ワウト・ファンアールト(Team Jumbo-Visma)は、元所属していたチームから110万ユーロ(約1億3200万円)の損害賠償を求められていた。
これは、以前所属していたVeranda’s Willems-Crelanチームから、ワウト・ファンアールトが勝手にチームとの契約を破棄したとして経済的損失を受けたという内容で提訴しているものだった。
だが、これについては一審の判決では無罪となっていたのだが、二審では控訴裁判所は当初の決定を覆してしまった。
上訴の準備
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ワウト・ファンアールトは、元所属していたVeranda’s Willems-Crelanブロコンチネンタルチームとは、契約が残っていたがチームの将来は見えない状態だった。
実際にVeranda’s Willems-Crelanのチーム自体は、Roompot–Nederlandse Loterijと合併して消滅。2019年シーズンはRoompot-Crelanチームとなっている。
そのため、ワウト・ファンアールトはTeam Jumbo-Vismaと2019年から1年早く契約をしている。
裁判所は、ファンアールトには実際に緊急解雇理由があり無罪の判決を一審では下していた。
今回は、前回の110万ユーロ(約1億3200万円)は高すぎるということで、662,000ユーロ(約8,800万円)となっているが、それでも相当高額だ。
ワウト・ファンアールトは、現在上訴することを準備している。
2021年のサラリーランキングでは、ファンアールトは230万ユーロ(約2億8千万円)貰っている。払えない額ではないけれど、高額であることは間違いない。
まだ、この問題は解決していないと言って良い。これがレースに精神的に影響を与えないと良いのですけどね。
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