とにかく、今年の夏は暑い!
2010年を上回る猛暑は確実と言われていますね。
自転車に乗る時間帯も早朝か、35度以下でないと乗れない感じです。
真夏の猛暑対策として色々と聞き取り調査をした上で、サーモスの保冷ボトル 真空断熱ストローボトルを買いました。
初日に問題があった部分を自分なりに対策をして検証したので紹介。
魔法瓶のサーモスが2年をかけて開発
サーモスの自転車専用ボトル「真空断熱ストローボトル FFQ-600」。様々なケージにフィットする73mm径のスポーツバイク専用設計です。 https://t.co/Pm1mfS52PX pic.twitter.com/4If6i2RV92
— サイクルスポーツ【公式】 (@cyspo) February 1, 2017
プロジェクトが始まったのが2011年8月。しかし半年で一端開発中止。
開発を再開したのが2015年の9月。そして、ついにこだわりぬいた商品は2017年2月に発売される。
開発に設計から関わった丸山氏は、週末には100キロほどロードバイクで走るサイクリストだ。
自転車フレームの市場調査。ボトルケージ。ボトル。
関連するあらゆる商品を徹底的にリサーチして作られたのが、この真空断熱ストローボトル FFQ-600だ。
ボトル底面の形状にはこだわりが見える。20種類以上のボトルケージのツメ(ボトルとの接触点)の寸法や位置など、設計上重要となる箇所をすべて測定してから設定されているのだ。
- ストレスなくセッティングできることを目指す
- ボトル底面は丸みを帯びた形状
- 底面のエッジにゆるやかなカーブをつける
- ボトルケージとボトル底面の接触点をすべらせる
- ケージにスムーズに出し入れできるよう工夫
- 自転車のフレームに接触せずに取り出せる高さ
- 片手で握りやすい太さであること
- 自転車専用ボトルの最適な容量として600mlに
- キャップユニットへ向かうにつれてシルエットがだんだん細く
- ボトルケージから取り出す時に自転車のフレームに当たりにくく
- 凹凸を最小限にすることでスッキリとした形状を保つ
- ボトルへの振動を抑えるために考案したボディリング
形状など
ボタンを押すと内部の空気が外に抜けます。内圧を開放してからフタが開くので、中身が飛び散りにくいのです。
ストローがボトルの底面近くまで伸びてます。
普通のボトルだと傾けて、飲まないといけませんよね。少なからず頭が上がり視線もずれやすいです。ストロータイプだと吸うので、傾けなくて良いのです。
頭を上げなくて済むのは大きなメリットだと思います。
部品は、バラバラにして洗浄するのが簡単なので清潔に保てますね。
他の保冷ボトルと径や高さはあまりかわりませんね。
重量は270gあります。他より100g程度重いです。
- ボディリングは、グローブをしたままでもボトルを握りやすくすること
- 走行中の振動によるボトルとボトルケージとの接触音を防ぐことを目的
- シリコーン素材を採用
- 取り外しが可能
バツグンの保冷力
内筒と外筒の二層のステンレスで構成されていてます。真空引きという工程により、二層のステンレスの間に真空層が作られています。
真空層は熱を遮断するので、ボトル内の飲みものは外気温の影響を受けません。これが冷たさ・温かさをキープする魔法びん構造です。
10度以下を6時間キープ
という売りなので、本当か実験してみました。
氷を満タンにいれて16時間後がこれです。水は美味しいので2時間で飲んでしまいました。
2回やったんですけど、とにかく氷がとけないのは本当です。
追記 ショップイベントで真夏に120キロ走ったのですが、40℃の中家まで氷溶けませんでした。
恐るべし、サーモス君。
問題点の把握と対策
初日に使用した問題点として、振動によるボタンのズレが一番問題だと思いました。
振動に関する問題なので解決方法は同じようになると予測しました。
- 振動でボタンの位置がずれてくる
- 振動でカタカタ音が鳴る
ボタンの位置が一定ならば、目で確認しなくてもボタンを押してすぐに飲めるのです。そして片手でフタをしめて戻します。
振動でボタンの位置がずれると一度見て確認しないといけないのでスムーズに飲めないんだよね~
だったら、振動でずれないようにしたら良いじゃないの?
いろいろと工夫してみたら!
振動でずれない対策その1
ボトルケージと、ボトルにスキマがあります。
接触している部分が少ない為に、振動でずれるのではと思いました。
スキマが開く理由は通常のボトルの径は、75mmくらいです。このサーモスボトルは太いところで73mm、胴部は72mmとやや細身に作られています。普通のボトルのように押すと変形したりしないからなんでしょうね。
ボトルが接触している部分に黒のビニールテープを貼りました。
内側は、こんな感じです。余分な部分はハサミでカット。
しかし、振動によるズレは治っていませんでした。
振動でずれない対策その2
カーボンボトルケージとステンレスなので、摩擦係数が少ないと考えられます。
そこで、ボトルケージのスキマを埋めるのは無理と考え、ボトルに透明なテープを貼りました。
写真では見てもわからないけれど、もう貼ってます。
自転車を跳ねさせて振動実験してみた所、音の出ている部分が下側だということがわかりました。
そので、ボトルケージ内側にも黒いビニールテープを貼っておきました。
結果は
路面の悪い所でも、ズレが少なくなりました。フランスの石畳は走ってないのでわかりません^^;
通常走行でも、路面の悪い所はシバシバあるのですが、カタカタカタという音はなくなりました。
ボトルケージとボトルの接触面の対策をしたのが良かったと思います。
追記
2年たつとテープがはがれて、またうるさくなったので新たな対処をしました。
振動でずれない対策その2 究極の対策
一番良いのは、樹脂製のボトルケージにすることです。
私だったら、真夏しか使用しないので、サーモス君専用のボトルケージにするかもしれません。
下の写真はメカニックチーフのボトルですが、ほとんど音鳴りは気にならないそうです。
写真のボトルケージはポントレガーの物です。
アマゾンのレビューにあったネガティブ項目を集めてみました。
- ストローが細いために一気にのめない
- ボトルケージが金属の場合キズがつく
- ボトルケージが合わない場合、カタカタ音がなる
- ストローの洗浄が難しい。上手く洗わないとカビがはえる
- 1年でストローのパネが弱くなりフタがあかなくなる
- ロード用には向かない
- 不良品の場合にはメーカーに交換して貰うこと
アマゾンのネガティブ項目に対する、私が考えた対策とヒントです。
問題点
- ストローが細いために一気にのめない
対策
-
- さすが、魔法瓶のサーモスです。小さな工夫がされていています。
排気口を飲む時にボタンで押すと少し吸える量が増えます。排気する量を押さえるので当然吸う力は少しで済みますよね。
普通のボタルのように、押しながら一気には飲めません。ですが、ある程度は変わります。それと、ストローがパッキンの部分にちゃんと入ってないと全く吸えません。奥まで押しこむようにするとキチンと吸えるはずです。
- さすが、魔法瓶のサーモスです。小さな工夫がされていています。
問題点
- ストローの洗浄が難しい。上手く洗わないとカビがはえる
対策
- ストローは面棒で洗うと良いそうです。(メカニックチーフ談) カビがはえないように良く洗浄して乾燥させましょう。
問題点
- 1年でストローのパネが弱くなりフタがあかなくなる
対策
- これは、消耗品と考えて買いましょう。私の場合にはこのサーモスボトルを使うのは夏場だけの期間限定になりそうです。どれくらい耐用年数があるのか検証してみたいと思います。
問題点
- 身体にサーモスボトルだと水がかけれない
対策
- 私の場合には1本水かけ用のボトルにしてます。それでも暑い時にはサーモスボトルのフタを取って頭からかけてます。目が覚めます!
問題点
- 470mmくらいのフレームだと、取りつかなかったそうです。(温泉チャンピオン奥様)
対策
- 夏場だけでも、トライアスロンなどで使用されているサドルの後ろにボトルをつけるタイプを使ってみたらどうでしょうか? なれないとボトル取るのが難しそうですけど。
水しかいれなければ、ストローにカビが生えることはなさそうですが、買換え品もあります。
まとめ
猛暑対策として導入したサーモス保冷ボトルですが、バツグンの効果を発揮してます。
身体の内部から冷やすのは理にかなっており、100km以下の走行であれば全く問題ないと思います。自販機が沢山あるルートを走る場合は良いですが、山間部だと限られてきますからね。
真夏の熱中症対策としても効果あると思います。
コメント
通りがかりのものです。
私も使っていますが、ボトルリングは使用都度洗わないで付けたままにしていると錆びて腐食し穴が開いて保冷されなくなります。昨年購入し、そのままにしていたら見事に無数の穴開きました。取説にも書いてあったのでご留意下さい。気をつけるべきはキャップ部だけではなかったのでした。
はなまるさん、コメントありがとうございます!
ボトルリングちゃんと確認しないといけないんですね。ステンレスとはいえ、錆びるので要注意ということですね。私も問題ないかと思って、まだ一度しかはずしてませんでした。
アドバイスありがとうございます!