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ニコラス・ドラミニの骨折事件は南アフリカ首相も動かす国の問題に

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Photo NTTProCycling twitter
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ニコラス・ドラミニ(NTT Pro Cycling)がケープタウンの国立公園を走っていて、保全当局SANParksの職員に腕を折られた事件はあまりにもひどかった。

理由はどうあれ、職員の態度は理不尽だ。

 

この事件は、サイクリングコミニティだけの問題とはならず、南アフリカの国の問題として動き出したようだ。

ニコラス・ドラミニは土曜日に左上腕骨の手術を受けており容態は落ち着いている。

 

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南アフリカ首相が指示を出す

以下は南アフリカ首相のツイート。

南アフリカの当局者が事件を非難し、調査を求めて参加したため、事件に対する怒りはソーシャルメディアとサイクリングコミュニティに限定されなくなった。

まず、アラン・ウィンド首相はSANParksに「緊急」で「徹底的な」調査を行うよう求めた。

この状況でSANParksの役人が起こした行動には結果がなければならない。

彼らの攻撃性は、ニック・ドラミニに対する態度だけでなく、事件を記録した現場の他のサイクリストに対する態度でも明らかだった。

状況に関係なく、この種の反応の言い訳はありません。

と首相はソーシャルメディアに投稿された声明で書いている。

環境林業・水産大臣バーバラ・クリーシーはソーシャルメディアで、事件に関与したすべての職員を一時停止するようSANParksに指示したと書いている。

彼女はまた、独立した調査を実施するよう機関に求めた。 

 

環境林業・水産大臣は、ニコラス・ドラミニの病院に見舞いに行って状況を説明して貰ったようだ。

ニコラス・ドラミニが入場券や有効な活動許可証を持っていたか、どうかの詳細は書かれていない。

南アフリカの主要な観光名所の1つとして、地元および外国人の訪問者に対してイメージ的に大きなダメージを受けたことも大きな問題だ。

職員のとった行動はあまりにもひどく正当化することは難しいと思われる。

 

ニコラス・ドラミニは南アフリカの希望の星

上のツイートの動画は2019ブエルタ・ア・エスパーニャ第3ステージのマウンテンポイント前の争いだ。

ニコラス・ドラミニは、Dimension Data for Qhubekaから2018年Team Dimension Dataに昇格してワールドツアーデビューを飾る。

元々、Team Dimension Dataはアフリカの自転車界の発展のために設立されたチーム。

クベカの活動は、NTT Pro Cyclingとなっても続けられるようで、毎年チームは自転車を贈ったりイベントを開いたりして活動している。

ニコラス・ドラミニは南アフリカ出身で期待の星なのだ。

 

pthot Nic Dlamini instagram

ニコラス・ドラミニは、2019年にはブエルタ・ア・エスパーニャに初出場。

2020年シーズンも、ツアー・ダウンアンダーに出場予定だったが、この骨折により難しくなったかもしれない。

東京オリンピックの出場も狙っていただけにケガをしてしまったことは残念でしかたない。

 

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