新しいフレームを買う時に少しだけ比較したTREK MADON9。高速で走るレース用というか平地に特化したフレームという印象。別府選手の専用フレームもあり気になっていたフレームではあるのです。でも、その横からみたダウンチュープのゴツさになんとも言えぬ印象を持っていたのです。
それに専用フレームなので色々な付属品があるためにフレーム価格も高いというのがネックでした。フレーム買いだと選択出来る色も黒しかありません。物凄くゴツイ印象で、これで河川敷を時速20kmでチンタラ走れんなあというのが、選択肢から外れた一番の理由ではありました。
エアロに特化した様々な仕掛け
第一の印象として、後ろから見た時のブレーキの形が違います。専用ブレーキですね。クイックも小さくてカチッと動く印象で、その挙動範囲は少しです。
前のブレーキなんて、フレームと一体化してますね。DURA-ACE BR-R9110のダイレクトマウントブレーキよりも、更に空気抵抗が軽減されているのは間違いないです。
後ろから見て気になったのは、リアエンドハンガーの色が赤なこと。なんとアメリカから輸入するのですが時間がかかっても良いならば色が選択出来るそうです。リアエンドハンガーには何度も痛い目にあっているので個人的に目の行く所です。アクセントにもなりますね! 折れた時が困るけど^^;
エアロに特化している部分としてワイヤー類が内蔵されてます。一番面白かったのは前ブレーキ付近のフタで、ハンドルを大きく切るをフタが開くようになってます。子供も喜びそうですが、大人も「おーっ!」と言って喜びました。おもしれー!
当然、指でも開きます。メカニックは大変そうですね! ベクターウィングという名称です。
ワイヤー用のメンテナンスのフタはダウンチューブにもありました。もう、なんだこりゃの世界ですね。
『Control Center(コントロールセンター)』と名付けられた調整システムを内蔵。ケーブル内蔵だと途中通すのが大変ですよね。これがあると違うのでは。電動DURA-ACEの場合にはここに色々な電源類が搭載出来るようです。機械式の場合には、フロントの調整ダイヤルが搭載されているそうです。
シートポストは細い。前からの空気抵抗低減になってますね。チェーンステイも、シートステイも極限まで細く見えました。
シートポストの調整もフタがしてあります。ここまでやるか! と、言った感じです。
フタを締めると。なんということでしょう。ネジが消えてしまいました。おもしれー(^^)
縦と横のチューブが独立しているので、その支点だそうです。 これがないとシートがグラグラに動きます。
エアロハンドルの一体型。これも目を引きますね。ポジションが出てる人専用ですかね。ステム一体型なので、ステムの長さが変えられませんからね。
マドン9と言えば、エアロロードにして衝撃吸収システム「Madone ISO Speed」を搭載しています。ドマーネやMTBにも搭載されていて、これならば硬いフレームでも衝撃を和らげてくれそうです。
これは、後ろから見た形が面白いので次回撮影して追記していきますね。
フレームの色で、随分と印象が変わりますね。店頭に飾ってあるのはブラックなのでいかにもゴツクてイカツイんです。白だといい感じですね。プロジェクトワンで選んだそうです。エアロ過ぎない形も良いかも。トップチュープには、なにやら地名らしき文字が。
最近のフレームの特徴として、トップチュープが弓なりになっているのは何か意味があるんでしょうね。空気抵抗に優れているのかな。
乗ってる人のインプレ
向かい風でも、押し戻される感覚がないそうです。ホントけーっ! て、感じですね。
ほんの少しだけ、乗せて貰ったのですが印象として
- ハンドル回りの剛性が高い。鈍い私でもすぐにわかりました^^;
- 見た目と違って、凄く走り出しが軽い! なんだこれ、と言う感じです。
エモンダに乗った時には、あまりMADON6 SSLからの乗換だったのですが、あまり凄く変わった! と、いう印象はありませんでした。しかし、このMADON9は、ほんの少し乗っただけでも違いがわかるのはちょっと感動物でした。重量的には6.8Kくらいなので十分軽い部類ですね。ペダルが一緒だったら、そのまま乗り倒していたかもしれません。フレームサイズも540だったのでサドルの位置さえあえば、モット詳しくわかるかもしれません。縦方向の衝撃がかなり和らげられるのでロングライドもいい印象を受けますね。硬いフレームでも、 ISO Speedが衝撃をやわらげてくれれば、疲労度も軽減してくれそうです。
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