自転車のフレーム素材は鉄からアルミ、そしてカーボンへと移っていった。
アルミフレームは安価な選択肢と見なされているがメリットも沢山ある。
- カーボンよりも安価
- カーボンよりも弾力性
- 鋼よりも軽量
生産コスト、弾力性、重量のバランスがとれているので、アルミニウムは量的にも売れているフレーム材料となっている。
アルミロードのトップバイクを見てみよう。
Trek Emonda ALR 5 Disc
Trek Emonda ALR 5ディスクは、ディスクブレーキ対応でフレーム重量は56cmで1,131g。
このモデルにはShimano 105グループセットが付属しており、油圧ディスクブレーキとBontrager独自のAffinity Tubeless Ready Discホイールが装着してある。
重量は7.8kg。価格は21万9千円。リムバージョンは、改定されて179,000円から143.200円と随分と安くなっている。
Cannondale CAAD13 Ultegra
Cannondale CAAD13といえばアルミロードの傑作品といわれるバイク。
アルテグラ搭載のモデルで24万円。コンポの選択はSRAM Force eTap AXSにも変更できる。価格を抑えるにはコンポを変更すると更に安価に購入出来る。
リムおよびディスクブレーキモデルが提供され、4年前に登場したCADD12から進歩を続け空気抵抗は極限まで追求されている。
シートステーとシートチューブは低い位置で接合され、太めのタイヤを装着できる十分なスペースが確保されたことにより、他社のアルミフレームでは真似のできない剛性と快適性のベストバランスを実現。
Canyon Endurace AL 7.0ディスク
AL名が示すように、これはCANYONのEnduraceバイクの最高スペックのアルミニウムバージョン。
6000アルミニウムで作られたフレームは軽量で、バイク全体の重量は8.2kg。
価格は16万9000円ながら、シマノアルテグラとシマノ油圧ブレーキを搭載。高性能と手頃な価格の両立という難題を解決したバイクとなっている。
ダイレクト販売の形態をとっているからこそ出来る価格とも言える。
Specialized Allez Sprint Comp Disc
Specialized Allez Sprint Comp Discは、スペシャライズドによると、以前のモデルよりも軽く仕上がっているという。
このアルミフレームで今年も BORA-hansgroheのライダーが走っていることからも、レースでも使用出来るバイクフレームであることは証明されている。
Boardman SLR 8.9 alloy
Boardman SLR 8.9 alloyは、軽量のカーボンフォークとステアラーを備えた6061アルミフレーム。
このフレームの良い点は、シートステイとヘッドチューブの接合部の滑らかな溶接。これにより、エントリーレベルのバイクをミッドレベルのマシンのように見せることができている。
フレームのクリーンアップに役立つ部分的な内部ケーブル配線も備えており価格は£1,100.00(約14万3千円)。
アルミフレームの乗り心地
アルミニウムのメリットは、価格に対する性能。最高のアルミニウムバイクは、パフォーマンス、剛性の点で、スチール、チタン、低炭素モデルよりもはるかに優れているため、レースをしても問題はない。
Specialized Allez Sprint Comp Discのように2年連続してシュアルベ・クラシックレースでBORA-hansgroheのライダーが使用しても何の問題もないことを見ても良くわかる。
自転車のフレームに使用される最も一般的な2つのタイプのアルミニウムは、6061と7005となる。違いを決めるのはアルミニウムの含有量となる。
簡単に書くと6000番台は安価なフレームに使用され、7000番台は高価なフレームに使用されるが、7000番台で耐久性を出そうとするのが難しいのと価格が高くなり重量も増してしまうので各ブランド共、ここに工夫を凝らしている。
価格自体については、スチール、チタン、カーボンと比較して、アルミニウムははるかに安価で入手しやすく、大量生産が容易だ。つまり、コスト削減は顧客にメリットとなり、これからも選択肢の一つとして存在していくはずだ。
私もフカヤ産業のアルミフレームに乗っていたことがありますが、別段スチールに比べて、硬すぎると感じたこともなく良いと感じてました。鈍感だから?
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