世界屈指のタイムトライヤルスペシャリストであるシュテファン・キュング。
タイムトライヤルの独走力で、クラシックレースでも活躍しておりチームにはかかせないメンバーの一人だ。
シュテファン・キュングはGroupama – FDJとの契約終了から、地元スイスのTudor Pro Cycling Teamに移籍する。
Tudor Pro Cycling Teamは3人の移籍を同時に発表。
- ルーカ・モッツァート Arkéa – B&B Hotels
- ロビン・ドンゼ Tudor Pro Cycling Team U23
- シュテファン・キュング Groupama – FDJ
2028年までの3年契約
@TudorProCycling welcomes @stefankueng – a homecoming with purpose🇨🇭
The Swiss powerhouse joins us from the 2026 season.#TudorProCycling #BornToDare pic.twitter.com/WT40ezqIOc— Tudor Pro Cycling Team (@TudorProCycling) August 26, 2025
2025年BMC Racing Teamでプロキャリアをスタート。
2020年世界選手権個人タイムトライヤル3位、2021年世界選手権個人タイムトライヤル4位と、常に世界の上位に食い込む走りを見せている。
2022年シーズンの成績は
- ボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナ 第4ステージ2位 総合7位
- オンループ・ヘットニュースブラッド 12位
- パリ~ニース第4ステージ 4位
- E3 Saxo Bank Classic 3位
- ドワルス・ドール・フラーンデレン 6位
- ロンド・ファン・フラーンデレン 5位
- アムステルダムゴールド 8位
- パリ~ルーベ 3位
- ツール・ド・スイス 総合5位
- ヨーロッパ選手権タイムトライヤル 2位
- ツール・ポワトゥー・シャラント第4ステージ 優勝
- 世界選手権個人タイムトライヤル2位
- クロノ・デ・ナシオン 優勝
2023シーズンは初戦のヴォルタ・アン・アルガルヴェ第5ステージの個人タイムトライヤルで勝利。
クラシックでは独走力を生かして大活躍。
- E3 サクソクラシック 6位
- ロンド・ファン・フラーンデレン 6位
- パリ~ルーベ 5位
2023 ツール・ド・スイス第1ステージの個人タイムトライヤルで、レムコ・エヴェネプールとワウト・ファンアールトを破って勝利。
2023 ツアー・オブ・スロベニア総合2位となっている。だが、最終戦となったヨーロッパ選手権タイムトライヤルで下を向いていてフェンスに激突。血だらけでゴールすることに。顎や手首の骨折を負うほどの大けが。
2024 グランプリ・ド・ドナンでは先頭を走っていて落車。
さらに2025 パリ~ルーベでも落車し、顔面血だらけでゴールしている。
シュテファン・キュングは、現在ブエルタ・ア・エスパーニャを走っているが、ダヴィ・ゴデュを献身的にアシスト。マイヨロホを獲得する手助けをしている。シュテファン・キュングがチームに加わることで、チームのクラシック班は強化される。
ジュリアン・アラフリップ、マルク・ヒルシ、シュテファン・キュングとクラシックハンターが揃うことになる。
シュテファン・キュングのコメント
スイス人ライダーとして、Tudor Pro Cycling Teamのプロジェクトに密着し、そのメンタリティと開発力に心から感銘を受けてきた。
特にタイムトライアルでは、この環境が僕を次のレベルへと押し上げてくれると信じている。クラシックの大舞台はまだ私の手のひらにない。是非とも勝ち取りたい。
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