DT Swiss ARCエアロロードホイールは、第3世代となり新しく3種類のリム高さのホイールを発売。
そのどれもがVU型リムではなく、昔のV字型リムに戻っている。
何故、DT SwissはV字型リムに回帰したのか。それについて同社は風洞実験データを公式サイトに公開し、軽量化、さらにエアロも実現した理由について述べている。
DT Swiss ARCエアロロードホイール
3rd-Gen DT Swiss ARC Revamps Faster, Wider & Lighter 55-85mm Aero Carbon Road Wheels https://t.co/yRt5vkRT2T
— Cycling Life (@CyclingLife9) July 12, 2025
リムの形状は、ディスクブレーキがロードに採用されていなかった時代にはV-shapeと呼ばれる薄い形状だった。
それが、U-shapeとなり、最近はVU-shapeと呼ばれる形状となっている。太いタイヤに対応しリム内部幅が拡大されたものだ。
今回のDT SwissのARCエアロロードホイールのリムは、V字型リム形状に戻っている。
公式サイトの説明では、リムの内部幅を広げることは、ホイールの前面面積に直接影響を与える。V字形状はこれを補正し、鋭い先端により空気抵抗を最適化する。
さらに、タイヤに向かって細くなる湾曲したデザインにより、エアロが維持されるという。公式サイトでは横風でのテストなど広範囲な情報を提供している。
組み合わせるタイヤについては、Swiss Sideと協力して、ロードバイクタイヤトレッドのショルダーに特別に傾斜したディボットを組み込むことで、タイヤ自体が「セーリング効果」を補うことができる特許を取得しているContinental Aero 111が使われている。
特許取得済みのトレッドパターンは、渦流発生器として機能し、路面に乱流を発生させることで、空気をフロントホイールのリム形状に密着させる。
フロントはDT/SwissSide/Continental Aero 111 29mmタイヤ、リアは、Conti GP5000 STR 30mmが装備される。
DT Swiss ARCエアロロードホイール Spec
#DTSwiss ha renovado su gama de #ruedas de carretera aerodinámicas #ARC, formada por varios modelos con diferente altura de llanta y niveles de preciohttps://t.co/dml5B24LyI
— TopBici (@TopBici) July 11, 2025
- リム高さ : 55mm、65mm、85mm
- リム内部幅 : 22mmフック付きチューブレスリム
- リム外部幅 : 外幅55x28mm、65x29mm、85x32mm
- チューブレスタイヤのシーリングを向上させる新しい段付きリムベッドとタイヤシート
- 29mm幅のContinental Aero 111ディンプルフロントタイヤに最適化された空力特性
- 2つの仕様レベル : 180ハブ、エアロライトスポーク、SINCセラミックベアリング搭載の1100 、または240ハブ、エアロコンプスポーク、ステンレススチールベアリング搭載の1400
- ストレートプルTヘッドスポークを備えたエアロダイナミックDicut合金ハブ
- フロント20本スポーク&リア24本スポーク
- センターロックディスクブレーキのみと12mmスルーアクスル
- ストレートプルTヘッドスポークを備えたエアロダイナミックDicut合金ハブ
- フロント20本スポーク&リア24本スポーク
- センターロックディスクブレーキのみと12mmスルーアクスル
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