すでにオリンピック個人タイムトライヤルで金メダルを獲得しているレムコ・エヴェネプール。
ベルギーでは唯一の金メダルで、オリンピック選手からセルフィーを求められることも多いと。すでに、メダル獲得をしているので、とてもリラックスしており、プレッシャーが全くない。
もし、レムコがロードも制することになると、史上初のロードとタイムトライヤルの二冠制覇となる。
二冠なるか?
🇧🇪 Remco Evenepoel #Paris2024
🗣️ “I feel fresh and my #Olympics ITT win last week made me extra eager. The experience from Australia [Worlds] learned me that I have another fitness peak two weeks after a Grand Tour. Let’s hope it’s the same tomorrow.”
(Sporza) pic.twitter.com/G3qGyVvHDg
— Domestique (@Domestique___) August 2, 2024
オリンピック村の国際ゾーンで、レムコは絶え間なく話し続け、定期的にユーモアで笑いを誘う。
レムコの肩にはプレッシャーがない。2024 ツール・ド・フランスで3位に入り、オリンピックのタイムトライアルで勝利した彼の夏は、すでに成功を収めている。
しかし、レムコは、常にそれ以上のものを求めている。
チームメイトが3人しかいないレース。それはどのようなものになるのだろうか？
わからないよ。こんな小さなチームでレースをするのは初めてだからね。東京では5人だったけど、4人のライダーでスタートできる数少ない国のひとつであることはラッキーだと思う。
これはアドバンテージだ。うまく連携することが重要になるだろう。
ティシュ・ベノートとジャスパー・ストゥイヴェンはチームをコントロールし、彼らの経験とレースに対する洞察力を発揮するためにチームにいる。
彼らは “ロードキャプテン “として全体をコントロールするのに適した人材だと思う。
モンマルトルの上りはフィナーレの重要なアタックポイントとなるだろうか？
地元サーキットで最もタフな上りで、しかも最も狭い。ここが勝負の分かれ目になることは誰もが知っている。
モンマルトルではポジショニングが重要になる。それに加えて、石畳もある。この上りをオウデクワレモントと比較できるとは言わないが、少し似ているところはある。
自分のツアー・オブ・フランドルでの限られた経験しか見ていないで違うかもしれないけどね。
地元のサーキットでは、どこででも決断を迫られる可能性がある。2年前のウロンゴンでのワールドカップでは、誰もがそうしなければならないと思っている時点で、私も逃げなかった。
小さな集団だから、どこでも起こりうることなんだ。
最近のワンデーレースの傾向として、長い逃げがいたるところで見られる。フィニッシュから100キロを超えたあたりから、優勝候補が大木を揺らし始めることもある。
パリでも同じことが予想される。マチュー・ファンデルプールは記者会見ですでにそのことをほのめかしていますが?
そう思う。結局のところ、スタート地点には約90人の小さな集団がある。その結果、序盤に20〜30人の集団が残ってしまうと、すぐに決勝のように見えてしまうかもしれない。
それでも270kmを超える大会であることは考慮しなければならない。ここでもすぐに追い抜くことができると思う。
ツール・ド・フランスでの、高いパフォーマンス、絶好調をいつまで維持できるでしょうか?
今はまだとても調子がいい。先週末のタイムトライアルの後、最初の1時間のトレーニングで正しいリズムを見つけるのは難しかった。
気合を入れ直さなければならなかったけど、その後はまた脚の調子が良くなった。さらに、よく眠り、よく回復する。それもこのレースでは重要になる。
金メダルのタイムトライアル以来、ここ数日何をしていたか?
日曜日は1時間ルーズに走った。月曜日は2時間。火曜日は2時間半。水曜日はパリ郊外のループで長いトレーニング。そして木曜日は市街地コースの探索。
そして今週の金曜日もサイクリング。それ以外は、ほとんどベッドで横になって休んでいることが多い。
マチュー・ファンデルプールは、主なライバルの一人と見られている。そう思いますか？
マチューは常に危険だ。トム・ピドコックも好調で、月曜日のマウンテンバイクのレースでそれを見た。多くの選手が活躍できるコースだ。
でも、他の選手たちも私たちのことを同じように言っていると思う。私たちは自分たちに集中し、他の選手にレースを合わせないようにしなければならない。でも、マチューは5本の指に入る有力選手だ。
再び歴史を作ることができる。オリンピックで2度の金メダル。それはあなたの頭の中にあるものですか？
まだ頭の中にはない。でも今は……ベストを尽くす。
木曜日の203km。6時間のトレーニングでは、STRAVAで多くのKOMを獲得。その中にはヴィエルジュ通りのKOMも含んでいる。調子は上々だ。
コメント
ベノートの不死身のアシスト、
誰も着いていけないMVDPのアタックを完封したファンアールト、
追走集団を監視し万が一のときの保険を務めたストゥイヴェン、
ベルギーチームの誰もが完璧な働きをして勝つべくして勝ったレース展開ではありましたが、それでもレムコの走りは圧巻でしたね。
マッテオ・ヨルゲルソンの予言が当たりましたが、それでも凄い展開。ただ、一人で追走集団まで追い付き、ベン・ヒーリーも一人で捕まえてしまう。
最後はワンマンショーになりましたが、歴史に名前を刻むライダーとなったのは間違いないですね。TTもロードもなんて。素晴らしい走りでした。