ポイント
4. ケヴィン・コレオーニ　Team BikeExchange – Jayco　1ポイント

 

追走はDrone Hopper – Androni Giocattoliが引く。タイム差は45秒と広がった。

 

3人は、このまま逃げ切ると総合順位が上がる。残り13.8kmで30秒。ただ、二コラ・エデは、チームメイトのハーム・ファンフックが後ろにいるので引かない。

 

現在バーチャルリーダーを奪われているエドゥアルド・セプルペダ。パトリック・べヴィンとは11秒差なので縮めないといけない。

ただ、協力してくれるチームはTeam BikeExchange – Jaycoしかいない。

 

タイム差が広がった。51秒だと逆転だ。

 

残り5kmを切ってようやくLotto Soudalが先頭交代に加わる。だが、時すでに遅しだ。

 

このままいくと、パトリック・べヴィンが総合1位に。ジェイ・ヴァインが総合2位となる。パトリック・べヴィンは、ほとんど一人で引き続ける。

 

なんと、残り2.5kmでジャスパー・フィリップセンがアタック!

 

あっけに、とられて誰も反応しない。

 

集団から飛び出した、ジャスパー・フィリップセンは、途中、Lotto Soudalのジャスパー・デブイストと一緒になってゴールを目指す。

 

 

先頭は、なんとパトリック・べヴィンが超超ロングスプリント!

まさか、1km手前からスパートをかけるとは、ジェイ・ヴァインも二コラ・エデも思っていなかっただろう。

 

残り500mでかなりの差をつけた。でも、この作戦はゴール前の牽制でタイムを失うよりも絶対に良い。明日のステージに向けて少しでもタイムを稼ぎたい。

 

パトリック・べヴィンは、見事なロングスパートでステージ優勝に総合トップも手に入れた。3人で逃げていたが、二コラ・エデは全く引かない。

ジェイ・ヴァインは、後ろにジャスパー・フィリップセンがいるので、登りで引いていたが平地では手助けしない。

8割以上は、一人でパトリック・べヴィンが引いて逃げ切ったのだから、凄いことだ。ボーナスタイム10秒も手にいれたので、総合2位となったジェイ・ヴァインに20秒のリードがある。

まず、総合優勝も間違いない。

 

ジャスパー・フィリップセンは、4位でゴール。山岳も越えていたので、スプリント勝利したかったことだろう。

 

 

リザルト

第7ステージ　リザルト

パトリック・べヴィンのコメント

本当に大変なステージだった。その日の最後の急な上り坂で、私たちはチームと主導権を握った。

チームのペースが速かったため、多くのライダーがトラブルに巻き込まれた。本当にいいレースだった。

私は主要なグループでほとんどの仕事をした。私は他の2人のライダーからあまり助けを得られず、ジェイ・ヴァインだけが時々乗った。

ニコラ・エデは、私たちの車輪の中にしかいなかった。幸いなことに、ボールは最終的に私のコートに落ちた。私にとってこれは本当に後押しだ。これは、私の怪我の後の最初のステージレースだ。

このフォームにとても満足している。

明日は、最終ステージで、トルコ最大の都市であるイスタンブールとの間を行き来します。明日はどう走りますか?

それはとても緊張するでしょう。これまでのところ、私たちにとって非常に成功しており、明日それを終えることができれば幸いだ。

 

総合

ポイント賞

山岳賞