クリテリウム・デュ・ドーフィネ第2ステージは、第1ステージに続いて逃げきり勝利という面白い展開。
ドーフィネは、山岳が多くてスプリンター向きでないので、必死で追うチームも少ない。だから、逃げ切りもしやすい。
Team Jumbo-Vismaは、このステージではイネオスのトレインに無賃乗車。ツールで総合を狙うプリモッシュ・ログリッチがいないため、レースをコントールする必要もない。
ステファン・クライスヴァイクと共に、エースの役割を担うセップ・クスはひそかに総合を狙っているようだ。
Team Jumbo-Vismのメンバー
🇫🇷 #Dauphiné
Bonjour à tous!🙋🏻 Notre équipe pour @dauphine ⤵️ pic.twitter.com/FqU5wseqkq
— Team Jumbo-Visma cycling (@JumboVismaRoad) May 29, 2021
今回のTeam Jumbo-Vismのメンバーは
- 41.ステファン・クライスヴァイク
- 42.ロベルト・ヘーシンク
- 43.レナード・ホフステッド
- 44.セップ・クス
- 45.トニー・マルティン
- 46.ティモ・ローセン
- 47.ヨナス・ヴィンゲゴー
ケガをしていたトニー・マルティンも帰ってきている。肘を骨折となっていたけど、もう大丈夫のようだ。昨日も集団の前で姿が見えていたし。
メンバーのうち、ツールにも出場するのは、ステファン・クライスヴァイク、ロベルト・ヘーシンク、セップ・クス、トニー・マルティン、ヨナス・ヴィンゲゴーの5人。
入れ替わのは、プリモッシュ・ログリッチとワウト・ファンアールト、マイク・テウニッセンだ。
トム・デュムランがいないのは残念。ヨナス・ヴィンゲゴーは、ケガからの復帰ということで、トップコンデションではないのが気にかかる。
セップ・クスの野望
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今シーズン、UAEツアーでエース待遇、ボルタ・ア・カタルーニャ、ツール・ド・ロマンディではセカンドエースとしてレースに出場。
総合では10位台に留まっている。元々、エンジンがかかるのが遅いタイプなので、これから上向いてくるだろう。
クリテリウム・デュ・ドーフィネ第2ステージでのインタビューのコメントを聞いてみると。
Team Jumbo-Vismaの戦略は?
かなりオープンです。真のリーダーはいません。かなり自由な戦略がある。
クライスヴァイクと私は気分がいい。ここにいるチーム全体が多かれ少なかれ高地トレーニングをしていて、みんな本当に上手く乗っている。レースがどうなるか見てみようと思う。
プリモッシュ・ログリッチがいないことでプレッシャーはどうですか?
チームとして、本当に物事をコントロールする必要がない。
たとえば、昨日のようなスプリントで良い結果を出せる選手がここにはいない。誰も私たちのことをそれほど見ていないかもしれないので、他のレースよりも少しリラックスしているね。
第4ステージにはTTもあります。
かなりタフなタイムトライアルのようだ。フラットではないことは確かだ。ペースを上げなければならないものであり、かなりの上り坂がある。
私にとっては、実際には問題ないタイムトライアルであり、長すぎない。損失を制限できると思う。必ずベストを尽くす。
これからの走りは?
今日は簡単な地形ではなかったが、気分が良かったので、これからのより大きなテストに向けて自信を持っている。
セップ・クスは、昨年の クリテリウム・デュ・ドーフィネ最終ステージで優勝している。この時には総合優勝したダニエル・マルティネスを27秒も引き離している。
第4ステージのTTでタイム損失を抑えれば、得意の山岳で上位に入れるのは間違いない。将来のグランドツールでのエースとして出場するためにもステップアップする時だ。
誰も、アシストする必要のないレースでどのような走りをするのか注目しておきたい。
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