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イツリア・バスクカントリー第2ステージ 丘陵ステージを逃げ切ったライダーは誰か?

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Photo credit: Iñaki Arrieta Baro on VisualHunt
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第1ステージの個人タイムトライヤルでトップに立ったプリモッシュ・ログリッチ。

最大のライバルとなりそうな、タデイ・ポガチャルとアダム・イェーツに対して28秒ものリードを築いている。

総合勢は、アタックをかけても連れもどされるだろう。パンチャーの戦いとなるか?

 

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第2ステージ サリャ〜セスタオ 154.8㎞

第2ステージ photo itzulia.eus

 

第2ステージは、スペインのレースらしく丘陵ステージ。3級山岳2つに、ゴール手前に2級山岳が現れる。

2級山岳ラアストゥリアーナ峠は、登坂距離7.6㎞で平均勾配6.2%。ここで総合勢は動きがあるかもしれないが、どちらかというと遅れないようにする動きとなるだろう。

逃げ切りを果たせるライダーはいるかな?

 

7人の逃げ

photo Tiz-cyclingストリーミング 以下同様

 

残り70.4kmで逃げているのは7人。Team DSMが二人逃げに乗っている。20歳の若者ケヴィン・ヴェルマーケ(Kevin Vermaerke)とマーティン・トゥスフェルトの二人。

AG2R la Mondialeからは、ベテランライダー、ベン・ガスタウアーが乗っている。あとはスペインのプロチームのメンバーだ。逃げ切れそうにはないかも。まあ、だから逃げを許されているのだけど。

 

  1. マーティン・トゥスフェルト(Team DSM)
  2. ケヴィン・ヴェルマーケ(Team DSM)
  3. ベン・ガスタウアー(AG2R Citroën Team)
  4. クイントン・ヘルマンス(Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux)
  5. Jon Irisarri(Caja Rural – Seguros RGA)
  6. Óscar Cabedo(Burgos-BH)
  7. Mikel Iturria(Euskaltel – Euskadi)

 

プリモッシュ・ログリッチはリーダージャージを着て前方に位置している。残り57kmで2分45秒のタイム差。

モビスターとユンボ・ヴィズマが集団を引いている。

 

先頭は、2つ目の3級山岳BEZIに登っている。3.8kmで6.0%の登坂だ。こうやって走っている時に表示が出てくれるのはわかりやすくて嬉しい。

 

集団は、最後の2級山岳までに逃げを捕まえて、やや長い登りで総合勢が動き出す準備をするだろう。

 

先頭集団は3級山岳を通過。アーチはないけど、ボールの部分が山岳ポイントのようだ。残り51.6kmでタイム差は1分47秒に縮まっている。次の2級山岳の途中で捕まりそうだ。

Team DSMが逃げ出すかな。

 

ウィルコ・ケルデルマンが落車だ。フロントホイールを自分で叩いている。バイク交換しないと走れないのじゃあないかな。

ウィルコ・ケルデルマンは現在総合11位。ここで遅れてはいけないので追いつくだろう。落車したライダーは3人。

  • ウィルコ・ケルデルマン(BORA – hansgrohe)
  • ジェームス・ノックス (Deceuninck – Quick Step)
  • BENEDETTI Cesare (BORA – hansgrohe)

 

新城幸也は、チームの先頭で引いている。第1ステージのTTは108位でゴール。

 

さあ、最後の2級山岳の戦いだ。7.4kmで平均勾配6.9%の登りでは間違いなく集団は崩壊するだろう。

 

先頭集団は崩壊していて、一人ずつ捕まっていく。

 

集団からBORAのライダーがアタック!

 

タデイ・ポガチャルがアタックをかけた後ろでリチャル・カラパスが落車してしまう。

 

タデイ・ポガチャルのアタックにダディ・ゴデュ(Groupama – FDJ)が追走する。

 

二人は最後まで逃げていたライダーを追い抜いていく。

 

タデイ・ポガチャルとダディ・ゴデュは後続を一気に突き放す。これは良いコンビだ。

 

ダメだ~。後ろから集団が一気に追いついてきた。頂上まであと3kmで二人は捕まってしまう。

 

かなりの大人数になってしまう。ここからは勾配が緩くなるので、差はつかないだろう。

 

タデイ・ポガチャルが集団を引いていたが、マキシミリアン・シャフマンが引き継いでアタックだ。先頭集団を作りそうだ。

後ろから、総合2位のブランドン・マクナリティが追いついてくる。

 

プリモッシュ・ログリッチ自らも先頭集団を引いて、後続を突き放しにかかる。

 

タデイ・ポガチャルのアタックは、チームメイトのブランドン・マクナリティのためだった。

先頭は4人となる。ただ、タイム差は12秒なので下りで追いつかれるのではないかな。

  1. マキシミリアン・シャフマン(BORA – hansgrohe)
  2. プリモッシュ・ログリッチ(Team Jumbo-Visma)
  3. ブランドン・マクナリティ(UAE-Team Emirates)
  4. セルジオ・イギータ(EF Education – Nippo)

 

ラスト13.1kmで4人だが、後続はわずか4秒後ろだ。リチャル・カラパスは落車して1分10秒遅れている。

アダム・イェーツは第2集団にいる。

 

4人は、残り10.8kmで捕まってしまう。ここからアレクサンデル・アランブル (Astana – Premier Tech)がアタック!

上は2回目のアレクサンデル・アランブルのアタックの瞬間だ。

 

 

 

これはいい感じで逃げだした。後ろは完全にお見合いになって誰も追わない。

 

アレクサンデル・アランブルは、ラスト5.9kmで26秒のタイム差を稼いだ。これはいけるかも。

 

これは逃げ切ったぞ~。ラスト3.1kmでタイム差は40秒ある。アレクサンデル・アランブルは、第1ステージ9位で30秒遅れなのでバーチャルリーダーだ。

 

集団はかなりの人数がおり、しっかりとアダム・イェーツも入っている。

 

 

アレクサンデル・アランブルは逃げ切り成功だ~。

2020年からアスタナに所属している25歳。2019ブエルタでは2位を2回記録。2020ブエルタでも3回トップ10フニッシュをしている。

ミラノ~サンレモは2年連続の7位。オンループ・ヘットニュースブラッドでも6位とクラシックにも強いパンチャー系の足を持っているライダーだ。

今シーズンのアスタナに初勝利をもたらした。2位にも、15秒遅れでAstana – Premier Techのオマール・フライレが入っておりワンツーフニッシュを見事に決めた。

アレクサンデル・アランブルは総合でも2位に躍進だ。

 

こちらはラスト1km

 

リザルト

第2ステージリザルト

Rnk Rider Team UCI Pnt Time
1  ARANBURU Alex Astana – Premier Tech 50 50 3:45:32
2  FRAILE Omar Astana – Premier Tech 20 30 0:15
3  POGAČAR Tadej UAE-Team Emirates 8 18 ,,
4  GAUDU David Groupama – FDJ   13 ,,
5  WOODS Michael Israel Start-Up Nation   10 ,,
6  ROGLIČ Primož Team Jumbo-Visma   7 ,,
7  SCHACHMANN Maximilian BORA – hansgrohe   4 ,,
8  LANDA Mikel Bahrain – Victorious   3 ,,
9  HIGUITA Sergio EF Education – Nippo   2 ,,
10  VALVERDE Alejandro Movistar Team   1 ,,

総合

Rnk Prev ▼▲ Rider Team UCI Time
1 1  ROGLIČ Primož Team Jumbo-Visma 8 4:03:04
2 9 ▲7  ARANBURU Alex Astana – Premier Tech   0:05
3 2 ▼1  MCNULTY Brandon UAE-Team Emirates   0:06
4 5 ▲1  POGAČAR Tadej UAE-Team Emirates   0:24
5 6 ▲1  YATES Adam INEOS Grenadiers   0:28
6 10 ▲4  SCHACHMANN Maximilian BORA – hansgrohe   0:31
7 3 ▼4  VINGEGAARD Jonas Team Jumbo-Visma   0:32
8 16 ▲8  FRAILE Omar Astana – Premier Tech   0:34
9 11 ▲2  KELDERMAN Wilco BORA – hansgrohe   0:40
10 13 ▲3  BILBAO Pello Bahrain – Victorious   0:42

タデイ・ポガチャルとアダム・イェーツが、それぞれ順位を上げている。マキシミリアン・シャフマンも一気に6位にまで上がってきた。

ポイント賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1  ROGLIČ Primož Team Jumbo-Visma 25
2 2  MCNULTY Brandon UAE-Team Emirates 20
3 3  VINGEGAARD Jonas Team Jumbo-Visma 16
4   ▼4  ITURRIA Mikel Euskaltel – Euskadi 16
5 4 ▼1  FOSS Tobias Team Jumbo-Visma 14
6   ▼6  GASTAUER Ben AG2R Citroën Team 14
7 5 ▼2  POGAČAR Tadej UAE-Team Emirates 12
8 6 ▼2  YATES Adam INEOS Grenadiers 10
9 7 ▼2  BEVIN Patrick Israel Start-Up Nation 9
10 8 ▼2  SCHELLING Ide BORA – hansgrohe 8

山岳賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1   ▼1  HERMANS Quinten Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 6
2   ▼2  IRISARRI Jon Caja Rural – Seguros RGA 4
3 1 ▼2  POGAČAR Tadej UAE-Team Emirates 3
4 2 ▼2  YATES Adam INEOS Grenadiers 2
5 3 ▼2  MCNULTY Brandon UAE-Team Emirates 1
6   ▼6  VERMAERKE Kevin Team DSM 1
7   ▼7  CABEDO Óscar Burgos-BH 1

ヤングライダー賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Time
1 1  MCNULTY Brandon UAE-Team Emirates 4:03:10
2 4 ▲2  POGAČAR Tadej UAE-Team Emirates 0:18
3 2 ▼1  VINGEGAARD Jonas Team Jumbo-Visma 0:26
4 7 ▲3  VANSEVENANT Mauri Deceuninck – Quick Step 0:41
5 11 ▲6  HIGUITA Sergio EF Education – Nippo 0:47
6 10 ▲4  VAN WILDER Ilan Team DSM 0:49
7 15 ▲8  GAUDU David Groupama – FDJ 1:09
8 6 ▼2  HIRSCHI Marc UAE-Team Emirates 1:10
9 22 ▲13  PARET-PEINTRE Aurélien AG2R Citroën Team 1:18
10 8 ▼2  HONORÉ Mikkel Frølich Deceuninck – Quick Step 1:19

※ハイライト動画はのちほど追加予定

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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