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「代役はいない」ヨナス・ヴィンゲゴーが語るサイモン・イェーツ離脱の衝撃とチームの誤算

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Image credit: chan
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2026年シーズン開幕直前、最強軍団Team Visma | Lease a Bikeに激震が走った。

2025年から加入し、ヨナス・ヴィンゲゴーの最強の山岳アシストとして期待されていたサイモン・イェーツが、精神的な燃え尽きなどを理由に競技からの引退を発表した。

 

この損失は単なる選手が一人減ったでは済まされないレベルのものだ。 「代役は存在しない」 チームのGMであるリチャード・プラグも認める通り、サイモン・イェーツクラスの選手は市場にそうそういない。

「今後3年間、彼の代わりを見つけることは不可能かもしれない」とさえ言っている。

 

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チームは苦境に

 

サイモン・イェーツは、2025年にTeam Visma | Lease a Bikeに加入してジロ・デ・イタリアを制覇。2025 ツール・ド・フランス第10ステージで勝利し、ヨナス・ヴィンゲゴーを献身的にアシスト。

 

総合15位でフニッシュ。結局、ティレーノ〜アドリアティコ 、ボルタ・ア・カタルーニャではヨナス・ヴィンゲゴーをアシストしていない。チームとしては、2026年に期待していたはず。

実際、GMもコーチ陣も発表の数日前まで知らない状況だった。せめてツール・ド・フランス以降に打ち明けていたら、移籍市場で代替えとなるクライマーを獲得に動けていたはず。

チーム予算はビック4に及ばないと言われており、来シーズンもサイモン・イェーツに匹敵するライダーを獲得するのは難しいと思われる。いないのだ。

Team Visma | Lease a Bikeは、28人で戦わないといけないのだ。本来であれば、ジロ・デ・イタリアとツール・ド・フランスの連戦に挑むヴィンゲゴーにとって、サイモンはセップ・クスと並ぶ山岳の双璧となるはずだった。

その片翼を失った状態で、ポガチャル率いるUAE Team Emirates – XRGに対抗できるのか? チームの戦略は根本からの見直しを迫られているが、どうしようもない。

 

ヨナス・ヴィンゲゴーの思いは

 

サイモン・イェーツがチームメンバーから外れるというニュースがありました。驚きましたか? 

もちろん、タイミングには少し驚いたし、チームにとっても大きな痛手だ。 けれど、サイモンと彼の辞めるという決断には大きなリスペクトを持っているよ。

このタイミングで足を止めるというのは、本当に勇気がいることだ。「もう十分だ」と自分で感じたのだろうからね。

 

近年、サイクリング界では燃え尽き症候群(バーンアウト)が議論されています。

プロサイクリストとして生きていくのは非常にハードだ。僕たちは常に移動し続けている。 正直に言えば、僕自身にとってもキツすぎると感じる時はあるよ。

だから、今回のことはある意味で、サイクリング界全体が学ぶべき機会かもしれない。

選手キャリアを長く続けるためには、個人の適性を見てもっと賢いやり方があるんじゃないかとね。遠征が平気な選手もいれば、そうでない選手もいるから。

 

あなた自身の話ですが、今年は出場レースを4つに絞ると聞きました。それも燃え尽きを防ぐためですか?

いや、それが理由ではないよ。4レースといっても、ジロとツールを走るから合計で60レースデイズはある。レース数が少ないわけじゃないんだ。

ただ、ツール・ド・フランスのことを考えると、春に詰め込みすぎるのは危険だ。 もし春にやりすぎれば、必ずツールでそのツケを払うことになる。ジロとツールの両方で優勝争いをするためには、春を軽量化する必要があるんだ。

 

ファンはポガチャルとあなたがもっと多くのレースで戦う姿を見たがっていますが、ポガチャルはワンデーレースも走る一方、あなたは走りませんね。

ファンが見たがっているのは理解しているよ。でも僕たちにはそれぞれの目標がある。 タデイはワンデーレースを選び、勝っている。彼には敬意しかないよ。

僕はまだワンデーレースでの正しい走り方を見つけられていないんだ。見て楽しむのは好きだし、勝ちたいとも思うけど、今の僕には勝てない。

今のレベルは高すぎるから、どのレースも100%の準備をしないと勝負にならないんだ。

 

過去に世界選手権などを欠場したことで批判されることもありましたが。

昨年のブエルタの後も完全に空っぽになってしまった。 人々には理解してほしいんだけど、僕が過去に世界選手権に出なかったのは「行きたくなかったから」じゃない。

単にエネルギーが残っていなかったからなんだ。それをするのに必要なものが枯渇していた。 どうかそれを分かってくれると嬉しいね。

 

今年のジロとツールのメンバーについて、あまり変更がないことの重要性は?

強力な選手たちだ。現時点で僕とセップ・クス、そしてヴィクトール・カンペナールツの3人がジロとツールの両方を走る予定だ。

彼らは世界最高のアシストだからね。この選考にはとても満足しているし、非常に強力なチームだと信じているよ。

 

ヨナス・ヴィンゲゴーは、UAEツアー、ボルタ・ア・カタルーニャを走ってからジロ・デ・イタリアに向かう。GMが言うように、3年間は強力なクライマーは確保できないだろう。

はっきり言ってTeam Visma | Lease a Bikeのチーム戦力は大きく落ちていると言わざるを得ない。果たして成績、勝利数はどうなることだろうか。

 

 

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