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UCIがGiro d’Italia 2019で1,300の「厳密な」モータードーピングテストを実施

U.S. Air Force Senior Airman James Mullen (left) from the New 海外情報
Photo credit: Official U.S. Air Force on Visual hunt
この記事は約3分で読めます。

自転車のモータードーピングに対処するには、磁気スキャンやX線技術を使用して、電気モーターを発見できる。

UCIは、2019年のGiro d’Italia期間中に1,300を超える「厳密な」モータードーピングテストを実施したことを明らかにした。

 

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モータードーピングテスト

Picture: Getty Images

 3週間の間のテストの内容は

  • ステージの前に磁気スキャナーを使用した1,312回のテスト
  • フィニッシュラインで113回のX線テストを実施

 

テストは結果はメカニカルドーピングはありませんでした。

まあ、不正がないのが一番ですね。

 

UCI会長のDavid Lappartientは次のように述べています。

http://www.atwistedspoke.com/hound-dog-upset-cookson-uci/david-lappartient-ffc-920/

昨年から、スタートラインとフィニッシュラインでバイクをチェックしている。モータードーピングに対処するための強力な方法を使用しています。

 

研究は進んでいて、レース中でも発見することが出来るシステムも開発している。
こうなるとレース途中でのバイクチェンジも不可能になりますね。

 

テストでは、ステージ優勝者。マリアローザ、各ステージの後に4〜12台のバイクをX線装置でテストしています。

 

http://www.cyclingnews.com/news/uci-planning-to-step-up-mechanical-doping-measures-from-2020/

X線キャビネット

 

UCIは今後、プロトン内のすべての自転車に機器を装着することを想定。

レース中の任意の時点で隠されたモーターを検出する新しいトラッカーも開発しています。

http://www.cyclingnews.com/news/uci-planning-to-step-up-mechanical-doping-measures-from-2020/

モニター検出技術

2018年のツール・ド・フランスでテストが実施されており、トラッカーは来年投入される可能性がある。

来年には、現在使用されている磁気スキャニングタブレットテスターも改良されるようだ。

 

トラマドールも検査

UCIは、トラマドールの検査も実施している。

トラマドールはWADA(世界アンチドーピング機構)の禁止薬物には載っていない。つまり、UCIとWADAでは意見が食い違っているのです。

 

トラマドールとは

トラマドール(tramadol)は、オピオイド系の鎮痛剤の1つである。1996年のWHO方式がん疼痛治療法の3段階中の2段階目で用いられる弱オピオイドである。

モルヒネの10分の1の鎮痛効力があるとされ、これと比較すると比較的安全で乱用性は低いとみなされているが、それでも乱用や身体依存は起こりうる。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 

UCIは11のレースで117人のライダーについて143回のトラマドールテストを実施

検査の結果は、トラマドールの使用はなし
 
UCIがトラマドールを禁止する理由は
  • 大学の研究では使用すると出力が上がる
  • 副作用で眠気と集中力の低下があり、プロトンでクラッシュすると危険
  • 依存性を発症する
  • 副作用で抑うつ、昏睡、頻脈、心血管崩壊、発作、呼吸停止
 
UCIは、ドーピングに対して徹底的に撲滅しようとしている。
 
まあ、そりゃあ不正があったらスポンサーがすぐに撤退していきますからねえ~。クリーンなイメージを保っていないと。ファンも離れてしまいますしね。

 

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