ベルギーでおこなわれるカンピウンスハップ・ファン・フラーンデレン(Kampioenschap van Vlaanderen)。
直訳するとフランダース選手権。別名、地元の名前からコールスカンプ・クルス(Koolskamp Koerse)とも呼ばれている1クラスのワンデイレース。
コールスカンプ~コールスカンプ 195.3km
コールスカンプは、ベルギーのウエストフランダース州にある小さな村。1908年から始まっており、今年で105回目となる。
2020年はコロナで中止。2019年よりも10kmほど距離が増えて195.3kmとなっている。
コールスカンプで始まり、ズウェーフェゼーレ、エゲム、ピッテムを通る。
みての通りオールフラット。15.1kmの周回コースを13周行う。誰がどう見てもスプリンターのためのステージだ。
12周目には、Gouden KMがある。ワンデイレースなので、何が得られるのかな。
今回の注目選手は
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Team Jumbo-Visma ディラン・フルーネウェーヘン
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Deceuninck – Quick Step サム・ベネット、ファビオ・ヤコブセン
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Team DSM アルベルト・ダイネーゼ
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Team Qhubeka NextHash ジャコモ・ニッツォーロ
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Trek – Segafredo エドワード・トゥーンス
- Alpecin-Fenix ジャスパー・フィリップセン
サム・ベネットはGMのパトリック・ルフェーブルから、色々と攻撃されていた。だが、残るシーズン出場出来るレースには全て参加してサラリー分は働くようだ。
問題は、ファビオ・ヤコブセンもいるので、どちらがエーススプリンターとしてゴールを狙うのかが気にかかる。まあ、ファビオ・ヤコブセンでしょうね。
スタート前
Alpecin-Fenixは、ジャスパー・フィリップセンでスプリント勝利を狙う。
ディラン・フルーネウェーヘンは、Team Jumbo-Vismaのエーススプリンターだ。
サム・ベネットは、ヨーロッパ選手権では早々にリタイヤとなった。このベルギーのレースではどうだろう。
ブエルタのポイン賞獲得にステージ3勝。このレースでも、勝利を狙うファビオ・ヤコブセン。
7人の逃げ
BEAT Cyclingのライダー先頭でスタート。
リアルスタートから全開でスピードが上がる。これで200km近くも走れるのかと言った感じだ。
2周目で逃げだしたのは、7人。
- スティーブン・バセット(Rally Cycling)
- ヤン・ウィレム・ファン・チップ(BEAT Cycling)
- コンネ・ファンケッセル( Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux)
- イーサン・バット(Black Spoke Pro Cycling Academy)
- サミエル・ジェンナー(Team BridgeLane)
- ミラン・パウルス(SEG Racing Academy)
- バレンティン・テフレン( Xelliss – Roubaix Lille Métropole)
ヤン・ウィレム・ファン・チップ(BEAT Cycling)のハンドル幅の狭さ。物凄いフレアハンドルだ。
後ろからみると、それほど感じないけど。バロワーズ・ベルギーツアーでは失格になっちゃいましたね。
集団はAlpecin-Fenixがコントロール。
集団は、逃げにタイム差を与えない。常に1分台で推移している。
なんと先頭に後ろから、トレックのチャーリー・クオーターマンが追いついてきた。
集団後方で落車。なんと道路下に二人ほど落ちた。数人が巻き込まれたけど、全員復帰。
ディラン・トゥーンスがパンク。だが、無事に集団復帰。
トレックのチャーリー・クオーターマンの引きでスティーブン・バセット(Rally Cycling)とコンネ・ファンケッセル( Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux)が切れてしまう。
ゴール前は少し登っているのだ。
ついに逃げは4人に。
- チャーリー・クオーターマン(Trek-Segafredo)
- ヤン・ウィレム・ファン・チップ(BEAT Cycling)
- ミラン・パウルス(SEG Racing Academy)
- サミエル・ジェンナー(Team BridgeLane)
もう、タイム差は15秒しかない。
Golden Kmの通過順位は
- チャーリー・クオーターマン(Trek-Segafredo)
- ミラン・パウルス(SEG Racing Academy)
- ヤン・ウィレム・ファン・チップ(BEAT Cycling)
完全に泳がされている感じか。
ここで最後のあがきを見せる。
サミエル・ジェンナー(Team BridgeLane)がアタックだ。
トレックのチャーリー・クオーターマンが追う。
二人となって粘る。
- チャーリー・クオーターマン(Trek-Segafredo)
- サミエル・ジェンナー(Team BridgeLane)
二人は力の限り頑張るけど。
残り11.4kmで、ついに逃げは消滅。
各チームがトレインを組んで進む。まだゴールまで4.9kmある。
ゴール前は、位置取り争いで忙しい。
Trek-Segafredoがゴール前で前を固める。だが、各チーム綺麗なトレインは作れない。
左からトレックのマッティオ・モスケッティが先頭でスプリント開始。
最後は、ハンドルを投げた。勝ったのは誰だ~
誰も手をあげない。
勝ったのは、ジャスパー・フィリップセンだ~!
ディラン・フルーネウェーヘンのまくりを見事に防いだ。ジャスパー・フィリップセンは、ブエルタではファビオ・ヤコブセンと戦っていたけど、熱を出して第11ステージでDNS。
だが、この勝利でライバルのファビオ・ヤコブセンはスプリントに絡めなかった。これでジャスパー・フィリップセンは今シーズン6勝目をあげた。
Alpecin-Fenixは、ゴール前でもしっかりと、ジョナス・リカールトとライオネル・タミニオーがトレインを作っていた。チームメイトの働きも大きい。強すぎるプロチームだ。
リザルト
Rnk | Rider | Team | UCI | Pnt | Time |
---|---|---|---|---|---|
1 |
PHILIPSEN Jasper
|
Alpecin-Fenix | 125 | 75 | 0:00:00 |
2 |
GROENEWEGEN Dylan
|
Team Jumbo-Visma | 85 | 55 | ,, |
3 |
LAAS Martin
|
BORA – hansgrohe | 70 | 40 | ,, |
4 |
MOSCHETTI Matteo
|
Trek – Segafredo | 60 | 32 | ,, |
5 |
BONIFAZIO Niccolò
|
Team TotalEnergies | 50 | 28 | ,, |
6 |
PLANCKAERT Baptiste
|
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux | 40 | 24 | ,, |
7 |
KRUL Wessel
|
SEG Racing Academy | 35 | 20 | ,, |
8 |
PLUTO Mārtiņš
|
ABLOC CT | 30 | 18 | ,, |
9 |
VANDEPITTE Nathan
|
Bingoal Pauwels Sauces WB | 25 | 16 | ,, |
10 |
ANIOŁKOWSKI Stanisław
|
Bingoal Pauwels Sauces WB | 20 | 14 | ,, |
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