現代最強のオールラウンダー、タデイ・ポガチャル。 グランツールでの圧倒的な強さと、クラシックレースでの爆発力。
そのスタイルから、メディアやファンは常に彼を「次のエディ・メルクス」と呼びたがり比較される。
しかし、インタビューにおいて、ポガチャル自身はこの比較を完全なるナンセンス(It’s complete nonsense)と切り捨てている。
比較はナンセンスだ
World champion says he doesn’t think ‘too much’ about records https://t.co/toqeXYtZeC
— Cycling Weekly (@cyclingweekly) January 29, 2026
これまでも何度もレジェンドの比較論争はあった。
タデイ・ポガチャルも、これまでエディ・メルクスとの比較では恐れ多いと言っていた。二人が実際に対談もしているし。
今回はその論争に終止符となるのかな。
あなたの圧倒的な走りを見て、多くのメディアやファンが「エディ・メルクスの再来だ」「次の人喰いだ」と呼びたがります。あなた自身は、このレジェンドとの比較をどう感じていますか?
正直に言うと、それは完全なるナンセンスだと思っているよ。 エディ・メルクスは自転車競技の歴史において、最も偉大な選手であり続けるだろう。
彼が成し遂げたことはアンタッチャブルな領域にある。でも、彼と僕を比較するなんて、不可能なことなんだ。
なぜ「不可能」なのでしょうか? あなたも彼と同じように、グランツールからクラシックまで勝ちまくっていますが。
時代が違いすぎるからさ。 彼の時代と今とでは、機材も、栄養管理の方法も、レースの戦術も、すべてが根本的に異なっている。
今のプロトンは高度に専門化されていて、競争のレベルも当時とは違う。そんな中で、単純に勝利数やスタイルを並べて比較することに何の意味があるの?
だから僕は、そういう声には耳を貸さないようにしているんだ。
とはいえ、あなたはメルクスも達成した「ツール・ド・フランス5勝」という歴史的な記録を視野に入れています。
そうだね。5度目のマイヨ・ジョーヌを獲得することは、僕の明確なターゲットだ。 アンクティル、メルクス、イノー、インドゥラインという偉大なレジェンドたちのクラブに加わることができれば、それは歴史的な快挙になるだろうからね。
自身のレガシーについてに対し、エディ・メルクスではなくなんといって語られたいですか?
結果だけが全てではない。ただ「この男はあれもこれも勝ち、全てを手にした」と言われるだけでは物足りない」と彼は語った。
若い世代に「全ては可能だ」と示したい。それを成し遂げるには、ゲームのように楽しむ姿勢も必要だ。自転車競技だけが全てではない。人生そのものを楽しむことも大切だ。
最後はいかにもタデイ・ポガチャルらしい受け答え。自分が好きだからレースしているし、アタックしたいからしている。エディ・メルクスと比較されるためにしているのではないということだ。





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