移籍するとの噂が大きかったAlpecin-Deceuninckのジャスパー・フィリップセン。
しかし、ジャスパー・フィリップセンは、マチュー・ファンデルプールと同じ2028年までチームと契約更新している。
26歳のジャスパー・フィリップセンは、全盛期をAlpecin-Deceuninckで走ることになる。
2028年まで4年延長
Here to stay! 🙌
Speeding into the future: Belgian sprint sensation @JasperPhilipsen secures his future with Alpecin-Deceuninck, extending his contract until the end of 2028! 💨#AlpecinDeceuninck #JasperPhilipsen2028 #JasperPhilipsen pic.twitter.com/oaF9p8B7rW
— Alpecin-Deceuninck Cycling Team (@AlpecinDCK) June 21, 2024
現在、Netflix「ツール・ド・フランスUnchained」では、Alpecin-Deceuninckのジャスパー・フィリップセンも出演している。
ただ、ここでは結構ヒール役なのが面白い。自分でエゴサーチしているくらいだから、かなりの強心臓だ。まあ、じゃないとスプリンターが精細だったら務まらないかも。
ジャスパー・フィリップセンは、2018年にHagens Berman Axeonでプロサイクリストとなっている。米国のプロ養成チームだ。
2019年からUAE Team Emiratesに2シーズン在籍。この時には4勝を挙げている。Alpecin-Deceuninckに移籍してからは、2021年に9勝。
2021ツール・ド・フランスでは勝利がなかったが、ブエルタ・ア・エスパーニャで2勝をあげる。
そして、2022ツール・ド・フランスではついに2勝をあげた。しかも、最終ステージでも勝利。完全開花は、2023年だ。
マチュー・ファンデルプールがリードアウトとなったツール・ド・フランスでは4勝をあげ、グリーンジャージも獲得。19勝をあげ、2023年にもっと勝利したライダーとなっている。
今年の圧巻はミラノ～サンレモでの勝利。
2024 パリ～ルーベでも、マチュー・ファンデルプールを助けて自らも2年連続の2位。ファイターだ。ジャスパー・フィリップセンがAlpecin-Deceuninckと契約延長したのは、マチュー・ファンデルプールがいるからではないだろうか。
現在考えられる最速のリードアウトといえばマチュー・ファンデルプールだ。ゴール前で二人が飛び出せば、かなうリードアウトトレインはない。
ミラノ～サンレモでも、マチューはタデイ・ポガチャルと逃げていたが、捕まるとすぐに作戦変更。ジャスパー・フィリップセンのために引いた。
パリ～ルーベやクラシックでは、ジャスパー・フィリップセンがマチュー・ファンデルプールをアシスト。そのお返しに、マチュー・ファンデルプールはツール・ド・フランスではフィリップセンのリードアウトを務める。
世界王者が前を引くのだから、かなう相手はいない。
この図式がある限り、フィリップセンが他のチームを選ぶ理由が見当たらなかったのかもしれない。二人のコンビで当分はAlpecin-Deceuninckは安泰だ。
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