パリ~ルーベの女子レースで勝利したのはTrek-Segafredoのリジー・ディグニャン。
TREK Domaneに乗っており、BontragerAeolus RSL 37ホイールには、幅30mmのPirelli P-Zero Race TLRタイヤが装着されていた。
チューブスタイヤが、ついにパリ~ルーベを制したことになる。多くのチームがチューブレスでレースしており、続く男子レースでも多くのチームが使うと言われている。
30mmのチューブレスタイヤ
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リジー・ディグニャンのTREK Domane PHOTOGRAPHY BY RONAN MC LAUGHLIN
女子のレースでは、Trek-Segafredo、Movistar、Ceratizit-WMT、Canyon-SRAMの各チームはすべてチューブレスで走ったことが確認されている。
女性レースでヴィトリアを装備したチームはすべて、ブランドのチューブラータイヤを選択。多くのタイヤメーカーがチューブレスに舵を切っているということだ。
UAE Team Emiratesも、30mmのチューブレスタイヤで走るとメカニックが言っている。
2年前にアレクサンダー・クリストフが25mmのチューブレスタイヤを選んで、失敗したことからタイヤ幅は広いものを使用している。
チューブレスの転がり抵抗は優秀であり、これで重量も下がればメリットも多い。更に実際にレースで勝利を収めると実績も出来る。
パリ~ルーベはパンクの多いレースであり、チューブラーが一般的だった。これも変わってしまうのだろうか?
Continentalもチューブレスを開発
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PHOTOGRAPHY BY RONAN MC LAUGHLIN
フィリッポ・ガンナが世界選手権個人TTでタンウォールのチューブレスバルブのついたGP 5000を使用していた。
Continentalは、チューブレスタイヤも開発しているようで、パリ~ルーベでは多くのチームが使うことも確認されている。
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PHOTOGRAPHY BY RONAN MC LAUGHLIN
2021世界選手権ロードでも、イネオスのトム・ピドコック、ルーク・ロウ、ミハウ・クフィアトコフスキ、ベン・スゥィフトは、同じタイヤの真っ黒なバージョンに乗っている。
メカニックがサイドウォールのブランドを黒く塗りつぶさなかったため、「Continental Grand Prix 5000STR」のラベルがはっきりと見えている。
STRは、これまで名前がないタイヤであるが、この新しいタイヤがどのようなアップデートを提供するかはわかっていない。
TRはチューブレスレディを表しているだろう。
Quelque chose de nouveau ici… 👀 pic.twitter.com/ramdaMkz2q
— FDJ Nouvelle-Aquitaine Futuroscope (@FDJ_NAqui_Fut) September 30, 2021
新しいタイヤに乗っているのは、Groupama-FDJ、Ineos Grenadiers、FDJ、Movistar、Bahrain-Victoriousなどが確認されている。
ルーベの偵察中に見たものから、ほとんどのライダーは前部で30mm幅のタイヤを走らせ、後部で32mmとペアになっている。
石畳では、重量が重要な要素になることはない。グリップ、耐パンク性、転がり抵抗がはるかに重要となる。
チューブラーがレースの世界からすぐになくなることはないだろうが、チューブレスタイヤが軽量化されていけば、デメリットが少なくなり使用される可能性は高くなるだろう。
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