英国の女性ヒルクライムチャンピオンとなったBithja Jonesは、コーチなし、心拍系モニター、パワーメーターもなしで、フィーリングだけで全国選手権で優勝している。
2人の子供を育てるシングルマザーで、なんと自転車に乗り始めたのは2018年からと言うから2年で英国一のヒルクライマーになった訳だ。
ジョーズの全国選手権獲得までの道のりを見てみよう、
ランニングのケガから
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ジョーンズは選手権の翌日に41歳となった2児のシングルマザー。2年前にランニングでケガをして自転車に乗り始めた。
丘の上に住んでいるため、子供を乗せた重い自転車で送り迎えをしていたそうだ。2018年の終わりに、最初のロードバイクを手に入れStravaにアップロードを始める。
毎回10～20個のKOMを獲得したが、最初はガーミンが壊れたのではないかと思ったと言う。まあ、普通あり得ないですよね。
如何に女性であっても、全ての上り坂でトップを取れることは中々ないはず。才能があったことは確かだ。
ファストトラック
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2019年、ジョーンズはPankhurst Cyclesの新しいロードバイクに乗り換える。クラブライドに参加した後、レディングトラックリーグのレースに参加するように説得される。
トラックレースでレースデビューとは凄いけど、すぐに優勝してしまうのも凄い。
最初にコースに出て、ブレーキをかけずに互いに非常に接近して走るのは少し怖かった。
人々はStravaで私をフォローしていて、ヒルクライムレースを試してみるべきだと言う。
ヒルクライムレースなんて、それまでを聞いたことがなく、それらが存在するも知らなかった。.
2019年9月、リーディングCCが主催するオープンヒルクライムで優勝。その後、いくつかのヒルクライムイベントに参加したのち、ヘイターで行われた2019全国選手権に出場して13位でフニッシュした。
このコースは平均勾配6.1%で5.8kmの距離だった。
2020年はコロナのために平均勾配13%のコースになったが、距離は800mとなる。これを目標に練習を続ける。
急こう配は得意
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2020年の全国選手権は、自宅から15kmの距離で行われるため、何度もトレーニングすることが出来た。登坂距離が短くなり地元でもあるのでチャンスだったのだ。
心拍数モニター、パワーメーター、コーチがいないジョーンズは、「フィール」を使用してトレーニングを測定し、ホームチャンピオンシップの準備を始める。
ジョーンズは、獣医のフルタイムの仕事と6歳と8歳の2人の子供をジャグリングしながら、できる限り乗ることができると言う。
選手権のために1週間休んで、子供をあずけ、自宅からノースウェールズまでサイクリングして乗り込んだ。
彼女の優勝した自転車にも独自のストーリーがあり、フレームは夫を肺の病気で亡くした友人から寄贈されたものだ。
2020年10月英国ヒルクライム選手権はレディング近くの短くて急こう配の800mの距離で行われた。ここでジョーンズは2位に2秒差の2分47秒で上がって優勝。タイトルを獲得。
来シーズン、ジョーンズはウィナツパスでヒルクライムのタイトルを維持することを望んでおり、トレーニングをさらに改善し、ターゲットにすることができると考えている。
2児の母で、フルタイムで働き、それでも全国選手権を勝ち取るとは凄いとしかいいようがない。しかも41歳だ。才能はあったのだろうけど、環境は決して恵まれたものではない。
Stravaを見ると朝だけとか、朝夕に練習しているので、アマチュアライダーと一緒だ。是非、今年もチャンピオン獲得を目指して貰いたい。
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