ジョージ・ヒンカビーはランス・アームストロングの7連覇を支えたライダー。二人は今でも仲良しでイベントライドなどもしている。
ジョージ・ヒンカビーが率いるコンチネンタルチーム、Hincapie LEOMO p/b BMCは、8年の歴史に幕を下ろすことになった。
これはアメリカでのプロレースが全く開かれなかったことが大きく影響している。レースがないのではスポンサーも集めようがない。チームのライダーは1年契約なので、来年度の活動は不透明。
コロナによりアメリカでのイベント開催の可能性は来シーズンもわからない。
Hincapie LEOMO p/b BMC
チームは2012年にBMC RacingWorldTourチームの開発チームとしてスタート。ジョージ・ヒンカピーと、ヒンカピー・スポーツウェアの衣料品会社を経営する兄のリッチ・ヒンカビーが運営している。
チームからワールドツアーに昇格した選手も多い。
- トムス・スクインシュ(Trek – Segafredo)
- ジョセフ・ロスコフ(CCC Team)
- トラヴィス・マッケイブ(Israel Start-Up Nation)
- ディオン・スミス(Mitchelton-Scott)
- ファビアン・リーンハルト(Groupama – FDJ)
リッチ・ヒンカピー氏によると、ヒンカピー・スポーツウェアの会社はライダーを引き続きサポートするとなっている。
だが、コロナが収まらないとアメリカでのレース参加は出来ないだろう。
チーム公式サイトを見ると、日本選手の名前も3人ある。
工田裕介、小山知也、石原由紀の3選手。現在は、日本に帰っているようだけど。
アメリカのチームの現状
アメリカのチームと言えば、アクセル・メルクス率いるHagens Berman Axeonもある。こちらも来シーズンはメンバーを縮小する可能性がある。
アメリカのプロチームには、Rally Cycling。一型糖尿病のチームTeam Novo Nordiskもあり、こちらは来シーズンも活動を続ける。
アメリカのライダーの受け皿であるヒンカビーのチームがなくなるのはアメリカの若手ライダーにとってプロになる道が狭くなることを意味する。
ヒンカビーは4年後を目途に再開したいと考えているようだが、長い月日だ。早く収束してくれることを期待したいが、どうなんでしょうねえ~。
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