第9ステージは、史上2番目に早いスピードを記録。流石はマチュー・ファンデルプールとジョナス・リカールトだ。
夢の敢闘賞でツールの表彰台をジョナス・リカールトは獲得。
さて、休息日の前の第10ステージはフランス革命記念日、フランス人が頑張らないといけない日だ。
第10ステージ エヌザ~ル=モンドール・ピュイ=ド=サンシー 165.3 km

コースマップ photo letour.fr
獲得標高4,307m。山岳ステージが第1週の終わりにやってくる。長い登りはないが、8か所の山岳ポイントがある厳しいコース。
逃げれば山岳賞ジャージが着用できるかも。

コースプロフィール photo letour.fr
- 2級山岳 ルベイラ峠 4.1km・6.3%
- スプリントポイント ケートル
- 2級山岳 ラ・パラック峠 4.8km・7.4%
- 2級山岳 シャレード峠 5.1km・6.8%
- 2級山岳 ベルゼ峠 3.4km・7.4%
- 2級山岳 ゲリー峠 3.4km・6.7%
- 3級山岳 クロア・モラン峠 3.4km・5.7%
- 2級山岳 サン・ロベール峠 5.1km・6.4%
- 2級山岳 ル・モンドール 3.3km・8%
スタート
スタート時の4賞ジャージ着用者は
- 総合 タデイ・ポガチャル UAE Team Emirates – XRG
- ポイント賞 ジョナサン・ミラン Lidl – Trek
- 山岳賞 ティム・ウェレンス UAE Team Emirates – XRG
- 新人賞 レムコ・エヴェネプール Soudal – Quick Step
DNSは
- ゲオルク・ツィンマーマン Intermarché – Wanty 落車で脳震盪
- マライン・ファンデンベルフ EF Education-EasyPost

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様
珍しく、マチューはとワウト・ファンアールトがしゃべりこんでいる。二人の逃げも見たいものだ。
ワウト・ファンアールトは、事前に知りたかったと。ただ、ワウトが一緒だったらタイム差は開かなっただろう。

さあ、オフィシャルスタート。

Israel – Premier Techのクリスツ・ニーランズがアタック!
2級山岳 ルベイラ峠 4.1km・6.3%

クリスツ・ニーランズは捕まった。

ジュリアン・アラフリップがアタックだ。パリ祭だからね。

追走がいたけど、捕まったようだ。

ありゃ~、もう捕まりそう。

ジュリアン・アラフリップは捕まった。

20人くらいが前にでた。

集団はすでに崩壊。20人くらいが前に出たまま。

20人が前に。ベン・ヒーリーが3分55秒差なので逃げれないか。

残り132.3km。タイム差は52秒。UAE Team Emirates – XRGがコントロールしているのでタデイ・ポガチャルは、今日も逃げを許さないのか。

先頭からハーリー・スウィニーとベン・オコナーの二人が抜け出す。
- ハーリー・スウィニー EF Education-EasyPost
- ベン・オコナー Team Jayco AlUla

先頭は22人に。最後尾はTeam Visma | Lease a Bikeのヴィクトール・カンペナールツ。
スプリントポイント ケートル

Uno-X Mobilityのアンダース・ハラン・ヨハネセンがトップ通過。

集団は2分差で通過。
2級山岳 ラ・パラック峠 4.8km・7.4%

INEOS Grenadiersからはテイメン・アレンスマンが乗っている。26分遅れている。

Team Visma | Lease a Bikeのヴィクトール・カンペナールツとサイモン・イェーツは、前待ちだ。

ここはBahrain Victoriousのレニー・マルティネスがトップ通過。
- レニー・マルティネス Bahrain Victorious 5ポイント
- アンダース・ハラン・ヨハネセン Uno-X Mobility 3ポイント
- マイケル・ウッズ Israel – Premier Tech 2ポイント
- ブルーノ・アルミライル Decathlon AG2R La Mondiale Team 1ポイント
2級山岳 シャレード峠 5.1km・6.8%

レニー・マルティネスがアタック。

ここもレニー・マルティネスがトップ通過。山岳賞狙いか。
- レニー・マルティネス Bahrain Victorious 5ポイント
- マイケル・ウッズ Israel – Premier Tech 3ポイント
- テイメン・アレンスマン INEOS Grenadiers 2ポイント
- クイン・シモンズ Lidl – Trek 1ポイント

下りでまた合流しそう。ここは自動車のコースだ。

先頭は10人ほどに。
- レニー・マルティネス Bahrain Victorious
- マイケル・ウッズ Israel – Premier Tech
- テイメン・アレンスマン INEOS Grenadiers
- クイン・シモンズ Lidl – Trek
- ヴィクトール・カンペナールツ Team Visma | Lease a Bike
- サイモン・イェーツ Team Visma | Lease a Bike
- ヴァランタン・パレパントル Soudal – Quick Step
- アレックス・ボーダン EF Education-EasyPost
- ベン・ヒーリー EF Education-EasyPost
- ベン・オコナー Team Jayco AlUla
2級山岳 ベルゼ峠 3.4km・7.4%

追走が追いついた。

Israel – Premier Techのアレクセイ・ルツェンコが飛び出していたけれど、ニルス・ポリッツの引きで戻される。

ここもレニー・マルティネスがトップ。
- レニー・マルティネス Bahrain Victorious 5ポイント
- マイケル・ウッズ Israel – Premier Tech 3ポイント
- アンダース・ハラン・ヨハネセン Uno-X Mobility 2ポイント
- アレックス・ボーダン EF Education-EasyPost 1ポイント

集団は3分55秒差で通過。ベン・ヒーリーがバーチャルリーダーになった。

逃げていたメンバーが少しずつ捕まりだす。Soudal – Quick Stepのイラン・ファンワイルダー、Movistar Teamのイバン・ロメオ。

ニールソン・ポーレスも集団に捕まる。ティム・ウェレンスが引き出して3分41秒差。

先頭は16人。EF Education-EasyPostは3人。
- ベン・ヒーリー
- アレックス・ボーダン
- ハーリー・スウィニー

3分56秒差となり再びベン・ヒーリーがバーチャルリーダーに。

残り56.4km。タイム差は4分50秒と広がっており順調。ベン・ヒーリーは、マイヨジョーヌをゴールで着用できるか。タデイ・ポガチャルは、ずっとマイヨを渡したがっているけど。
2級山岳 ゲリー峠 3.4km・6.7%

タイム差4分55秒。先頭集団にフランス人は
- ヴァランタン・パレパントル Soudal – Quick Step
- アレックス・ボーダン EF Education-EasyPost
- レニー・マルティネス Bahrain Victorious

ここもレニー・マルティネスがトップ通過。
- レニー・マルティネス Bahrain Victorious 5ポイント
- ベン・ヒーリー EF Education-EasyPost 3ポイント
- ベン・オコナー Team Jayco AlUla 2ポイント
- クイン・シモンズ Lidl – Trek 1ポイント

クイン・シモンズがアタック。しかし、誰も逃がさない。

後方からベン・ヒーリーが勢いをつけてアタック!

しかし、ベン・オコナーが張り付いている。

だめだ。ベン・ヒーリーは皆にマークされている。だが、勝つには全員を置いていかないといけない。
3級山岳 クロア・モラン峠 3.4km・5.7%

ベン・ヒーリーはどこからいくか。

ヴィクトール・カンペナールツが加速。

ベン・ヒーリーが先頭に立ち、そのままトップ通過。
- ベン・ヒーリー EF Education-EasyPost 2ポイント
- クイン・シモンズ Lidl – Trek 1ポイント

集団は5分57秒差で通過。

INEOS Grenadiersのゲラント・トーマスは最後尾でクリアー。

ベン・オコナーがスパート。

ベン・ヒーリーとIsrael – Premier Techのジョセフ・ブラックモアが同行。決まるか。

後ろから、どんどん追いついてくる。

ベン・ヒーリーは、1分43秒タデイ・ポガチャルを上回っている。このままいけるか。

クイン・シモンズがアタック!

Bahrain Victoriousのレニー・マルティネスが切れた。フランス人による優勝はGroupama – FDJのクエンティン・パチャーに託される。

レニー・マルティネスは、鼻血。ゴールできるか。

集団からTeam Picnic PostNLのオスカー・オンリーとセップ・クスが出る。

今度はマッテオ・ヨルゲルソンが出る。

タデイ・ポガチャルの後ろは、ヨナス・ヴィンゲゴー、レムコと続く。

残り20km。ベン・ヒーリーはステージ優勝よりもマイヨジョーヌを優先か。

先頭は6人に。サイモン・イェーツはどうするのだろうか。もうヨナス・ヴィンゲゴーが追いつくことはない。

残り17.3km。ベン・ヒーリーは先頭を固定で引いている。
2級山岳 サン・ロベール峠 5.1km・6.4%

山岳は残り2つ。ベン・ヒーリーは出来る限りタイム差を稼ぎたい。

集団はコンパクトに。

Lidl – Trekのクイン・シモンズが切れた。これは驚き。

先頭は5人。
- サイモン・イェーツ Team Visma | Lease a Bike
- ベン・ヒーリー EF Education-EasyPost
- テイメン・アレンスマン INEOS Grenadiers
- マイケル・ストーラー Tudor Pro Cycling Team
- ベン・オコナー Team Jayco AlUla

集団は5分32秒差。UAE Team Emirates – XRGのマルク・ソレルが引く。

ベン・ヒーリーのリードは2分6秒に。これは足に力が入る。

マッテオ・ヨルゲルソンがスパートすると、タデイ・ポガチャルが張り付く。

ベン・ヒーリー固定で越えていく。
- ベン・ヒーリー EF Education-EasyPost 5ポイント
- テイメン・アレンスマン INEOS Grenadiers 3ポイント
- ベン・オコナー Team Jayco AlUla 2ポイント
- マイケル・ストーラー Tudor Pro Cycling Team 1ポイント

集団は、セップ・クス、マッテオ・ヨルゲルソン、ヨナス・ヴィンゲゴーと続く。

マッテオ・ヨルゲルソンが引く。Arkéa – B&B Hotelsのケヴィン・ヴォークリンが遅れている。

さあ、先頭からサイモン・イェーツがアタックだ。
2級山岳 ル・モンドール 3.3km・8%

残りの距離が少ない。そのままサイモン・イェーツがいってしまうか。

ベン・オコナーが追いついた。

残り2.6km。テイメン・アレンスマンは2秒差。

ベン・ヒーリーは、流石に追いつかない。

ここでサイモン・イェーツがアタック!

サイモン・イェーツがベン・オコナーを落とした。

これはサイモンの勝利は固い。

テイメン・アレンスマンは5秒差。

マッテオ・ヨルゲルソンが引く。

サイモン・イェーツがゴールエリアに。

2025 ジロ・デ・イタリア覇者のサイモン・イェーツが勝利!

Team Visma | Lease a Bikeは、これがツールの1勝目だ。

完全にヨナス・ヴィンゲゴーのアシストとしてツールに出場したのに、ステージが取れるとは思ってもみなかっただろう。

2位は INEOS Grenadiersのテイメン・アレンスマン。

レムコはタデイ・ポガチャルが捕まえた。

ベン・ヒーリーはマイヨジョーヌ!

牽制からタデイ・ポガチャルがアタック!

ついてこれたのはヨナス・ヴィンゲゴーだけだ。

レムコ・エヴェネプールは反応できていない。

タデイ・ポガチャルの前にレニー・マルティネスが出る。

レニー・マルティネスがアシストみたいになっているぞ。

あ~、これは固定となりそう。

最後までレニー・マルティネスが引いて、タデイ・ポガチャルとヨナス・ヴィンゲゴーの争いはなし。タデイ・ポガチャルは、4分51秒遅れ。

ヨナス・ヴィンゲゴーは、タデイ・ポガチャルに握手を求める。二人の本格的戦いは第2週以降となった。

この瞬間ベン・ヒーリーのタイム差は29秒とわかった。もう少し欲しかったところだけどチームにとって、本人にとってマイヨジョーヌは願ってもないご褒美だ。
リザルト

優勝したTeam Visma | Lease a Bikeのサイモン・イェーツ
今日はフィーリングが良くなかった。 スタートはとてもハードで、先頭には強い選手がいた。 だから最後の上りのふもとでアタックすることにした。 そうすればリードして登り始めることができた。 それから全力を尽くした。
6年ぶりにツール・ド・フランスで成功を収めましたね。
本当に長かった。 このツールでも多くのチャンスをもらえるとは思っていなかったよ。
私たちはヨナス・ヴィンゲゴーと一緒にクラス分けをするためにここにいるのだが、コースがちょうどこのようになったので、私はこのチャンスを両手で掴んだ。
これからはまたヨナスのためにフルに走るつもりだ。 それはこのツールが始まる前から決まっていたことだ。 幻想は持っていない。 今日はジョナスの役割を果たすために逃げ集団にも入ったけど、差が大きすぎたから、自分のチャンスを狙わせてもらったんだ。
ジロ・デ・イタリアの後、まだ少し疲れていたんだ。 でも日に日に良くなっている。 最初のステージはタフだったけど、レースでは本当に成長している。 だから残りのツールも楽しみだよ。
2位 INEOS Grenadiersのテイメン・アレンスマン
サイモン・イェーツは、あのコーナーでとても巧みだった。あのコーナーで転びそうになったから、少し離したんだ。 あまり深く攣りたくなかったしね。
彼はとてもクレバーだったと思う。 あと少しだったし、脚力もあった。でも、コーナーで倒れるか、このどちらかだった。でも結局、ジロの勝者に負けるのも悪くない。
アレンマンは勝者イェーツに比べ、上り坂で劣っているようには見えなかった。
彼はコーナーで本当にスマートに走った。 僕にもわかるはずだったんだけど、無線がうまくつながらなかったんだ。 でもサイモンは一日中スマートに走った。
自爆したベン・オコナーとは異なり、最後の上りでイェーツとの差を一気に縮めないことを選択してましたね。
自分のペースで戻ることで、自爆しないことを望んだのだ。 乳酸閾値をフルに使って走ったんだ。
第1ステージ リザルト

総合


ポイント賞

山岳賞

新人賞




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