優勝候補筆頭だった、世界王者のマチュー・ファンデルプールとタデイ・ポガチャル。
二人は、ポッジオの頂上では少しぬけだして通過。これは昨年のレースの再現かと思われたのだけど。
ただ、後ろにいたメンバーは下りのスペシャリストである INEOS Grenadiersのトム・ピドコックとBahrain Victoriousのマテイ・モホリッチ。
タデイ・ポガチャル単独の引きでは、逃げ切ることができなかった。マチュー・ファンデルプールは、タデイ・ポガチャルの2度目のアタックで、少し後方から追いかけており深く入り込んでしまった。
このために、下りでタデイ・ポガチャルの後ろについたけれど、前に出て引くほどのパワーが回復していなかった。しかも、下りの途中で後ろを振り返り、ジャスパー・フィリップセンが来ていることを確認している。
この時点で、マチューは頭を切り替えている。二人のランデブーが最後まで、見られれば最高だったのだけど。
タデイ・ポガチャルと共に
タデイ・ポガチャルのアタックについては?
タデイ・ポガチャルが最初に加速したとき、すぐに彼のハンドルを握ることができたが、その2回目のアタックには少し驚いた。
その時はまだ我々の数が驚くほど多くて、みんながすぐにハンドルに飛び乗るだろうと思ったが、そうはならなかった。それから私は非常に深く行かなければならなかったので、すぐに下りを引き継ぐことができなかった。
UAE Team Emiratesの戦術については?
自分の予想では、UAE Team Emiratesが早くからレースの主導権を握ると見ていた。それは驚くことではなかった。
しかし、私の意見では、それは最も賢明な行動ではない。また、実際に期待していたチップレッサではあまり良いパフォーマンスを発揮していないこともわかった。
このために最強のチームを擁していたLidl – Trekは非常にうまくやってくれた。それから私はポッジオですべてを正しくやった。タデイ・ポガチャルと一緒に最後まで走りたかったなあ~。
最後はジャスパー・フィリップセンのために引いてましたね。
ジャスパーはすでに私に、自分にはスーパーな脚があると言ってきた。もちろん自分が勝ちたいけど、それはそれで楽しめる。
彼は単なるスプリンターだけではないんだ。
私たちはすでにたくさんお互いを助けてきた。彼の幸運を祈りたい。今後数週間で少しは改善できることを願っている。昨年ほど良い結果が得られるとは予想していなかったが、でも、今日は確かに大丈夫だった。
2023パリ~ルーベでは、ジャスパー・フィリップセンがマチュー・ファンデルプールのために怒涛の走りを見せた。
2023ツールでは、マチュー・ファンデルプールがジャスパー・フィリップセンをリードアウト。何度も勝利を演出している。ただ、アルカンシェルを着ていて、チームのために走ることに切り替えるのだから凄いことだ。
マチューの目標はロンド・ファン・フラーンデレンとパリ~ルーベだ。この時には、ジャスパー・フィリップセンからのアシストが得られるだろう。
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