エガン・ベルナルは、背中の問題を払拭し、グランツールで優勝できることをジロで証明した。
次の問題は、彼がタデイ・ポガチャルとプリモッシュ・ログリッチの競争相手になれるかどうかだ。
ジャーナリストの、ティース・ゾネヴェルド(Thijs Zonneveld)が、ボットキャストでかなり厳しいコメントをしているので聞いてみよう。
ベルナルは、ログリッチとポガチャルを避けている
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エガン・ベルナルは、ジロ・デ・イタリアの優勝候補として出場し、総合優勝を遂げた。彼のライバルは、ダミアノーノ・カルーゾ、サイモン・イエーツであり、ポガチャル、ログリッチではなかった。
ティース・ゾネヴェルドによると、それは偶然ではないと言う。
ベルナルは明らかに、ツール・ド・フランスで2度目の優勝を目指す代わりに、プリモシュ・ログリックとタデイ・ポガチャルを避けてジロで勝つことを選んだ。
それは正しい選択であることが判明した。私の意見では、3位か4位でフィニッシュするよりもジロに勝つことの方が価値がある。
彼は、ポガチャルやログリッチに遅れをとっていて、いつも彼らに虐殺されていることに気づいた。
ティース・ゾネヴェルドは、ベルナルが二人とのギャップをすぐに埋める可能性は低いと考えている。プロトンの全てのライダーは同じことを言っており、過去2年間でレベルが急上昇している。
これは主に、新しい世代がトップに躍り出ているためだ。ベルナルは、その直前の世代ということになる。
エガン・ベルナルは、かなり型破りな方法でツールを獲得した。彼は攻撃し、短縮されたコースでトップにたった。ゲラント・トーマスが優勝出来ていた可能性もある。
ベルナルが勝つ方法は
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ベルナルの背中の問題は、常に疑問を生む。特にタイムトライヤルが問題となる。今回のジロでもタイムトライヤルの練習は背中の痛みのためにわずかしてしていない。
逆に、ログリッチやポガチャルには、タイムトライヤルで弱点がない。それどころか、TTで逆転するだけの力を持っている。
ベルナルは2人をどこでノックするべきか? おそらくベルナルは3週間のラウンドで2,000メートル以上でより速く登れるだろうが、タイムトライアルで非常に多くの時間を失うので、ベルナルが他の2人を打ち負かすのを見ることはできない。
その後、彼は本当に何か新しいものを見つけるか、何か違うものを利用する必要がある。
ジロのラインナップは素晴らしいものではなかった。表彰台のすぐ外にいるライダー、例えばアレクサンドル・ウラソフ。しがみつくのを見ただけだ。
そして、トップ10以外のライダーでみると、Jumbo-Vismaのクーン・ボウマンは、勝者から30分以上離れた12位だ。それは、レベルについて何かを物語っていると思う。
かなり、厳しい見方をしている。ジロの戦いは、見ている側にはとても面白いものだったが、これがツールだとどうだったか?
確かに、背中に問題を抱えるベルナルには厳しいものがあっただろう。ジロの最終ステージでベルナルは、トップのガンナから1分53秒遅れている。
プリモッシュ・ログリッチやポガチャルは、ガンナと10秒程度しか違わないだろう。ベルナルが山岳でリードしても、タイムトライヤルが改善されない限り、彼ら二人と互角に渡り合うのは難しいかもしれない。
2分のリードでも十分ではないのだ。
ツール・ド・フランスの優勝者のレベルは年々上がっている。苦手種目があれば克服しない限りトップに立つのは至難の業となるだろう。
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