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クリテリウム・デュ・ドーフィネ第3ステージ 登りスプリントを制したライダーは誰?

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Photo credit: Pascal Siegfried on VisualHunt
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2日連続で逃げ切り勝利となり、日替わりで総合リーダーは変わる展開。

だが、今日のゴールは登りスプリントとなるので、総合リーダーのルーカス・ペストルベルガーを守って、BORA – hansgroheがレースをコントロールするはず。

集団ゴールとなれば、ジャージキープだ。

まずは、逃げのメンバーを捕まえないといけない。その後は、今度こそ勝利の欲しいソンニ・コルブレッリのために、Bahrain – Victoriousが昨日に続いて引く展開になるだろう。

ソンニ・コルブレッリは2日連続の2位で、スプリントの機会が奪われてかなり気合を入れている。

 

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第3ステージ ランジャック~サン・タオン・ル・ヴュー  172.5km

第3ステージ photo criterium-du-dauphine.f

 

スタートから、標高 1,086 メートルのフィックス・サン・ジュネースの村に向かう登りから始まる。

その後の、山岳ポイントは2か所。

  1. 4級山岳 コート・ダレーグ 3.3km・4.8%
  2. 3級山岳 コル・デ・リミテ 3.7km・5.5%

3級山岳を越えて下ってから、平地が70kmもあるので今度こそスプリンターが決着をつけるはず。

ただ、最後のゴールは2.3kmで3.5%登っている。更にラスト700mは5.7%なので登れるスプリンターでないと勝てないのではないかな。

意外にパンチャーが勝利しそうだ。

 

逃げは2人

Tiz-cyclingストリーミング スクリーンショットより 以下同様

 

第3ステージスタートでの4賞は

  • 総合リーダー ルーカス・ペストルベルガー (BORA – hansgrohe)
  • ポイント賞  ソンニ・コルブレッリ(Bahrain – Victorious)
  • 山岳賞  マシュー・ホームズ (Lotto Soudal)
  • 新人賞 イラン・ファンワイルダー(Team DSM)

 

リーダーのルーカス・ペストルベルガーは、第2ステージのコースを見て逃げ切れると思って最初から狙っていたようだ。

狙っても中々取れるものではないけど、スプリンターチームが少ないことも頭にいれていたと。

2017ジロ・デ・イタリア第1ステージで、カレブ・ユアンを下してステージ優勝して以来の勝利となっている。この時には、最後に抜け出してタイム差なしでゴールしている。

 

逃げているのは二人だけ。集団も二人ならばすんなりといかしてくれた。

  1. オメル・ゴールドスタイン (Israel Start-Up Nation)
  2. ロイック・ヴリーヘン (Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux)

 

 

トレックの元世界チャンピオン、マッズ・ピーダスンが残り150kmで落車。20km走ったのだけど、リタイヤしている。問題はツール・ド・フランスがどうなるかだ。

走れているので大丈夫だとは思うけど、骨折とかあると問題は別だ。

 

放送開始では、すでに最後の4級山岳を越えており、残り72kmから。タイム差は、1分46秒となっている。

 

BORA – hansgroheが前方に位置してコントール。

 

逃げているオメル・ゴールドスタインは、2020年のイスラエルチャンピオンだ。

 

クリス・フルームも集団先頭付近にいる。あくまでオメル・ゴールドスタインが前で逃げているので先頭に立つことはない。今日は切れることはないのでは。ただ、最後が登っているからどうだろう。

 

山岳賞となったマシュー・ホームズ (Lotto Soudal)が、丘で先頭に。足が余っているのか?

 

残り28.8kmで後方に集団が見えてきた。

 

ここで、ロイック・ヴリーヘン (Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux)がアタック!

最後の悪あがきを始める。まあ、そうこなくっちゃ。

 

12秒まで迫られていたが、再び20秒までタイム差を開く。ただ、一人なので長くは逃げられないかな。距離表示がでたが、200mくらいしか離れていない。

 

残り23.5kmで詰め寄られるが、更に後ろを見て逃げる。

 

あ~、21.7kmで吸収された。あとはスプリントに向かって集団で進むのみだ。

 

集団後方で落車。コフィディスのエース、ギヨーム・マルタンが落車してしまった。

  • ギヨーム・マルタン (Cofidis, Solutions Crédits)
  • ワレン・バルギル (Team Arkéa Samsic)
  • シモン・ゲシュケ (Cofidis, Solutions Crédits)
  • BAKELANTS Jan (Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux)

 

コフィディスは、集団復帰を試みる。たが、アルケア・サムシックのエース、ワレン・バルギルはいない。これは遅れてしまったようだ。

 

集団はイネオスが引いているが、後ろは集団後方はバラバラになっている。

 

ラスト2kmでクイックステップのヨセフ・チェルニーが先頭に。ファビオ・ヤコブセンは、トレックのジャスパー・ストゥイヴェンのハンドルを握っている。

 

ラスト1.3kmではBahrain Victoriousが先頭。ソンニ・コルブレッリは5番手だ。

 

ラスト1kmでクイックステップが先頭。2番手にカスパー・アスグリーンがついている。

 

ラスト700mではイネオスのミハウ・クフィアトコフスキが先頭で引きまくる。

 

ミハウ・クフィアトコフスキの引きは長い。後ろには、ソンニ・コルブレッリがしっかりとついている。

 

ミハウ・クフィアトコフスキの引きが終わって、横一線から飛び出したのはアスタナのアレクサンデル・アランブルだ。

イツリア・バスクカントリー第2ステージで逃げ切ったライダーだ。

 

だが、最後はソンニ・コルブレッリが渾身のスプリントでアレクサンデル・アランブルを突き放した~。

ソンニ・コルブレッリは2回連続で2位。だが、今回は逃げ切りもなくスプリントとなり、見事勝利となった。さすが登れるスプリンターだ。

びっくりしたのは、3位にブランドン・マクナリティが入ったこと。第1ステージで96位とちぎれていたのに、調子が悪い訳ではないようだ。

 

こちらはハイライト動画

 

リザルト

第3ステージ リザルト

Rnk Rider Team UCI Pnt Time
1  COLBRELLI Sonny Bahrain – Victorious 60 50 3:56:36
2  ARANBURU Alex Astana – Premier Tech 25 30 ,,
3  MCNULTY Brandon UAE-Team Emirates 10 18 ,,
4  STUYVEN Jasper Trek – Segafredo   13 ,,
5  KELDERMAN Wilco BORA – hansgrohe   10 ,,
6  VENTURINI Clément AG2R Citroën Team   7 ,,
7  BARBERO Carlos Team Qhubeka ASSOS   4 ,,
8  RUSSO Clément Team Arkéa Samsic   3 ,,
9  WELLENS Tim Lotto Soudal   2 ,,
10  ASGREEN Kasper Deceuninck – Quick Step   1 ,,

中根秀登と95位の1分49秒遅れでゴール。フルームは16秒遅れの59位。

総合

Rnk Prev ▼▲ Rider Team UCI Time
1 1  PÖSTLBERGER Lukas BORA – hansgrohe 10 12:35:08
2 2  COLBRELLI Sonny Bahrain – Victorious   0:02
3 5 ▲2  ARANBURU Alex Astana – Premier Tech   0:18
4 3 ▼1  VALVERDE Alejandro Movistar Team   0:20
5 4 ▼1  ASGREEN Kasper Deceuninck – Quick Step   0:23
6 12 ▲6  PACHER Quentin B&B Hotels p/b KTM   0:24
7 6 ▼1  KONRAD Patrick BORA – hansgrohe   ,,
8 9 ▲1  THOMAS Geraint INEOS Grenadiers   ,,
9 10 ▲1  VAN WILDER Ilan Team DSM   ,,
10 13 ▲3  KRUIJSWIJK Steven Team Jumbo-Visma   ,,

ソンニ・コルブレッリがボーナスタイム10秒を獲得して2秒差の2位に躍進。

ポイント賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1  COLBRELLI Sonny Bahrain – Victorious 69
2 8 ▲6  ARANBURU Alex Astana – Premier Tech 38
3 4 ▲1  ASGREEN Kasper Deceuninck – Quick Step 38
4 7 ▲3  STUYVEN Jasper Trek – Segafredo 36
5 2 ▼3  PÖSTLBERGER Lukas BORA – hansgrohe 35
6 6  VENTURINI Clément AG2R Citroën Team 34
7 3 ▼4  VAN MOER Brent Lotto Soudal 29
8 5 ▼3  VALVERDE Alejandro Movistar Team 26
9    MCNULTY Brandon UAE-Team Emirates 20
10    KELDERMAN Wilco BORA – hansgrohe 16

山岳賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1  HOLMES Matthew Lotto Soudal 13
2 2  PÖSTLBERGER Lukas BORA – hansgrohe 12
3 3  VAN MOER Brent Lotto Soudal 10
4 4  DELAPLACE Anthony Team Arkéa Samsic 9
5 5  ARCHBOLD Shane Deceuninck – Quick Step 4
6    GOLDSTEIN Omer Israel Start-Up Nation 3
7 6 ▼1  O’CONNOR Ben AG2R Citroën Team 3
8 7 ▼1  RODRIGUEZ Carlos INEOS Grenadiers 2
9 8 ▼1  GAUTIER Cyril B&B Hotels p/b KTM 2
10 9 ▼1  KONRAD Patrick BORA – hansgrohe 1

ヤングライダー賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Time
1 1  VAN WILDER Ilan Team DSM 12:35:32
2 5 ▲3  GAUDU David Groupama – FDJ ,,
3 2 ▼1  PARET-PEINTRE Aurélien AG2R Citroën Team ,,
4 3 ▼1  SKJELMOSE JENSEN Mattias Trek – Segafredo ,,
5 4 ▼1  CRAS Steff Lotto Soudal ,,
6 6  MADOUAS Valentin Groupama – FDJ ,,
7 7  GALL Felix Team DSM ,,
8 8  HÄNNINEN Jaakko AG2R Citroën Team ,,
9 10 ▲1  MONIQUET Sylvain Lotto Soudal 0:32
10 9 ▼1  VERMAERKE Kevin Team DSM 0:36

ヤングライダー賞もイラン・ファンワイルダー(Team DSM)で変わらず。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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