ファビオ・アルは、活躍を目指して出場した2019ブエルタ・ア・エスパーニャを第13ステージでリタイヤ。
リタイヤの原因は、落車の影響だけでなくウイルス性の病気エブスタンイン・バー症候群を発症し悪化したことにもあった。
これにより2020年シーズンの復帰が遅れるかと思われていたが、3か月たってようやく目途がついたようだ。
ファビオ・アルの2020年シーズン開幕は
ファビオ・アルの2020年シーズンの開幕レースはツアーコロンビア2.1と決まった。
彼がコロンビアでレースをするのは初めてのこと。来年には高地トレーニングキャンプを行いレースに至るまで2週間コロンビアに滞在する。
ツアー・コロンビア2.1は、2月11から開催され6日間のステージレースとなる。
の出場メンバーはすでに発表されていて以下の6人だ。
他のWorldTourチームの参加は5チーム。
- Team Ineos エガン・ベルナル・イバン・ソーサ
- EF Education First
- Deceininck-QuickStep ジュリアン・アラフィリップ
- Israel Start-Up Nation
- Movistar
エガン・ベルナルやジュリアン・アラフィリップも参加してくるのでレベルの高い戦いとなる。ファビオ・アルの調子を見るのにも相手にとって不足はない。
いや、どれだけ食らいつけるかが問題だろう。
2020年のレーススケジュール
ファビオ・アルのツアー・コロンビア以降のレースは以下の通り。
のジロ・デ・イタリアのエースはダヴィデ・フォルモロとダビ・デラクルスの移籍組二人がつとめる。
ファビオ・アルのグランドツアーの目標は、あくまでツール・ド・フランスとなる。エースとして出場し、ダデイ・ボカチャルがアシストとして参加するという。
だが、ファビオ・アルが失速してしまうとタデイ・ポガチャルがエースとして走るようになる。ポガチャルはプレッシャーをかけずに気楽にのぞむつもりだ。
ファビオ・アルが、ブエルタ・ア・エスパーニャを制覇したのは2015年で4年前だ。失われた2年間を取り返すためにもエースとして返り咲かなければならない。
ファビオ・アルは、ツアー終了後6日で行われる東京オリンピックでもイタリアチームから出場を狙っている。
東京にとっては、おそらくジロでもっとターゲットを絞ったビルドアップがあっただろう。しかし、主なことはうまくいくことだ。
ツールでうまくいけば…。
とアルは今月初めにラ・ガゼッタ・デッロ・スポーツに語っている。
そうだ、全てはツール・ド・フランスを満足いく結果で走らないと始まらない。
ファビオ・アルは、病気によって失われた年月を取り返すためにも、来シーズンが正念場の年となるだろう。
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