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2021フランダース選手権 伝統のベルギーワンデイレースを制したのは?

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Photo credit: Erf-goed.be on Visualhunt.com
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ベルギーでおこなわれるカンピウンスハップ・ファン・フラーンデレン(Kampioenschap van Vlaanderen)。

直訳するとフランダース選手権。別名、地元の名前からコールスカンプ・クルス(Koolskamp Koerse)とも呼ばれている1クラスのワンデイレース。

 

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コールスカンプ~コールスカンプ  195.3km

コースマップ photo koolskampkoers

 

コールスカンプは、ベルギーのウエストフランダース州にある小さな村。1908年から始まっており、今年で105回目となる。

 

コースプロフィール photo koolskampkoers

 

2020年はコロナで中止。2019年よりも10kmほど距離が増えて195.3kmとなっている。

コールスカンプで始まり、ズウェーフェゼーレ、エゲム、ピッテムを通る。

みての通りオールフラット。15.1kmの周回コースを13周行う。誰がどう見てもスプリンターのためのステージだ。

12周目には、Gouden KMがある。ワンデイレースなので、何が得られるのかな。

 

今回の注目選手は

  •  Team Jumbo-Visma ディラン・フルーネウェーヘン
  •  Deceuninck – Quick Step サム・ベネット、ファビオ・ヤコブセン
  •  Team DSM アルベルト・ダイネーゼ
  •  Team Qhubeka NextHash ジャコモ・ニッツォーロ
  •  Trek – Segafredo エドワード・トゥーンス
  •  Alpecin-Fenix ジャスパー・フィリップセン

サム・ベネットはGMのパトリック・ルフェーブルから、色々と攻撃されていた。だが、残るシーズン出場出来るレースには全て参加してサラリー分は働くようだ。

問題は、ファビオ・ヤコブセンもいるので、どちらがエーススプリンターとしてゴールを狙うのかが気にかかる。まあ、ファビオ・ヤコブセンでしょうね。

 

スタート前

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

Alpecin-Fenixは、ジャスパー・フィリップセンでスプリント勝利を狙う。

 

ディラン・フルーネウェーヘンは、Team Jumbo-Vismaのエーススプリンターだ。

 

サム・ベネットは、ヨーロッパ選手権では早々にリタイヤとなった。このベルギーのレースではどうだろう。

 

ブエルタのポイン賞獲得にステージ3勝。このレースでも、勝利を狙うファビオ・ヤコブセン。

 

7人の逃げ

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

BEAT Cyclingのライダー先頭でスタート。

 

リアルスタートから全開でスピードが上がる。これで200km近くも走れるのかと言った感じだ。

 

2周目で逃げだしたのは、7人。

  1. スティーブン・バセット(Rally Cycling)
  2. ヤン・ウィレム・ファン・チップ(BEAT Cycling)
  3.  コンネ・ファンケッセル( Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux)
  4. イーサン・バット(Black Spoke Pro Cycling Academy)
  5. サミエル・ジェンナー(Team BridgeLane)
  6. ミラン・パウルス(SEG Racing Academy)
  7. バレンティン・テフレン( Xelliss – Roubaix Lille Métropole)

 

ヤン・ウィレム・ファン・チップ(BEAT Cycling)のハンドル幅の狭さ。物凄いフレアハンドルだ。

 

後ろからみると、それほど感じないけど。バロワーズ・ベルギーツアーでは失格になっちゃいましたね。

 

集団はAlpecin-Fenixがコントロール。

 

集団は、逃げにタイム差を与えない。常に1分台で推移している。

 

なんと先頭に後ろから、トレックのチャーリー・クオーターマンが追いついてきた。

 

集団後方で落車。なんと道路下に二人ほど落ちた。数人が巻き込まれたけど、全員復帰。

 

ディラン・トゥーンスがパンク。だが、無事に集団復帰。

 

トレックのチャーリー・クオーターマンの引きでスティーブン・バセット(Rally Cycling)コンネ・ファンケッセル( Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux)が切れてしまう。

ゴール前は少し登っているのだ。

 

ついに逃げは4人に。

  1. チャーリー・クオーターマン(Trek-Segafredo)
  2. ヤン・ウィレム・ファン・チップ(BEAT Cycling)
  3.  ミラン・パウルス(SEG Racing Academy)
  4. サミエル・ジェンナー(Team BridgeLane)

 

もう、タイム差は15秒しかない。

 

Golden Kmの通過順位は

  1. チャーリー・クオーターマン(Trek-Segafredo)
  2. ミラン・パウルス(SEG Racing Academy)
  3. ヤン・ウィレム・ファン・チップ(BEAT Cycling)

 

完全に泳がされている感じか。

 

ここで最後のあがきを見せる。

 

サミエル・ジェンナー(Team BridgeLane)がアタックだ。

 

トレックのチャーリー・クオーターマンが追う。

 

二人となって粘る。

  1. チャーリー・クオーターマン(Trek-Segafredo)
  2. サミエル・ジェンナー(Team BridgeLane)

 

二人は力の限り頑張るけど。

 

残り11.4kmで、ついに逃げは消滅。

 

各チームがトレインを組んで進む。まだゴールまで4.9kmある。

 

ゴール前は、位置取り争いで忙しい。

 

Trek-Segafredoがゴール前で前を固める。だが、各チーム綺麗なトレインは作れない。

 

 

左からトレックのマッティオ・モスケッティが先頭でスプリント開始。

 

最後は、ハンドルを投げた。勝ったのは誰だ~

 

誰も手をあげない。

 

勝ったのは、ジャスパー・フィリップセンだ~!

ディラン・フルーネウェーヘンのまくりを見事に防いだ。ジャスパー・フィリップセンは、ブエルタではファビオ・ヤコブセンと戦っていたけど、熱を出して第11ステージでDNS。

だが、この勝利でライバルのファビオ・ヤコブセンはスプリントに絡めなかった。これでジャスパー・フィリップセンは今シーズン6勝目をあげた。

Alpecin-Fenixは、ゴール前でもしっかりと、ジョナス・リカールトとライオネル・タミニオーがトレインを作っていた。チームメイトの働きも大きい。強すぎるプロチームだ。

 

こちらはラスト1kmから

 

 

リザルト

Rnk Rider Team UCI Pnt Time
1
 PHILIPSEN Jasper
Alpecin-Fenix 125 75 0:00:00
2
 GROENEWEGEN Dylan
Team Jumbo-Visma 85 55 ,,
3
 LAAS Martin
BORA – hansgrohe 70 40 ,,
4
 MOSCHETTI Matteo
Trek – Segafredo 60 32 ,,
5
 BONIFAZIO Niccolò
Team TotalEnergies 50 28 ,,
6
 PLANCKAERT Baptiste
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 40 24 ,,
7
 KRUL Wessel
SEG Racing Academy 35 20 ,,
8
 PLUTO Mārtiņš
ABLOC CT 30 18 ,,
9
 VANDEPITTE Nathan
Bingoal Pauwels Sauces WB 25 16 ,,
10
 ANIOŁKOWSKI Stanisław
Bingoal Pauwels Sauces WB 20 14 ,,

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